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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●検証&実験班●
【売店:自販機コーナー】
猫島や新江が防衛の任に当たっていたのとは、また別の自販機コーナーで。
後木 真央
は周辺のゴミ箱から、ありったけの空き缶や、空のペットボトルを拾い集めている所だった。汗だくになりながら、時折り周辺の火事を見回しては、ぶつぶつ言っている。
「だぁぁ、焼けるのだやってられないのだ〜。
火元をぶっ叩くにはクローネ一番なのだ!
クローネ倒せばきっとこの火も……」
初手の焼夷弾は、わたわたと四足走行で走って避難した真央だったけど、いきなりなご挨拶に真央はもう、ぷんすか怒っている。
「孔雀がやっつけられてもクローネ退散すると思うけど、
やられっ放しは悔しいのだ一矢報いるのだっ」
空き缶は握ってから足で潰してボール状に丸め、これを金属弾代わりにクローネにぶつけるつもりだ。ついでに、有り金で水入りペットボトルも買ってみたけど、→ボッ!
「ギャーーーなのだ!?」
蓋を開けた途端に、ライターよろしく飲み口からペットボトルが発火してしまい、これは泣く泣く諦めた。もしかして、ジュースなら燃えないかと一瞬思ったが、あいにく持ち金がそんなに無い。
ともかく缶の弾の方は、袋状にしたジャージの上着に掻き集めて、サンタのようにまとめて背負った。
「これで弾の準備万端なのだ撃ち落してくれるのだ……っその前に! がおー!」
にゃにゃにゃがおー!と叫んで、いつものでぶ三毛猫を召喚し、持ち歩いてるマタタビを与えて、がおーをいきなり酔っぱらわせる。
そのまま、ごろごろ幸せそうながおーを、コンクリート製の建物の入口で待機させて、
「これぞ秘技、酔っ払いは操っても酔っぱらって役に立たない大作戦なのだ!」
がおーをクローネにいいように使われないための、真央なりのろっこん暴走対策らしい。
「本気で危ない時はがおーの緊急要請で送還できるし、
再召喚してもあと1回は酔っぱらわせて無効化可能なのだ、
真央ちゃんあったまいいのだ〜」
そんなに上手くいくのかな……? ともかく真央はそんな台詞を叫びながら、今回の事件の全ての原因である、クローネ目指して吶喊していくのだ。
【動物園上空】
季節外れの1羽のツバメが、空を飛ぶ。
上空に展開するクローネの手下に見つからないよう、なるべく目立たず、そして素早く。時には木立に隠れてじっとカラスをやり過ごしながら、空から園内の状況を確認しているこのツバメはそう、
御巫 時子
の変身した姿である。
(鳥類エリアの鳥さんたちを、皆さん助けなくては……!)
召喚後、テオの言葉を聞いて、即座に事情を把握した時子は、ろっこん【鳥の囀り】の進化能力でその身を鳥の姿に変え、まず自身が斥候に出たのだった。
(風下は煙が来やすいので風上から)
(最短距離よりなるべく、安全で広めの道を選びましょう)
やみくもに鳥たちを放すより、テオの時空ゲートまでのルートを事前に計画してから、避難させる方が安全だ。時子の判断は、的確だった。
ただ、問題が1つある。
(上空の安全は、まだ確保できないのでしょうか……?)
心配そうに時子は、空の戦いの様子を見上げる。対カラス班は、敵の数に押されて苦戦しているようだ。このまま、敵に制空権を握られた場合は最悪、空のルートを捨てて地面伝いに移動しなければならないかもしれない。飛べる鳥たちの利点を活かせないのは、きびしい。
(あら……?)
そんなふうにツバメの姿のまま、時子が思い悩んでいると、ふと不思議なことに気が付いた。園内の敷地の端っこの方に、まだ火の手が上がっていない小さな池があったのだ。
(あそこの池だけ、燃えていませんね……?)
ここまで時子が上空から見た、動物たちのプールや水場は、全て盛んな炎でその水面が覆い尽くされていた。そこからさらに炎が飛び火し、敷地のあちこちで虫食い状に火災が広がっているのだったが、けれどもあそこの池だけは、何故か変化もなく無事のようである。
(いったい、どうしてでしょうか……?)
【北東の溜池周辺】
「あれっ、今ツバメがいたような……?」
低空を通り過ぎた季節外れの鳥に、
花厳 望春
はふと首を傾げたが、すぐに自分の仕事を思い出して、また木々の間を走り始めた。猫島と別れた後、この望春は、ヒルズの能力の影響範囲を見極めようと、徒歩での調査を買って出たのである。
(俺自身は飛べないから、上空のカラスはある程度シキさんに任せるしかないしね)
「ヒルズが能力を発動させると水が燃えるみたいだし、
水が燃えずに残っている場所があれば影響範囲外のはず……」
そして、望春は見付けたのだった。自分の予想通り、まだ元の水を湛えたままの溜池を。
時子が上空から発見したのも、この池のことだ。望春は持ってきた園内のパンフを広げて、地図と目の前の池を見比べる。北東の、敷地のいちばん端っこにある池だった。
「ここが、ヒルズの能力の影響範囲外の場所……」
地図上のスケール目盛を睨み、望春にもどうやら何ごとかが分かりかけてきた。他の皆にも教えなければと、この貴重な情報を携え、望春は来た道を引き返していく。
【管理事務所】
そしてここ、動物園の管理事務所に、
天動 記士郎
、
桃川 圭花
、そして今帰ってきたばかりの
花厳 望春
が加わり、この3人で、ヒルズのろっこん能力の検証が始まっていた。
◇ろっこん名:火曜日のクジャク
・発動条件タイプ:S型(signal-合図型)
・発動条件:飾り羽根を美しく◯◯て◯◯。
・能力タイプ:特殊タイプ
・能力の内容:水を◯◯◯◯◯能力。発生する火は普通の炎なので、燃焼には◯◯が必要。
「まず、簡単そうな所から。ヒルズの能力の発動条件だけど」
と望春が口火を切る。
「目撃した人の話から推測するに、『羽根を広げて鳴く』ことが発動条件じゃないかな?」
「『飾り羽根を美しく広げて鳴く』、ですね」
これには、とくに天動も圭花の2人も異論はなかった。恐らく、そうなのだろうと思える。
「だったらあのカラス達は、ヒルズの鳴き声が届かない範囲まで、
追い払えば大丈夫かな……?」
この望春の予想には、天動が口を挟んだ。
「いえ、浅沼さん達の報告によると、あのペットボトルは、
地上から200メートルの高さを切ると、自動的に燃えてしまうんだそうです」
この場にいるメンバーが見聞きしたこと以外にも、上空の対カラス班から、貴重な目撃情報が寄せられていたのだった。
「ですから、鳴き声が聞こえる範囲かどうかは、あまり関係なさそうですね」
「そっか。ウン、そう言えば……」
と望春も、先ほどの溜池の目撃談を2人に話し、続いて園内の案内パンフをテーブルに広げる。その地図の一画の池を指差し、
「ここってさ、例のサル山からは200メートル以上離れてるんだよね」
サル山と言えば、孔雀のヒルズが最初に能力を発動&暴走させた場所だ。
望春が何を言おうとしているのか、2人にも分かりかけてきた。代わりに圭花が言う。
「つまり……この暴走した能力の影響を受けるのは、
本体のヒルズから半径200メートルの範囲内ってこと?」
「うん、多分。分りやすく視覚化すると、こうかな」
飼料の配合用にでも使うのだろう、透明なボウルがあったので、望春がそれを地図の上に逆さまに被せる。ドーム状のヒルズの能力の効果範囲が、まるで結界のように視覚化された。園内の大半の敷地が、この半球の中に含まれている。彼らが今いる、この事務所の建物もそうだ。
続いて天動が、そのボウルの天辺を、トンと指で叩く。
「そしてこの境界面を通過するか、または元から
能力暴走の影響圏内にあった水は、自動的に発火する。
ですが不思議なことに、ここにまだ、燃えていない水もあります」
そう言って天動がテーブルに置いたのは、水入りのペットボトルだ。天動は売店の冷蔵庫から、このペットボトルを拝借してきたのである。
「本当は、浅沼さん達がカラスから奪ったボトルと、見比べて検証したかったのですが、
この境界面で自動的に燃えてしまうため、そちらは1つも入手できませんでした。
ですが、浅沼さんの報告によれば、カラス達の持っているペットボトルには、
全て蓋が無かったそうです」
天動が持参した売店のペットボトルとの違いは明白だ。こちらの物はキャップが閉まっている。
「では、実験してみましょう」
天動がキャップを捻って開けると、
ボッ!
たちまちそのペットボトルが、口の部分から発火した。先ほどの真央が体験したのと、同じ現象だ。炎はすぐにプラボトルの樹脂にも回り、燃え移らないよう、望春がパンフを慌てて遠ざける。
「これで、ずいぶんこの能力の発火条件が絞れてきました。
つまり発火には最低限、『水』と『空気』を必要とする」
「燃焼には『空気』が必要……」
天動の推測を、鸚鵡返しに圭花が呟く。どうやら核心に迫ってきた気配がある。
「でも、肝心の水が燃える秘密が、まだよく分からないわ」
圭花が、目の前で燃えているようにしか見えない、ペットボトルの中の水を訝しげに見つめて、
「火がつく水、ね……。
そもそも水が燃えるなんてこと、ある?
油とか? 水を油に変える能力。
もっと広く考える?
水を燃料にする能力、とか」
どっちにしろ火種は必要だろうけど……と、圭花が忙しく思考を巡らせ始めた。そしてやおら立ち上がると、近くの獣舎に行ってくると、慌ただしく2人に伝える。
「正直よく分からないけど、ものは試しよね。まずは実験、実験。
もし本当に、水を油に変える能力だったら、
テレビで油を分解する洗剤のCM、見たことあるわ。
獣舎ってきっと、どかんとあるわよね。業務用洗剤ってやつ。
それでろっこんの効果を防げないか、ちょっと試してみるわ」
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鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
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