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<三羽烏の襲撃1>またたび市動物園が火事です
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●ゲート班(2)●
【水辺エリア:爬虫類館】
「結構遅れてるよね……急がなくっちゃ!」
草食動物エリアに続いて猛獣エリアの動物を解放した
恵御納 夏朝
は、今度はゲートへと戻らず、そのまま保護した動物を引き連れ、ここ水辺エリアにやって来ていた。いちいちゲートまで往復している時間が惜しいと、そう判断したためだ。
まず夏朝は爬虫類館に入ると、アクリル板で仕切られた室内から爬虫類や両生類を次々と保護して、毒々しい模様のヘビたちも、躊躇なく自分の首に巻き付ける。途中で1匹だけ、ニシキヘビの花子ちゃんを首に巻いた時には一瞬ヘンな顔をしたけれど、
「あれっ? 花子ちゃんから何だか、
僕の嫌いな女の匂いがするような……?
ああっ、花子ちゃんが悲しそうな顔に! 嘘だようそだよ!」
そんなふうに爬虫類館を回り終え、外にいたワニ達にはこれまで同様、ねこシールを貼り付け体重を軽くし、素早く避難できるようにしてやる。後は水辺エリアの残りの哺乳類たち。ナマケモノ、アライグマ、レッサーパンダ、カピバラなどをレスキューすれば夏朝の任務は完了だ。
「皆……もう少しだけ、頑張って!」
【動物園エントランス:テオの時空ゲート】
「……おーい! おーい!」
よく知っている友人の声が聞こえてきて、
八神 修
はハッと腰を上げた。
「その声は、日暮? 日暮か!」
火事の火の粉と炎の揺らめきを背に、向こうから歩いてくる人影が見え、待機していた八神と
椿 美咲紀
が、すぐにそちらに走り寄る。
「ふう、やっとゲートに着いたよ。ただいま、なのかな? この場合」
ハチドリ班の
日暮 ねむる
と
春山 小枝
、時空ゲートに到着。やれやれと、ここまでおんぶで運んできた小枝の身体を、ゆっくり下に降ろそうとする日暮に、
「おかえりなさいなのですっ……って、怪我!?」
慌てふためく美咲紀に、日暮が笑って説明する。
「はるちゃんも、ハッチも無事だよ、ほら。
はるちゃんは火事で動揺してたから、僕のろっこんで眠らせてるだけ」
ポケットに行儀良く収まっている、エメラルドグリーン色のハチドリの方も見せ、美咲紀と八神を安心させてやる。日暮は近くのベンチに小枝を休ませると、少し引き締まった顔付きになり、改めて2人に聞いた。
「それで、状況は?」
「到着順で言うと、日暮のハチドリ班が3番目だ」
八神が手早く、現在の動物たちの避難状況を説明する。まず最初に、
恵御納 夏朝
が草食動物エリアの動物を連れてきたが、すぐに本人は猛獣エリアの方に引き返したこと。次に、鳥類エリアの鳥たちが、空のルートを使って一斉に飛んできたこと。
そのままゲートを通過して元の世界に戻っていった鳥たちの中に、熱帯の鳥も含まれていたことを聞き、日暮がほっと胸を撫で下ろす。
「それ、バードハウスから、僕が逃がした鳥たちだ。
誰がフォローしてくれたんだろう?」
「鳥ならたぶん、御巫さんかな……あっ、噂をすれば来たのですっ!」
そして日暮に続いて、その
御巫 時子
もゲートに到着した。こちらはダチョウなどの飛べない鳥や、怪我をした鳥と一緒に、地上ルートを選択した集団だ。これで、空と地上の2手に分かれた鳥たちは、全てこのゲートに到着したことになる。
「皆さん、よく頑張りましたね……」
時子は1羽ずつ優しく声を掛けてねぎらい、時空ゲートを通過していくのを確認すると、すぐに怪我した鳥たちの手当てを、美咲紀に依頼した。
「分かりましたっ!」
近くの花壇から花を摘んで、美咲紀はろっこん【舞花の祈り】で治療を開始。さらに日暮も、ろっこんの睡魔を利用して、興奮したり落ち着かない鳥たちを、リラックスさせてやる。同じく時子の方も、ろっこんの会話能力で、鳥たちを安心させてやっていると、
「チュチュ、チュンチュンチュン!(みんな、大丈夫! 怖くないよっ。
ねむくんは助けてくれるんだからっ。私のことも助けてくれたんだよー)」
その日暮のポケットの中で、やはり怪我した鳥たちにそう話し掛けているハチドリを見つけて、あら……?と、時子は首を傾げる。囀りは鳥の言葉なんだけど、何だか妙に人間くさい。
「それにしても、他の場所は大丈夫でしょうか……」
そう案じる時子にも、八神が残りの状況をまとめて説明する。
「後はまだ、おさる班、シロクマ班、ヒツジ班、ゾウ班の姿が見えない。
恵御納が連れに行った猛獣エリア、水辺エリアの動物もまだだな」
「まだ、随分たくさんいるんですね……私は最後まで見届けようと思います」
そう時子が言おうとした、その瞬間だった。
『ちょっとぉ〜、ずいぶん探し回っちゃったじゃないのぉ〜』
耳障りな女の声が唐突に聞こえ、その場にいる全員の背すじが凍った。
「な……クローネ!?」
ばさりと上空から舞い降りた、1羽のカラスの姿を見るなり、八神がテオの方に向かって即座に走る。
(やはりテオが狙いか!)
ところがクローネは、テオの方など見向きもしなかった。何故か
日暮 ねむる
の眼前に降り立ち、怒ったようにその日暮に向かって話し掛ける。
『何でちゃんと言い付けを守って、バードハウスにいなかったのよぉ〜?
……って、あら? あんた何か、様子がおかしいわねぇ』
しげしげと日暮を眺めていたカラスの顔に、みるみる理解の表情が広がり、続いて大爆笑した。
『アハハハハ! ちょっと、やだ! やだもう、ちょっとぉ〜』
・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・
『ハッチ! あんた、そこの女に意識を乗っ取られてるのぉ〜!?』
(なんだ、何なんだ……!? クローネは一体、さっきから何を言ってるんだよ!)
全く予想もしなかった事態に、日暮の口はパクパクするだけ……ただ、1つだけ確実に、分かったことがある。クローネは、日暮に話し掛けているのではない。
そのポケットにいる、
ハチドリのハッチに向かって話し掛けているのだ。
『みっともないわねぇ、まさか三羽烏ともあろう者が、
もれいびに意識を乗っ取られてるだなんて〜!
あぁでもドMのあんたには、これも最高のプレイだったりするのかしら〜ん?』
ケラケラと続いていた大爆笑が突然止み、そこでスッとクローネの目が細くなった。
『ま、いずれにしてもハッチは、ここで回収させて貰うわよぉ〜?』
クローネがその翼を横にひと振りするなり、シュッと日暮のワイシャツを鋭利な物が掠めた。羽根手裏剣だ。理解が全く追いつかないが、明らかにこの自分が狙われている。日暮は反射的に、ベンチの方を振り向いた。そのベンチに無防備に横たわっている、幼馴染の姿を見る。
(こんな場所で、はるちゃんを巻き込む訳には……!)
日暮は身を翻し、ゲートとは反対側の園内に向かって、全速力で走り出した。新しいオモチャでも見つけたように、楽しげな笑い声を上げながら、ばさりとそれを追うクローネ……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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