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ミルクティー色の猫が辿り着いたのは、郵便局だった。
(あれ? 校長先生が何か困ってる……?)
なぜか郵便局の前で、校長先生がうろうろとしていた。
そして同時に、エルカディアも郵便局にたどり着いていた。
校長先生は、上を見たり下を見たり、そしてしばらくするとまた、郵便局の受付に歩いて行っては、がっくりと肩を落としている。
「校長先生、こんにちは……どうしたんですか?」
「探しものなら、ボクも手伝えるよ」
「こんにちは。恵御納さん、シュルツ君。実はね、ちょっと届け物が滞っているようなのよね」
届け物。
その言葉に、夏朝はぴんと来る。
「もしかして、子供靴ですか?」
「そのとおり! もしかして、知っているのかい?」
校長先生の言葉に、エルカディアは驚愕の声を上げる。
「何だって? 校長先生の探し物も子供靴なんですか」
エルカディアは、自分が追っていた猫が郵便局に飛び込んだことを思い出す。
(もしや、この郵便局が猫たちのアジトなのか?)
そんな事を思う。
夏朝は、校長先生の期待に満ちた瞳をじっと見返しながら、自身が知っている情報を口にする。
「知っているというわけでもないんですが、最近、猫が子供用の靴を持っていってしまうらしいんです」
「猫が? 子供靴を? ふむ……」
校長先生は軽く思案するも、それらしい猫を見た記憶は無いようだった。
(もしかしたら、猫さんも誰かに靴を届けたかったのかな?)
夏朝はふと、そんなことを思う。
そして同時にこんなことも思った。
もしも誰かに届けられたら、盗んだ靴を渡されたほうも、盗まれたほうも、両方とも困るのではないかと。
目の端に、さっきのミルクティー色の猫が映った。
エルカディアが捕まえようとするのを、夏朝が止める。
その口には、夏朝から奪った靴がまだしっかりとくわえられていた。
夏朝は意を決して、猫に歩み寄る。
捕まえようとしているのではない。
その意図を猫も察したのか、逃げる事無く、じっと夏朝を見つめている。
「猫さん。その靴を、誰かに届けたいのかな? でもね。盗まれた靴だってわかったら、届けられた相手は、決して喜んではくれないんじゃないかな」
夏朝の言葉を、じっと聞き続ける猫。
エルカディアも、校長先生も同じだった。
夏朝は続ける。
「プレゼント用なら、今すぐ僕が新しい靴を買ってくるよ。サイズは、流石にわからないかな? でも、届けたい子のところに案内してくれれば、大丈夫。だから、いままで奪った靴は、みんなに返してあげてくれないかな?」
二度、三度。
瞬きをして、夏朝を見上げてくる猫。
(通じたかな? 無理かな?)
猫の行動を見守る夏朝。
そしてミルクティー色の猫は、口にくわえていた靴を、夏朝の足元まで持ってくると、そのままそこに置いていく。
猫に夏朝の言葉が通じたのかどうかはわからないが、敵意が無いことだけは汲み取ってくれたようだ。
「恵御納さんはすごいな。猫の言葉がわかるのか」
ジャパニーズマジック。
そんな独り言を、エルカディアは呟き、夏朝を尊敬のまなざしで見つめる。
まるでこっちに来てと誘うように、ミルクティー色の猫が夏朝とエルカディア、そして校長先生をちょこちょこ振り向きながら、少しずつ歩いていく。
「呼んでいるのかな?」
誘われるままについていく三人。
ミルクティー色の猫が呼ぶのは、郵便局の裏手だった。
大きな木の下に、何かが隠してある。
「あっ、これって、校長先生が待っている小包?!」
可愛い靴の絵が描かれた小包は、なにやら引きずった後があるものの、中身は無事そうだった。
「おぉ、まさしく待っていたのはそれだ!」
校長先生が小包を拾い上げる。
「あっ、さっきの猫も!」
エルカディアが斑猫を見つけて叫ぶ。
口にくわえた靴の色といい、エルカディアが追っていた猫に間違いない。
ミルクティー色の猫が、斑猫に向かってにゃーんと鳴く。
それはまるで、事情を説明しているかのよう。
斑猫は、重そうな身体のまま、エルカディアの元に靴を置いた。
「猫さん、ありがとう!」
夏朝がお礼を言うと、ミルクティー色の猫は嬉しそうに「なぁん♪」と鳴いた。
(プレゼント用の靴を、買いに行かなくちゃだね)
誰に渡すのかはまだわからないけれど、約束だから。
夏朝は頷いて、ミルクティー色の猫を撫でた。
「郵便局は、解決! みんなの情報はっと……」
エルカディアも斑猫を撫でて、ねこったーに情報を流した。
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担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月18日
参加申し込みの期限
2014年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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