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●手作り雑貨『ラッコ』
フリマが始まって、そろそろ一時間が過ぎようとしている。
最初は閑散としていた境内は、次第に人が多くなり、さながら祭の日のような賑わいを見せていた。
そんな中、陽太と彩斗の店『ラッコ』は、看板が人目を引くせいなのか、なかなかの盛況ぶりを見せている。
その客の中に、神々ノ黄昏もいた。
今日は中身を抜いてバッグとして利用している「フェンリルちゃん」の中には、すでにマンガ本が五冊入っている。
アリーセの店を出たあと、古本屋で、小遣いをためるために続きを買うのを諦めていたマンガの続刊を見つけ、一冊十円という値段に、ついつい最終巻まで買ってしまったのである。
(こ、これ以上、他のものに使うわけにはいかないのでございます……)
そう思いながらも、ついつい立ち止まったのが運のツキだった。
(可愛いのでございます……!)
星砂とにゃんこのキーホルダーに目を奪われ、思わずじっと見つめてしまう。
「それ、可愛いだろー? 手作りだから、ここにあるだけだし、一つ一つ微妙に違うんだよぅ」
そんな彼女に気づいて、陽太が声をかけた。
「微妙に、違うのでございますか?」
「そうだよー。色柄も、それぞれ違うしねぇ」
問い返す彼女に、陽太がうなずく。
思わず、これ下さいと言いかけて、神々ノ黄昏は慌ててかぶりをふった。値段はそれほど高くないが、まだ肝心の服にたどり着いていないのだ。もしもお金が足りなくなったら、困るではないか。
「し、失礼いたしましたのでございます!」
叫ぶなり、彼女は慌てて店を飛び出して行った。
陽太はそれを、少しだけ驚いた目で見送る。
と、そこにやって来たのは美咲紀と冴来だ。
「冴来ちゃん、いらっしゃいー」
「ここって、陽太のお店なの?」
迎えた陽太に、冴来が小さく目を見張って問う。
「そうだよー。ゆっくり見てってねぇ」
「ありがとう」
うなずいて言う陽太に礼を言い、冴来は美咲紀と共に並んだ品物に目をやった。
(これ……あの子に似合いそう……)
彼女が目を止めたのは、コスモスと天然石のブレスレットだ。コスモスのやわらかい色合いと、チェリークォーツの愛らしさが、妹に似合う気がした。
(私もつけたいけど、変じゃないかな……)
ブレスレットを取り上げ、腕にはめてみようとしてためらう。
(似合わなかったら、どうしよう……。変なのって、誰かに笑われたら?)
そんな思いが、胸の奥から湧いて来た。
その隣では、美咲紀も同じブレスレットを手に取っていた。
「このブレスレットに、ビビッと来ちゃったのです。これはもう運命の出会いなのです! 買うしかないのです!」
冴来が同じものを持っているのに気付いてだろう、彼女は嬉しそうに力説する。
「美咲紀は、お花が大好きだものね」
「はい! それに、チェリークォーツのピンクが可愛いのです」
うなずいて、彼女は手にしたブレスレットを近くにいた彩斗の方へと差し出した。
「これ、お願いします」
「あ、ありがとうございます……」
それを受け取り、彩斗は会計を始める。
(明るい美咲紀になら、きっと似合うよね……)
それをぼんやり眺めながら、冴来は胸に呟いた。そして、手元のブレスレットを、改めて見やる。
(どうしよう……。似合わなかったら、他の子に……)
そう思いかけ、小さく唇を噛みしめた。
(いえ、似合うように努力すればいいだけの話だよね)
自分に言い聞かせるように呟いて、彼女は同じものを二つ手にすると、美咲紀の会計を終えた彩斗の方へと歩み寄る。
会計を済ませて美咲紀と共に店を出て、冴来は小さく吐息をついた。その面は、見るからに楽しげな美咲紀とは対照的に、どことなく暗いものだった。
二人が店を出るのとすれ違いにやって来たのは、結衣香と聖である。
結衣香は並んでいる品物を一通り眺めたものの、ここでもやはりどれを買うとも決められず、さんざん悩んだ末に、結局何も買わずに立ち去って行った。
一方、聖は。美咲紀たち同様、ブレスレットに惹きつけられたようだ。しばし手に取って眺めたあと、それを買って立ち去ったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月02日
参加申し込みの期限
2014年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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