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●シュシュとペンダントトップ
月詠の店を出た神々ノ黄昏は、いくつか古着の店を物色したものの思わしいものがなく、ついつい古本の店や屋台の方に目を惹かれたりしつつ歩いていた。
その足がふと止まったのは、アリーセの店の前である。流木に飾られたベルベットのシュシュに、思わず目が吸い寄せられた。
「いらっしゃいませ。……そのシュシュには、好きな天然石のチャームをおつけしますよ」
彼女に気づいたアリーセが、声をかける。
「あ、ありがとうなのでございます」
神々ノ黄昏は、どきりとして少々うわずった声で答えた。客も店を出している人たちも、彼女の目からは大人と写る人々が多い。そんな中、一人で買い物をしていると思うせいか、どうにも緊張してしまうのだ。
ちょうどそこに、新たな客があった。やって来たのは、
椿 美咲紀
である。
「わあ! 可愛いシュシュがあるのです!」
彼女は店内を見回し、シュシュを見つけて声を上げた。
「いらっしゃいませ」
声をかけるアリーセに、彼女は言った。
「ポニテの飾りに、シュシュがほしいと思っていたのです。……シュシュには、チャームがついているのですか?」
値札の下に書かれた『シュシュには、お好きな天然石のチャームをおつけします』の文字に気づいての問いだ。
「ええ。どれでも、好きなのを選んで下さいね」
うなずいて、アリーセは天然石を入れた小さな籐のカゴを示した。
二人がそんな会話を交わしている間に、神々ノ黄昏はそっと店を離れて行く。
それに気づいてアリーセは、小さく目をしばたたいたが、きっと他にも見たいものがあったのだろうと考えた。
一方、美咲紀は真剣な顔で、色違いのシュシュを見やる。
「まずは、シュシュを選ばないとですね。う~ん、どの色がいいかなあ」
そこにまた一人、客がやって来た。
「美咲紀」
客は、真剣に悩んでいる彼女に、声をかけた。
「花風さん!」
顔を上げた美咲紀は、目を見張る。新たな客は、彼女の知人、
花風 冴来
だったのだ。
「何か悩んでるの?」
「シュシュをどの色にしようか、迷っているのです」
問われて答え、美咲紀は再度、シュシュを見やったが、ようやく決心したようにうなずくと、アリーセに声をかけた。
「この赤いのにするのです。チャームは、オレンジのフローライトがいいな」
「はい。少々、お待ち下さいね」
アリーセはうなずくと、赤いシュシュにオレンジのフローライトのチャームを取り付ける。
一方、冴来もシュシュに惹かれるものを感じていた。
籠の中の天然石を覗き、自分の好きなムーンストーンがあるのを見つけて、アリーセに声をかける。
「白いシュシュに、ムーンストーンをお願い」
「はい。ありがとうございます」
美咲紀に紙袋に入れたシュシュを渡して、お金を受け取ったあと答え、アリーセは今度は白いシュシュにムーンストーンを取り付ける作業に移る。
それを待つ間、冴来はペンダントトップの方に目をやった。
「『昼の少年と夜の少女』も好きなんだけど……ないんだね」
一つ一つ眺めたあと、思わず呟く。
それへ、アリーセが言った。
「三時間ぐらい、時間をいただければ、そこにないものも作りますよ」
「じゃあ、作ってもらおうかな」
少し考え、冴来は言う。そして、三時間後に取りに来ることを約束すると、シュシュを受け取り、待っていてくれた美咲紀と一緒に店をあとにしたのだった。
日々野 結衣香
の本日の目的は、日本史ベースの時代小説の古本を探すことだ。
というわけで、彼女は古本屋を中心に、境内をぶらぶらしながら店を見て回っていた。
その彼女が、アリーセの店の前で足を止めたのは、アリーセと冴来の会話が耳に入ったからだ。
(手作りのアクセサリーですか。……こういうのを買えるのも、フリマの醍醐味の一つです)
胸に呟き、どんなものが置いてあるのだろうと、店を覗き込む。
(このシュシュは、ポニーテールに飾るのによさそうです。でも、こっちのペンダントトップも……。いえ、でも、こっちは外国の童話が中心みたいです。せめて、戦国武将とか、日本史の有名人とかのもあれば、即買いだったんですけれども……)
胸に呟き、有名どころの戦国武将の鎧兜や家紋などが描かれたペンダントトップを想像し、彼女は頬を紅潮させる。が、慌ててその妄想、もとい、想像をふり払い、再び品物に目をやった。
(でもこれも、可愛いといえば、可愛いです)
店頭で、激しく悩む風情の彼女に気づき、アリーセが声をかける。
「あの……もし、他のを見てから決めたければ、取り置きもできますよ」
「あ、いえ……。そういうことで悩んでいるわけでは……」
言いかけて、結衣香は小さくかぶりをふって溜息をつくと、「また来ます」と告げて店を出て行った。
その彼女と入れ違いにやって来たのは、聖だ。もちろん、着物と袴は脱いで、普段着姿だ。
彼女は、目につくゴミを拾いながら、フリマに参加した店を見て回っているのだった。
「可愛いシュシュが、並んでます……!」
彼女もやはりシュシュに目を惹かれたようで、低く叫んでそちらを見やる。
だが、しばし悩んで彼女が手にしたのは、『不思議の国のアリス』のペンダントトップだった。
品物の入った小さな紙袋を手に、うれしそうに立ち去って行く聖を見送り、アリーセは小さく吐息をついた。
「今日は、忙しくなりそうね」
呟く傍から、新たな客がやって来て、彼女は再び応対に追われるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月02日
参加申し込みの期限
2014年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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