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リモコン奪還作戦
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よくよく話を聞いてみれば、話は単純だった。
この鷹はある日電池を拾い、その形や色をすっかり気に入ってしまった。しかし、電池というものはそうどこにでも落ちているものではない。
「それで飛び回っていたら、偶然誰かがリモコンに電池を入れる所を見たんですって」
「持って帰ったはいいものの、電池カバーの取り方がわからないからとりあえず巣に置いておいた、と」
修の推理に時子が頷いた。
ひとまずリモコンを取り返さないと帰れない。ということで、唯一鷹と話せる時子が説得をすることになった。
「鷹さん……皆さん困ってます……巣を壊したりはしないので、リモコンを返していただけますか……?」
鷹は首をひねったり足を組み替えたりともぞもぞしていたが、最後に何か頷いたようだった。会話する様子を見ていた瑠樹が目を輝かせて時子の元へぱたぱたと駆けていく。
「なんて言ってたのぉ?」
「えっと……電池をくれるなら、いいそうです」
一同はやっぱりという顔をしたが、まあ電池だけなら許容範囲だろう。
「じゃあ、どうやってリモコンを取ろうか?」
再び考えこむ修に瑠樹が口を挟んだ。一同はまず飛べる柳司を頼るという手を思いついたが、柳司はいつの間にかその場を離れていた。
「あ、それじゃあオレのはしご使ってよ! けっこううまくできたんだぁ」
はしご、と聞いてタルトも納得した。材料は蔦だが、あれなら体重の軽い人なら支えられるだろう。
「じゃあ、崖の上に行こうか。何人かは下で待機しててくれ」
「よい……さっと」
皆が崖下で話し合っているその時、瓢は瑠樹のはしごを使って巣まで下りていた。
「確かに、しっかりしたはしごだねぃ」
足を踏み外さないように岩に立ち、自分のリモコンを取る。瓢はひひっと笑うと、下の一同にばれないようにそそくさとはしごを登って行く。
「あの様子じゃ鷹は捕獲できそうにないねぇ……ま、これで館にも帰れるから……あ」
「骨削ィ……!」
はしごを上った先にいたのは、傷だらけの体で怒りに満ちた顔をした柳司だった。
「どーも浅沼はん、おたくはリモコン回収したかい?」
柳司を見ても相変わらず飄々としている瓢に、柳司のなにかがぷっつんと切れた。
「ふざけんなや骨削ィ! なにが真面目にや! とりあえず一発殴らせろやー!!」
「うふふ~、こっちよ~」
「待てやコラァ!」
物凄い逃げ足でその場を去っていった瓢を追いかけようとした柳司だったが、自分が友人のリモコンを取り返すためにここに来ていたことを思い出し、その足を止めた。崖の下を見ると、案の定リモコンはまだ大量に残っていた。それどころか時子と天吏、タルトの三人は鷹と遊んでいるし、修と瑠樹の姿も崖下にはなかった。
「しゃーない、俺も手伝ったるか……骨削ほんま覚えとれよアイツ……」
こうして、何故か電池が好きになってしまった鷹とのリモコン争奪戦は幕を閉じた。
この一件のしばらく後、寝子島にはこんな話がまことしやかに噂されるようになったという。
「ねえ、知ってる? 九夜山の崖に鳥の巣があるんだけど、その下に乾電池を置いておくと、鷹がもっと高価なものと交換してくれるんだって……」
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あとがき
担当マスター:
むょりん
ファンレターはマスターページから!
お久しぶりです。むょりんです。
今回は日常系ということで、ゆるーく書いてみました。文章もゆるゆるに……いえ、なんでもないです。
さて今回のシナリオでは、混乱を避けるために鷹の巣へ到着するまでの過程はカットさせて頂いています。
そのため「巣に到着するまでにこんなことをしてきた」という具合の表現はありますが、アクション自体は採用できていません。ごめんなさい。
また、今回は全員を同じ時間に行動させたのでまとめたので、その関係上採用できていないアクションも多々あります。すみません。
謝ってばかりなので、その後的なことを少しだけ。
この、ちょっと人間らしさの見える鷹は相変わらず電池を集めていますが、巣は保管場所というだけでそこまで頻繁にいるわけではないようです。
誰でもいいので、たまにこっそりやって来て、腐りそうな電池を取り除いたり鷹と遊んだりしてあげてくださいね。
といった感じで、今回はここまでとさせていただきます。
動物ネタはまたいつかやろうと考えているので、その時はまたよろしくお願いしますね。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
むょりん
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月26日
参加申し込みの期限
2014年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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