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【寝子島シーサイドタウン ネコンビ】
封鎖された店内には強盗2人、店員の
四野辺 蘭月
、そして
霧生 深雪
と
霧生 渚砂
と
服部 剛
、
西野町 かなえ
、大男。全部で8人いた。
「妙な動きをしたらただではおかない。私語も厳禁だ」
強盗の一人、眼鏡の男性が無表情で店内の客全員に言い渡した。
「は、早くしろ」
気弱な少年が包丁を突きつけ、蘭月に催促する。
(うわーニュースとかで見たことあったけど、ホンマにあるんやな。めっさ怖い)
しかも神魂か何かか、少し状況がおかしい。コンビニが異次元に飛ばされたのか、外の景色が真っ黒なのだ。
(落ち着けー研修でやったやん……防犯ブザー押さな……でもこの状況で警察来れるんやろか)
「ブザーを鳴らしても無意味だ。カメラも全て止まっている。金を渡さない限り元の場所には戻れないからな」
(ひーやっぱり……どないしよ)
とりあえず従うことにする蘭月。ゆっくりとした動作でレジを開いた。
(あんま諭吉さん置いてないんやけどなあうちのコンビニは)
(なるほど特殊能力を使って強盗か。相手の力の全貌が見えない限り、抵抗しにくいな)
深雪は冷静に分析する。戦いは情報戦、いかに相手を知るかで決まる。
(渚砂と組めば勝てる相手ではありそうだが、周りに被害が出ちまうのがな)
とはいえ相手が2人に対して、戦力になるかどうかは別としてこちらは6人。何とかなるのではないかと短気な思いも芽生える。多少の犠牲くらい……一思いに暴れたい。
(く……いや、だめだ……)
頭の中が混線する。冷静さと破壊衝動の交錯。内側で2人の自分が戦っている。
「? 貴様、何か文句があるのか」
眼鏡の男が
服部 剛
の視線に気づく。
「いや別に……」
「あとその被りっぱなしのフード、外せ」
「へいへい」
つまらなそうな顔で従う剛。
(なんてこった)
剛は内心動揺していた。
彼のろっこん「ジョーカーフェイス」が眼鏡の男の心を読み上げた。
剛は普段このろっこんを使うことを避けていた。人の本音を知れてしまう能力。便利とは思えなかった。知らないほうがよかったことまで見えてしまう。ババ抜きなんかをしているときは特にゲームの邪魔になる。そして何より、自分自身は本心を隠しているのに、他人の内心を盗み見てしまう自分が嫌で仕方がなかったのだ。
しかし今はこの能力が大きな貢献になると剛は確信した。
(深雪や砂兄にこのことを知らせな……でもどうやって)
後方をちらり振り返ると、大男が警戒するように剛を見下ろしている。
(らんちゃんがピンチや!)
幼なじみに突きつけられている包丁にあたふたしながらも、入り口近くに立つかなえは頭の中を整理し始める。
(とりあえず警察に電話ー……と思ったけど変な空間に飛ばされてるし電波届かないやろから……ていうかそもそも時間ないし……)
そ、そうや! 携帯を探るために後ろのポケットに手を当てたとき、かなえは閃いた。
(らんちゃん! こっちに気づいて!)
「早くしろ!」
少年は同じ言葉で何度も蘭月を脅す。
(そればっかやな。もっとバリエーションないんかい!)
心の中でツッコミを入れながら従う。
(……ん?)
視界の隅で動く影に目が行く。
(あっ、かなちゃん!? 来てたんや!)
思わず笑顔になりそうになる。が、かなえのほうは真面目な表情で、カクカクカクと変な動きをしている。
(何おもろいポーズしてんねん?)
と思ったが、すぐに記憶がフラッシュバックした。
(そや、あれちっさいときに2人で考えたブロックサインやんか!)
テキノ……チュウイヲ……ヒキ……ツケ……ロ
「貴様! 何変な動きをしている!」
眼鏡に注意されるかなえ。
「いや……! この動きせないかん時間なんや……その、しゅーきょー上の理由でな! あはは!」
「大人しくしていろ!」
(らんちゃん頼むで!)
(敵の注意を引きつけるのね! ラジャやかなえちゃん! にしても変な動きや。ほんまどんな遊びしててんあたしら)
前方へ垂れたツインテールの髪をなおす振りをして、片側のリボンをわざとほどく。
「あっ」
ふぁさっと落ちるリボン。強盗2人の目がそれをとらえる。
(今や!)
リボンをつかむと、慣れた手つきでそれを包丁を持つ少年に投げつけた。
「あ……」
蘭月のろっこん「カラミツク」。少年の手にりぼんがきつく絡み付く。
「貴様!」
拘束された少年に代わって、眼鏡のほうが懐から小型ナイフを取り出し蘭月へ迫るが、
「う」
小さく声を漏らすと迫る勢いのまま床へ倒れた。
「ほえ?」
レジ台越しに覗き込む。見ると男の後頭部には四角く白い塊が。
「とうふ!?」
「ナイスやったでーらんちゃん!」
駆け寄るかなえ、蘭月とハイタッチ。
「これ、かなえちゃんがやったん?」
「そうやでー」
かなえのろっこんは「とうふの角に頭をぶつけて死なす」。その名の通り、彼女の投げる豆腐はかなり痛い。死ぬまでは至らないが。
「命中するか心配やったけどうちのコントロールも捨てたもんやないな。甲子園見てイメトレしてて正解やったわー」
「あーびっくりした。かなえちゃんが変な動きしてるときは何かと思たわ」
「2人で練習したサイン覚えてくれてたんやね。嬉しいわ!」
2人の投擲による道具型ろっこんで強盗沈黙。
窓の外はいつもの風景が広がっている。眼鏡が気絶したことで能力が解除されたようだ。
「終わったのか?」
「俺たちの出る幕なかったな」
深雪と渚砂が安堵の息を漏らす。が、
「まだ終わりやない!」
剛の叫びが店内に轟く。
「そいつらは囮や! 本物の強盗は俺たちの後ろに」
と言いながら姿勢を返す剛。
大男の強烈なパンチが繰り出される瞬間だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月14日
参加申し込みの期限
2014年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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