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ろっこん・トラブル・シューティング
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【星ヶ丘 外れ】
「なああんたもれいびだろ?」
絹織 真由良
は鬱蒼と木々がひしめく森林部の入り口付近で男に声をかけられていた。
(こんなへんぴな場所で……しかももれいびって? 新手のナンパ?)
「なあ、見せてみろよあんたの力をよぉ」
「何のこと?」
「じゃあ俺が先に見せてやるよ!」
もしや変態か!? と身構えた直後、男に一筋の光の柱が天から降り注いだ。
「アーマードインッ!」
「はぁ!?」
思わず素の声が漏れる真由良。途端、男の影は3メートルくらいに伸び、光が引くとそこには人型のロボットが立っていた。
「ふははどうだかっこいいだろ! ロボットではなくアーマーと呼んでくれ!」
突飛な状況にうろたえる真由良。
(やっぱり犯人はこの男!?)
「きゃあ!」
落ちてきた強烈なパンチをすれすれで避ける。
(こ、こんな相手勝てるわけ……!)
迫る相手の二発目。咄嗟に目を閉じる真由良。
(も、もうダメ……!?)
「さあお前のろっこんを見せてみろ!」
(ろっこんって何!?)
と思うやいなや、
「え……」
真由良にも光の柱が纏った。
「なんでしょう今の光は?」
「行ってみましょう!」
手をつないで巡回中の
神助 天佑
と
矢萩 槇
、現場へ急ぐ。
「なんじゃこりゃああああああ!?」
真由良の壮絶な叫びは、スピーカーのようなフィルターを介して響き渡った。
「ほほーあんたも俺に劣らずかっこいいな!」
メタリックかつシャープなフォーミュラ。さっきまでか弱い女の子然としていた真由良の全身は、相手アーマーに負けない見た目と大きさのロボットに変身している。
「だがあんたの負けは決まっている! なぜならっ!」
アーマーが断言すると、傍らからよれよれとした走りで登場する新しい人物。げっそりやせ細り学者のような風体をしている。
「私がいるからでありますっ!」
かけていた瓶底眼鏡を上空へ放り投げる。するとそれが四角い箱へと変わった。長いアンテナのようなものが付いてあり、ラジコンの操縦器に似ている。
「指定した対象を操り強化もできる。それが私の能力でありますっ!」
ピポパ。操縦機を巧みに操る。するとアーマーの手にバズーカのようなものが出現した。
「はあああ!? 武器とかずるいし!」
「さああんたの実力も見せてくれよ!」
少し離れたところで状況を分析する天佑と槇。
「どう思う? この状況」
「黒い影の正体で間違いなさそうですね」
「どっちが敵だろぉ?」
「それはもちろん多勢に無勢、数で押されている方に僕たちはつくべきです」
「私も同意見!」
草むらから同時に飛び出す。
「助太刀するわ」
竹刀を取り出した槇。
(あの操縦器さえ壊せば)
ひ弱な男へ直行する。
「先輩、ばずうかが!」
ロボットの方を向くと、大きな銃口が槇を狙っていた。
「!」
慌てて地面を蹴り後ろへ下がる。発射したバズーカ弾が木に直撃し、文字通り木っ端微塵に砕ける。
「……っ!」
「先輩!」
破片が槇の二の腕を切った。
「やめろおおお!」
真由良のメタルボディがアーマーに激突する。
(武器も特技もないから体当たりくらいしかできねー!)
「こうなりゃとことんやってやる!」
「その勢い、いいね!」
アーマーが言い、
「しかしその程度の力では私たちに勝つことができませんよ!」
学者風がカチャカチャいじりながら叫ぶ。
一方、天佑と槇。
「大丈夫ですか先輩!」
「……を……たな」
「え?」
「私を怒らせたな」
槇の気迫に少しおののく天佑。
「一気に決着をつけるわよー天佑君! 相手を引きつけてくれる? できるわよねぇ」
「は、はい!」
一歩前へ出る天佑。
「ほほぅ、ちびっ子の君に何ができるのでありますか!?」
操縦器を操りながら罵倒する学者風。
(彼らの陰謀は)
天佑、片方の目を閉じ凝視した。
(僕が阻止してみせます!)
ろっこん「磁気眼」の発動。
「う、うおおぉぉぉ!?」
体が勝手に動き出すアーマー。学者風の操縦器に足がピタッとくっついて離れなくなる。
「ちょ、ちゃんと操縦しろ!」
「し、していますよ! そっちこそ離れてください!」
「離れたくても思うように動けねぇんだよ!」
天佑のろっこんによって操縦器に宿った協力な磁気が、アーマーを引き寄せたのだ。
「今ね」
ひるんだ隙を突く槇。リズムを取りながら相手との距離を詰める。
「ちっ、ちょこまかと動きやがって!」
なかなか狙いを定められないアーマー。
「シッ!」
懐から取り出す暗器、流星錘。紐を巧みに操り、先端に付いた錘を飛ばす。槇のろっこん「ティシポネー・アックス」がバズーカを粉砕する。連撃は止まらない。竹刀に持ち替え、今度は学者を標的に。
「ぐへぇ」
一発で伸される。
「少しやり過ぎちゃったかな、ごめんなさいねぇ」
今度は真由良ロボットを見上げて叫ぶ。
「武器と強化はなくなったので、とどめをー」
「はい!」
再び真由良ロボットの突進。
「うおおおおおぉ!」
「く、来るなぁッ!」
アーマーの装甲を見事に打ち砕くのだった。
夕食の下ごしらえを手際よく終えた
リコシェット・R・阿久津
は、真由良のことが心配でGPSを使い現場へやって来た。
「噂のことが気がかりだったのですが……」
粉々の木、えぐれた地面、何か大きな足跡。
「案の定といいますか、何かあったのですね」
ろっこん勝負に見事打ち勝った3人は、反動で立ち上がることすらままならない。逃げた2人を追いかけるほどの余裕はなかった。
「さあ夕食の準備が整っているので帰りますよ」
起こそうとするが、
「い、いたたた!」
「先に病院のほうがよさそうですね」
(体中が痛い、どうなっているんだ?)
ろっこんを使った代償であることに真由良はまだ気づいていない。
「それでは失礼します。真由良様を助けていただきありがとうございました」
口を思うように動かせない主人に代わり、礼を言うリコシェット。背中に背負われた真由良は、何とか手を振って2人に別れを告げた。
「……勝てましたね」
「噂の正体は、私たちと同じようにおかしな力を持った人たちだったのねぇ」
「何か背後に大きな組織の存在を感じますね」
「そぉ?」
「その全貌を突き止めるまで、僕は決して諦めませんよ」
一人でぶつぶつと加速する天佑。
「さ、十分休んだし。散歩の続きしようか。あとどこかでご飯も食べよー」
槇に抱きかかえられる。
「うわ、先輩、足が地面に付かない……」
(ふふ、可愛いなあ)
(くっ、来年の今ごろにはきっと僕も先輩くらいの体格に……!)
一方、病院に向かうリコシェットの背中で真由良は思う。
(なんで私がロボットになれるって知ってたんだろう)
敵の不可解な点を振り返っているが、疲れに押し寄られ頭が混濁としてくる。
(ロボット変身、何かかけ声とか入れたほうがいいのかなあ……痛たた)
「動かないでくださいね」
「ふぁい」
あくびまじりの真由良だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月14日
参加申し込みの期限
2014年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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