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【??】
「う……うーん」
岡野 丸美
が目を覚ましまず感じたのは、床の異常な冷たさだった。
「ここはどこかな?」
一面のコンクリートだった。床も壁も柱も灰の無味な色が続いている。内装は広く建築途中のビルの中のような印象だ。所々に何かの木材や機材が置いてある。
「そうだ私……」
記憶をたぐり寄せる丸美。美味しいトルコアイス屋を見つけて、食べ歩いていたらいつの間にか人気のない所に来ていた。そこで数人の男たちに声をかけられて……そこからは記憶がない。
(ろっこんを見せてみろとかって脅されたけど……何だったんだろう)
室内をよく見渡す。頭上に格子の窓があった。立って覗くとすぐ目の前に木の枝が垂れ下がっていた。その下には川が流れている。自然一色だ。
(九夜山のどこかかな)
よくよく見ると、ビルほどには頑丈にできていない建物のようだ。工事現場の倉庫のような雰囲気に感じる。
「ん……誰……?」
柱から現れる影。
「起きたんだね、気分はどう?」
ロングヘアーに青色の目。
「僕たち捕まったみたいだね」
瀧原 玲衣
、見た目は完全に女性だが男である。
「えっそうなの……」
現状を冷静に分析しようとする気丈とした態度は、丸美がおっとりしすぎているせいでより強く感じるのかもしれない。2人は軽い自己紹介の後、どういう経緯でこうなったかを報告し合う。
「僕は適当に街を歩いていたら男たちに声かけられてさ、ろっこんを見せてみろって」
そこまでは丸美と同じだ。
「それでムカついたから今は見せられねーよハゲ! とか言ったら取っ組み合いになって。気がついたらここだよ」
(結構気の激しい人なのかなぁ)
「あいつら数で攻めやがって」
思い出すだけで腹が立ってくる。
「にしてもだ」
室内を歩きながら考える玲衣。
「ここじゃ見せられない、って言ったら、使える所に連れて行ってやるって強引に捕えられたんだけど」
「ふむふむ」
「でも僕の能力は場所は関係なくて、道具がないと成立しないんだ」
「道具?」
「紙や紙でできたものが必要なんだけど」
いつも持ち歩くのだが、そのときはたまたま紙を持っていなかった。そして今、辺りに紙は存在しない。
うーむと考え込む玲衣をボーッと見ていた丸美、
「紙なら」
ぼそりと言う。
「あるよ」
「?」
窓際に進むと、格子の間から手を伸ばす。
「ん〜」葉っぱを一枚もぐ。「よいしょ!」
緑の濃い葉。頭の上にのせると、
パンパンパン
手を三回叩いた。
「なにやってんだ?」
そのお茶目なポーズに首を捻る玲衣。が、その直後。
丸美のろっこん「葉っぱ紙」が発動。葉っぱが紙へと変化する。
「おお」
「厚紙にしてみたよ♪」
玲衣へと手渡す。
「よし」
今度は玲衣の番だ。
「完成」
一言つぶやくと丸美へ返した。
「え?」
首を傾げる丸美。
「折り曲げてみ」
「……ん……!? 全然曲がらない!」
玲衣のろっこん「理想素材」は紙を金属のように硬くする。
「すごぉい、石板みたいだね!」
「でもあくまで素材は紙。変わったのは固さだけ。だから火は大敵、紙に火が燃えるのは、鼻っ柱にパンチをすれば鼻血が出るのと同じくらい当然。ただし水には多少強くなっているよ、形を維持することができるから」
と言ったところで気づく玲衣。
「そうか!」
数分後。
「できたよ!」
丸美が掲げたのは、葉っぱ紙で作った折り紙の帆かけ舟だ。帆の部分には、ポケットに忍ばせていた丸美の自前の狸ペンで「川沿いの建物、タスケテ!
」と書いている。
「よし……」
再び完成とつぶやく玲衣。カチンカチンの、それこそ本物のように強固な舟ができあがる。
「誰かの目に止まってくれよ」
格子窓からそっと出し、手の平を返す。風にさそわれることなく舟は静かに川へ着水した。
「もうあと2、3個作って流そうか」
「うん!」
2人のろっこん共同作業は続く。
(にしても)
玲衣はまた部屋の中を見渡した。
(まるで私たちがこれを思いつくために用意されたような環境……どこかから私たちの力を見ているのか)
カメラのようなものはない。誰かがろっこんを使って室内を監視している。そんな気配があった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月14日
参加申し込みの期限
2014年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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