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【E5:洞窟下部ルート】
武道と姫、二人がこの広間に到着した時、その瞳に映ったのは奥で輝きを放つ【金の猫像】であった。
「あった……本当にここにあった!」
自らの予想が当たっていた事に、武道は全力で喜びを示す。
トラップには引っかかったが、それでも一番手でここに着けた事も含めて。
「早く取るです! 他の人が来る前に取るです!」
ぶんぶんと繋いだを振りながら、姫もまた喜びを全力で出しながら武道に伝える。
「あぁ、そうだな! 俺たちの勝利だ!」
一歩、全力で駆け出す二人が広間にその足を踏み入れる。
――だが、無常にも、二人の耳には何かの作動音が聞こえていた。
「……なん、だと?」
ここまで来て、更にトラップが仕掛けられているのは、武道にとっても予想外である。
せめて落とし穴であれば、回避が可能であったが――その作動音は刀の時と同様のテレポーターの物であったのだ。
「くっ、ここまで来て諦められるかぁ!」
姫を疑うことなど、今は考えている暇も無い。
空間が歪む中、全力で武道は姫と共に駆け出すが――その手が届くことは無かった。
空間が戻り、広間が落ち着きを取り戻した事を見計らい、由貴奈が顔を出す。
「やっぱりねぇ。でも……なんか変?」
疑いはしていたが、姫の行動はどちらかと言えば武道を助けるものに近かったのだ。
だが、本当に姫が守護者であったのかという思案は後でいくらでもすればいい。
――とにかく、目の前にある金の猫像は、今や由貴奈の手の届く位置にあったのだから。
「それじゃ、ひょいっとね」
しかし、由貴奈はすぐには動かず、残ったクッキーを味の違う順に一つずつ口に運ぶ。
これが由貴奈のろっこんの発動条件。
対象がテレポーターで有る以上、トンデモ構造でもない限り、誤作動と共にそれを破壊することも不可能ではない。
――パシリとなる電子音と共に、コントロールが未熟な為に室内の半数の電灯を消す事にはなるが、それでも対象となるテレポーターは完全にその動きを止めていた。
「さぁて、それじゃいただくとしようかぁ」
悠々と歩き、由貴奈は金の猫像に触れ、その姿を消していく。
【像ノ取得確認】
金の猫像:
壬生 由貴奈
対象プレイヤーノ消失確認
【D3:洞窟下部ルート】
金の猫像があった広間より大きく離れ、武道と姫はほぼ洞窟の中央にある広間にまで飛ばされていた。
「後一歩だったんだがなぁ……」
ここからではどう急いでも戻る事は出来ない。
もう少しで届いた勝利を前に、さすがの武道もがっくりと肩を落としていた。
「なう……ご、ごめんなさいです……」
同じように、姫もまたしょんぼりと武道に謝る。
守護者ではあったが、本来の役割をほぼ忘れる形でこの探索を楽しんでいたのが本心であり、正直言えばあそこの仕掛けられたテレポーターの存在まで忘れていたのだ。
だからこそ、姫は本心から武道へと謝っていた。
「……ぷ、はははは!」
――だが、予想外の武道の笑い声と共に、姫の頭に優しくその手が乗せられる。
「良いってことさ。姫ちゃんも楽しめた、もちろん俺もな。なら、それでいいじゃないか」
もしかしたら騙されたのかもしれない。
だが、それ以上にここまで謝ってくれている姫に対し、武道はこの言葉以外の何かを言う必要はなかったのだ。
「よっし、んじゃ走るか! 最後まで諦めないってのも一つの手なんDAZE☆」
元気よく立ち上がり、武道は再度姫の手を取る。
向かう先は金の猫像。
走りながらも体は消えていくが、それでも二人は最後まで楽しげに走り続けていた。
【タイムアップニヨル消去確認】
志波 武道
猫屋敷 姫
【B4:洞窟上部ルート】
全員がゲームから消えていく中、見事落とし穴に嵌り移動が不可能になっていた刀と梢にもその時が訪れる。
「というか、この辺に罠張りすぎですー!」
穴→猫→穴、そしてこの先更に仕掛けられていた可能性を考えれば、確かに梢の言う事も一理ある。
とはいえ、それに掛かった以上は、何を言っても無駄にしかならなかった。
「確かにな。とはいえ、やる事はやった。後はなるようにしかならないだろ」
脱出の手を幾つかは考えたが、それら全て失敗してしまった為に、二人はここから動けなかったのだ。
「はぁ……しょうがないですねー。って、あれ……?」
ゲーム終了と共に姿が消えていく中、梢の意識が本来の物に切り替わっていく。
それは刀も同じように。
「……そういえばゲームでしたね、これ。もう、なら尚更勝ちたかったですよー!」
地団太を踏む勢いで、結局また同じように自分達と一緒に落ちてきたがおーを抱きつつ梢が悔しがるが、終わった時間は戻らない。
終了と共に梢の姿ががおーと共に掻き消え、同じように体が消え始めた刀は、一つだけ虚空に声を掛ける。
「なぁ、マイスター。アンタが何かは知らないが……姿くらいは見せられないのか?」
これも全て消える記憶。
刀がこの名前を出したのも、あくまでこのゲーム中に名前を知らされたことで、思い出した為である。
そして――刀の声に答えるモノは誰もいなかった。
「……まぁ、そうだよな」
元より答えるかどうかも分からない以上、諦めるように一つだけ息を吐き、刀はゲーム終了を迎える――はずであった。
刀が感じた感情はおそらく驚き。
消える直前、穴の上に向けたその視線には何者かの姿が映っていたのだ。
そこに居た、【もう一人の自分自身の姿】が。
【状況終了】
全テノプレイヤーノ消去、世界ノ消去ヲ開始
【結果】
『探検隊・パープル』
対象プレイヤー:
小山内 海
壬生 由貴奈
勝利判定:二ツノ像ヲ取得-完全勝利
守護者:条件未達成ノ為、敗北ト判定
―― game is over ――
【現実:とある一室】
光を徐々に消しながら、マイスターは全ての意識の解放と自身の変化を行い、姿を消していく。
プレイヤーが目覚めた時に、ゲームを夢とし忘れるのか、それとも明確な記憶として覚えているのか、全ては各自の判断に委ねられる。
だが、それらの記憶の中でもマイスターに関する記憶だけは綺麗に抜け落ちていた。
次のゲームは、誰かがマイスターをプレイした時。
その時まで、マイスターはどこかで静かにその時を待つ――
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あとがき
担当マスター:
御神桜
ファンレターはマスターページから!
まずはご参加いただきありがとうございました。
各アクションを判定し、全ての探検隊が頑張った上で、【探検隊・パープル】が二つのお宝を取得し完全勝利、という判定を行わさせていただいております。
アクションの判定等、簡易ではありますが個別にてお送りいたしますので、よろしければご確認ください。
今回のリアクションが、少しでも皆様にとって楽しめるものになっていれば幸いです。
それでは、よろしければ次回のシナリオにて参加をお待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月12日
参加申し込みの期限
2014年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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