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寝子島に台風がやってきた
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【台風到着前:準備は大切】
北条 冬華
は防災用品の点検を昨晩行っていたのだが、マッチだけが空箱だったことに気付いた。
お目当てのマッチを買い求めるため、彼女は今、シーサイドアウトレットに来ている。
「マッチはどこに売ってるのでしょう?」
北条のように足りない備品を買い揃えるべく、アウトレットはいつもより賑わっていた。
おかげで目的地へなかなか辿り着けない北条。
「こんなに混雑しているとは思ってなかったですね……、ってきゃぁっ!?」
「もぶぅ!?」
よそ見をしていた北条の胸の谷間に、背の低い少女の頭がすっぽり収まってしまった。
「ご、ごめんなさい! これからはちゃんと前見て歩きますから……」
「あ、いや……、その胸部甲板の弾力によって、僕の頭部のダメージは最小限に抑えられているから心配しないでくれたまえ」
背の低い少女――
伊賀 解理
は極めてフラットな抑揚で述べた。
だが彼女の目の色は悲嘆に暮れていた。
「くっ、よもやこんなところでも胸囲の格差社会を思い知らされるとは……! しかし、皮肉にも僕はそのボインに救われた……」
ブツブツ呟く伊賀に、違う意味で北条は心配し出す。
「ええっと……、大丈夫ですか? もしかして頭を強く打ってしまったとか?」
「ダマラッシェー!! 僕は正気だ! そんな分厚い胸部バルジなんて羨ましくないぞ!」
伊賀の身体は平坦だった。
だが、すぐさま彼女は冷静さを取り戻した。
「……こほん、助けてくれてありがとう。この人混み、小柄な僕では前へ進むのも難儀していたところでね? 通行人とぶつかってよろめいたところを君の胸部甲板に助けられたワケだ、うむ」
「は、はぁ……」
勢いに圧倒されっぱなしの北条。
そういえば、どこか出会ったことあるな、と思った2人はようやくお互いが寝子高1年生だということに気が付いた。
素性が分かれば、打ち解けるまでさほど時間が掛からなかった。
「……なるほど、マッチをご所望なのだね。ならば僕のオススメの店を案内しよう。ちょうど僕も買い出しに来ていたのだ」
「ありがとうございます! では案内お願いします、伊賀さん」
「うむ、付いてくるがいい、北条氏」
こっちだ、と伊賀の後を付いていく北条であった。
店に到着すると、懐中電灯コーナーで伊賀の見知った顔を見付けた。
「おや、奇遇ではないか、串田氏」
声を掛けられた串田は笑顔で応えた。
「あ、伊賀さんだ、やっほー! 後ろの子は友達?」
これに北条はお辞儀をした。
「寝子高1年4組の北条です」
「私、1年8組芸術科の串田よ。2人も防災グッズを?」
串田が懐中電灯を見やると、伊賀がおもむろにその中の1つを手に取った。
「北条氏はマッチを探しているそうだ。そのついでに僕の買い物にも付き合ってもらっている」
「私も興味ありましたので……」
北条も災害時用の懐中電灯に興味津々の様子。
「自宅に既にありますけど、最新式の物は色々と機能が凄いのですね」
「そう、そうなのだよ!」
伊賀はここぞとばかりにメカに強いキャラを前面に押し出していく。
「この懐中電灯は手巻きハンドル式の自己発電型でコンセント不要! このグールグル回す感じが面白いと思わんかね? 白色LEDライトは輝度抜群、フラッシュライトへ切り替え可能! 更に機体の横にはミニ蛍光灯も備わっているぞ! 地面に置いて手元を照らすのに便利だ!」
北条と串田は、伊賀の熱の篭った解説を真剣に聞き入っている。
彼女の熱弁はまだまだ続く。
「これだけじゃないぞ! 太陽光パネル・携帯電話充電器・AM/FMラジオ・サイレン機能まで付いている!」
「でも高くないですか?」
北条の心配の声に、伊賀はしたり顔。
「なんと税込5,000円を切るのだ! お買い得!」
串田がこれに飛びついた。
北条は既にラジオと懐中電灯があるので今回は見送るとのこと。
こうして伊賀と串田はは多機能型手回し発電懐中電灯をそれぞれ1本お買い上げ。
更にカンパンや飲料水、非常食を買い込み、大満足で店を後にした。
「それでは、私はこれで。2人ともお気を付けて……」
北条は「思いの外、時間が掛かりました」と苦笑いしながらも、ちゃんとマッチも購入出来たことに安堵していた。
非常食は日付が切れそうなものがあったため、必要最小限のものだけを購入。
雨と風が強まる中、なんとかシーサイドタウンのアパートへ戻ってきた北条。
彼女の部屋は2LDKで独り暮らしの割には広めだ。
当然、他に人の気配もなく、扉を開けて「ただいま」といったところで返事はない。
丸みを帯びた家具や柔らかな色彩のインテリアは女の子っぽいけど全体的にかなりシンプルで、掃除の手入れがしっかり行き届いている。
「あ……、そういえば寝子島のハザードマップ、私は持ってませんね。町役場へ行くのをすっかり忘れていました……」
用事の1つを忘れた彼女は、そっと窓から外の様子を眺める。
横殴りの雨風が、電信柱の電線を大きく前後に揺らしていた。
「今更また出掛けるのも問題ですよね……」
伊賀と串田との時間が楽しくて、ついつい長居をしてしまった。
暴風域突入まで、まもなくだろう。
「あとこのアパート。雨戸が無いんですよね……。こういう時不便ですわ。カーテンぐらいは閉めておきましょう」
窓の隙間から雨が染み込んでこないか不安を抱えながら、北条はカーテンを閉めた。
買い物袋をテーブルの上に置くと、濡れた身体が冷えないように、熱いシャワーを浴びることにした。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月13日
参加申し込みの期限
2014年09月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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