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モテモテ呪いを解け! キャッキャウフフな悪夢の一日
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【ある剣道青年による、衝動事情?】
落神神社へと続く道は山道である。
九夜山から下る山道に添えられるように道があり、あたりには人の気配はない。
(なんだか今日はやけに男の人に話しかけられる……)
小山内 海
は、辺りを見回しながらそんな人気のない道へとこそこそと逃れるように入っていく。
たしか、このあたりはたまに知り合いが稽古をしていたはずだ。
(知らない人に話しかけられるのはあまり得意じゃない。……だからつい逃げて逃げて人気のない所まで来たけれど)
ここに来たらその知り合いに会える。そんな気がした。
ゆっくりと山道に入る手前で息をつく。
(一体何なの、ほんと……)
そう思った瞬間であった。
「小山内!」
その声に振り向こうとしたら、がしっと体を抱きしめられる。
ちょうど、小柄な海を包むように、後ろから抱きつかれた形である。
(あっ、えっ?)
海は、その抱きしめた人物に驚きを感じた。
抱きしめた人物は、
御剣 刀
、普段は絶対行われないであろう行為が海に対して行われる。
(う、うそ。刀君が急に抱きついてくるなんて……)
たちまち、顔が沸騰するように真っ赤になるのが分かる。
慌ててスケッチブックを取り出して、恥ずかしいやら何やらが入り交じって震える手でなんとか、コミュニケーションをとろうとする。
『きゅうにだきついてくるなんて、どうしたの?』
「この前お裾分けした魚どうだった? 小山内」
刀はどこかメーターがいかれているのか、そっと優しく抱きしめながら海の頭をなでつつ言う。
『さ、さかな?』
一方、海は完全に混乱の極地にあった。
抱きしめられたかと思えば、魚の話題を振られたのであるのもそうだが、何より思考が追いついていない。
「いや小山内なんて他人行儀な呼び方だよな、海って呼んで良い?」
耳元で囁かれたその言葉に、とくん、とただでさえ暴走寸前の心臓が跳ね上がるのが分かった。
『 』
海がスケッチブックに書こうとした言葉が書けない。
ただ、そっと頷いた。
その様子に、満足したかのように刀は続ける。
「それにこうして俺の腕の中に収まっちゃう海が可愛いなぁって思ってさ、嫌だったらやめるけれど……嫌か?」
『イヤじゃない、よ……』
かわいいと言われて、驚く海。嫌かと聞かれれば嫌と答えれるであろうか。
「海は話をするとき、スケッチブックに文字を書いて見せてくれるだろう? 俺がこうすれば一緒にスケッチブックを見られるからさ、海の言いたいことがすぐに分かるしすぐに返事ができる」
すごい発見をしたかのように言う刀。
『かわいいって……刀くん、ようすがおかしいよ?』
「海の魅力に惹かれているからね……」
ここまで来たら、だんだんと海にも冷静さが戻っていく。
が、普段と違うと分かっていてもドキドキしてしまうのはどうしようもない。
(もう、ちょっとだけ……)
引きはがすことはできるが、しばし、その幻想に浸ろうとした瞬間であった。
「ちょっと、何をしているの!」
ちょっとした衝撃が走り、刀と海は引きはがされる。
海は、ふにゃふにゃと力が抜けて、その場にへたり込んでしまった。
熱いのは太陽に暖められた地面のせいなのか、夏だからか……。
二人の間に割り込んで入ってきたのは、たまたま近くを通った
橘 千歳
である。
「一体どうしたの!? 小山内さん、大丈夫?」
千歳は刀がおかしくなった原因まで分からないものの島全体で似たような現象が起きていることは知っていた。
刀は、ちょっとよろめきながらも、ゆっくりと姿勢を整える。
「とにかく、こうなった原因を……」
そう言って、刀に注意を向けようとしたときであった。
「千歳……、俺は気づいたんだ」
「えっと」
刀が真剣な表情をして、千歳に話しかける。
千歳は内心嫌な予感がしたものの、性格だろうか、勢いに押されて聞いてしまう。
「千歳……千歳って普段は凛としてて綺麗なんだけれど照れた顔が可愛らしくて、照れ怒る姿なんて他の奴には見せないだろう?」
「何を……何を言っているの?」
そっと千歳を正面から抱きしめるように迫る刀。
そして戸惑ったような声を上げる千歳。
異常事態という認識があるにもかかわらず、この手の事例に慣れていない千歳はそれだけで、焦りに似た何かが生まれ冷静さを奪っていく。
「そういうの俺だけの千歳って感じがしてさ嬉しいんだよな。だからこうして正面から抱きしめて千歳の顔を近くで見てるんだよ」
「俺だけの千歳って…な、何言ってるのよ! いや、待って! そうよ、少し落ち着こう、私? いや、刀君? えっと、……あの、その!」
へたり込んでいる海を置き去りにして、次は千歳に迫る刀。
海はといえば、徐々に冷静さを取り戻してきていたが、まだ動けない。
千歳は、焦る心を落ち着かせようと必死で、距離をとる。
「刀君……あなた、また妙なことに首を突っ込んでるでしょ? いつも言ってるでしょ、無茶ばかりしないでって……まず原因を一緒に探しましょう! 怒らないから何をしたか私に話して、ね?」
千歳は必死の説得を試みるも、刀は聞いていない。
それどころか、なぜ逃げるのかといわんばかりに両腕で千歳を抱きしめようとする。
「照れているのかな? 照れている千歳も可愛いよ」
「って、人の話を聞いてない! こんなこと駄目に決まってるでしょ!」
しかし、刀は抱きしめにいく行動は止まるところを見せない。
往来でお互いのポジションの牽制をしつつ、言い合う。
「千歳の駄目って照れ隠しの所もあるからさ、本当に嫌だったら突き放してくれ。そうしたら大人しく止めるよ、そうじゃないならもう暫く抱きしめたい。いや、抱きしめさせてくれ!」
「えっ……私の駄目が照れ隠し……?」
(私が心の片隅を感じていたこを、刀君も気づいてたんだ……私のことなんて見てないようでも見てるんだね)
心の隙間を突かれたのだろうか、ほんの少しだけ千歳は動きを鈍らせる。
そこを狙う形で、刀の両手が千歳の方をそれぞれが包み込むようにして添えられる。
「千歳……」
そう言って、千歳の瞳をのぞき込むように見る。
二人の顔が接近しそうになる。
「刀君……」
千歳はそう言って、ぐっと刀に包まれるように体位をやや下に下げる。
「でもね……」
ぐいっと、どこか引っ張られるような浮遊感を刀は感じた。
ぶんっと音がしてもいいようなくらいに見事に投げ技を決められる。
千歳は刀の普段言わないような言動に戸惑ったものの、そのせいか、冷静さを取り戻していた。
「ぐえっ」
べしゃり、と地面にたたきつけられる。
「馬鹿タナ! そこで反省してなさい! 小山内さん、立てる?」
こくり、と頷いて海は立ち上がる。顔はちょっと複雑そうだ。
一方、刀は目を回している。
『このままにしておく?』
一応、海は千歳に聞く。
「目が覚めたら説教するから、しばらくそのままで待ちましょう……まったく」
ぶつぶつと何事かをつぶやく千歳であったが、その千歳もまた、胸中は複雑なのであった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月29日
参加申し込みの期限
2014年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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