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「すまない。電話だ……」
と言い、
八神 修
は店外へ出て行った。その間、
常闇 月
はなにか商品を見ることもなく、直立不動で修を待っていた。
そうして待っていると見覚えのある人間が近づいてくる。
「アラぁ? もしかして常闇ちゃん?」
「こんにちは~!」
寝子島高校の教諭・
富士山 権蔵
と、その生徒、
宮祀 智瑜
だった。
「……こんにちは」
遅れて月も挨拶を返すが、この奇妙な組み合わせのカップルに小さな疑念を抱く。
その疑念には、すぐさま智瑜が応えてくれた。
「実はこのMiaoの前で偶然先生に会って、チラシを頂いたんです」
「チラシですか?」
「そうなのヨ。コレが、そのチラシ」
「……ありがとうございます」
そこに書かれていたのは。
9月14日はメンズバレンタインデー。
男性から女性に
下着
をプレゼントする日です。
ついでに愛も伝える日です。
いつもそばに居てくれるあの人に。
いつもお世話になっているあの人に。
いつか気持ちを伝えたいあの人に。
下着、プレゼントしてみませんか。
リードをして、ステキな一日にしてみませんか。
堂々と、女性の下着売り場に入ってみませんか。
『TRICK or パンツ!』
ということだった。
(プレゼントは、強制なのでしょうか……)
月の脳裏にすぐさま疑問が浮かぶが、これにもまたすぐに回答が返ってくる。
「ああ、別に強制じゃないから気にしないで頂戴。それに常闇ちゃんは貰う側でしょ」
それもそうかと納得したところで、月は今度こそ疑問を口にした。
「下着を贈るんですか?」
「そうよ。常闇ちゃんはどんなのが好きかしら?」
「私は……よくわかりません」
月が返答に困りそう返すと、代わりというように智瑜が権蔵に問いかける。
「先生はどんなものが好きなんですか?」
「そうネェ……アタシは、そうねぇヒモ、とか好きよ」
まさかの紐パン!
「私もサイドが紐なのは好きでよく穿きます!」
「そうなのですか。そういえばそういうものを、私も義姉によく薦められて履きます」
と突っ込む人間は今ここにはいなかった。
「あと、リボンとかレースとか可愛いのが良いです! こういう感じの」
智瑜は嬉しそうに頬を染めながら、近くの小物を手に取った。
「アラぁ、イイ趣味じゃない」
「たしかに宮祀さんにはよく似合いそうですね」
形で盛り上がったところで――
「色はどうなの? アタシは最近黒ばっかり買っちゃうんだけど」
「私も黒や紫が多いですね……」
アダルトな選択が多い中、智瑜は「色はピンクとか水色とか白が多いですね。縞々も可愛くて好きですし」と頬を染める。
(なるほど……)
こうして思わぬ場で、月は新しい知識を得た。
店……駅ビルをを出て、電話を終えた修の手の中にあるものは。
「これは……何だ」
パンツです。
正確に言えば、
飛吹 蓮太郎
が街中にばら撒いた愛の結晶です。
「ハッピーメンズバレンタイン! 俺の愛を受け取ってくれ!」
実際に正確な答えを教えてくれる人はいなかったが、そんな風に叫んでいる男、
飛吹 蓮太郎
その人が近くに居たので、修はそれが『愛』であると判断を下す。
そしてその愛の実態は、袋を開ければすぐにわかった。
「これが彼の愛?」
嫌悪とは言わないが、今一つ意味がわからない。
そんな中でもすかさず写真は撮る、修。
街の風景。袋。パラシュート。袋の中身。
バッチリ関連物を写真に収めてから、修は蓮太郎に声を掛けた。
「すみません」
「なんだ君は」
「何やら配っているようですが、お話を聞かせていただいてもいいですか?」
「ほう……取材か」
最初は修を訝しんでいた蓮太郎だったが、修の出で立ちを見て、ニヤリと笑う。
「かっこよく撮ってくれよ! まぁ俺は世界一のイケメンだからどうしてもかっこよくなってしまうがな」
そうして口を開いた蓮太郎は修の想像以上の変人だったが、気持よく取材を受けてくれるのならばそれでいい。
修は「善処します」と伝え、もう二、三枚写真を撮っておいた。
「それではさっそく――」
お話を、と言う前に蓮太郎の演説は始まった。
「メンズバレンタインデー。このイベントを考えた人は、天才だ!」
周囲を気にしないような大声だったが、言葉通り蓮太郎は周囲を気にしていないようだ。
「メンズバレンタインデー。それは下着を通して愛する女性の体を探ることで、相手のことを深く知り、より愛情を深める機会にもなる!」
その後に「自分自身と向き合い、愛しい女性と向き合い――なんと深い、崇高なイベントだろうか」とも付け足す。
蓮太郎はこのイベントに心酔していた。
「そしてプレゼントした時に『いやん、エッチ!』と頬を赤らめる姿も……ぐへへへ」
鼻の下を思い切り伸ばす蓮太郎。
とても人には見せたくないものだと思うのだが……蓮太郎はやはり気にしない。
「だが俺は『この世の』すべての女性を愛しているからな! だからこそ島中……世界中の女性の為に、愛という名の下着を広めるのだ!
と、そこのお嬢さん。下着と言う名の愛を一つ受け取ってくれないか?」
勿論答えはNO。ついでに頬にお礼までもらっている。
(まぁそうなるだろうな)
修は、苦笑しながら、わずかに蓮太郎と距離を取った。
(そういえば……)
待たせている人がいることを思い出す。
「それでは、ご協力ありがとうございました」
口でお礼だけ告げて、修はビルへ急いだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月20日
参加申し込みの期限
2014年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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