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【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
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<4>
桃川 圭花
も光線を浴び、変貌した自分の姿に驚いていた。
「これって……携帯に入っていた自撮りの写真のうちのひとつじゃない」
以前、彼女が男装をイメージした格好を自撮りしたもので、実はこれといってキャラクター性があるわけではない。
むしろ単なるオシャレの一環として、画像データを保存していただけだったのだが……。
「状況を見る限り、みんなそれぞれのキャラクターになり切ってるみたいだけど……、私のこの格好、つまり『この人』ってどんなキャラなの?」
男性である、ということ以外、全く設定を作っていなかった。
「参ったわね。どうやらなりきることでキャラ特有の特殊能力を使えるようになるっぽいけど、モデルが私自身なら、ろっこん以外に特殊能力なんて……」
「だったら、作ればいい」
「へ?」
桃川は不意に声を掛けられて飛び上がった。
「そこまで驚かなくてもいいじゃないですかー。ねぇ、月詠さん?」
「舞華、そこは黙っててあげなさい。人間、悩んでいると独り言が増えるらしいからね」
旅鴉 月詠
、傍付きの
檜扇 舞華
を従えての登場だ。
2人の顔を見るなり、桃川は首を傾げた。
「……もしかして、独り言が聞こえてたのかしら?」
「ああ、随分と大きな独り言だった。見てられないものだから、お節介でもしようかと思ってね」
桃川は気恥ずかしくなり、目を瞑って頭を抱えてしまう。
そこへ降り注がれる忌まわしき光線!
射線上にいるのは桃川! 彼女は気が付いていない!
だが、旅鴉は平然と射線上に踏み込み、スケッチブックを盾にすると……。
光線を吸い込み、即座に反転、人気のない方向へ光線を放出した。
旅鴉は随分とこの状況に適応しているようだ。
……遠くで
「ぴぎゃー!?」と鳴き声
が聞こえた気がしたが、残念だが旅鴉は気が付いていない。
「まさに『絵空事』。私のろっこんの名の通りの騒動だが、どういう現象か理解出来てしまえば、それほど苦労はしないよ」
「あのー、月詠さんの適応力とスルースキルは、おいそれと他人が真似できないかと……」
隣の舞華は苦笑いしながらツッコミを入れてしまう。
「た、助けられたみたいね……。……ありがとう、旅鴉さん」
桃川は礼を言うと、さて、と腕組みをした。
「旅鴉さん、『作る』ってどういうことかしら?」
この問いに、旅鴉は隣の舞華を見遣る。
「主たるキャラクターがないならば、今、この場で作ればいい。創作というものは大抵そういうもの。桃川が願えば、今すぐにどんな人物にでもなれる。舞華のようにね」
「声優の卵のあたしの本領発揮ですねーっ! なりきればなりきるほど、力がみなぎってくるんです!」
舞華は
姉謹製の気合の入った衣装
を着込んでいた。
「玉藻御前をモチーフにした妖狐姫のコスチュームです。一応、豊作の神様って設定で、俗に言う『お稲荷様』ってやつです」
彼女はごほん、と咳払いをすると、急にアルト声域で自己紹介をしだした。
「妾は荼枳尼天(ダキニテン)の使いにして、この国を治める妖狐姫、稲荷御前なり。その方、妾に惚れると、……氷漬けにしてしまうぞ?」
尊大な口調と表情、そして胸元が大きく開いた衣装が、舞華の演じるキャラクターのなりきりに拍車をかけている。
「女の私でもドキドキするくらいセクシーね……。しかも良く似合ってるし、さすが一流メイドさんは着こなしも一流なのね」
桃川が感心していると、舞華は元の声色ではにかんでみせた。
「褒めても何も出ませんよー。あ、魔法は出ますけど。それっ!」
舞華が手をかざした先が、真っ白な霜で覆われていく!
桃川は目を疑ったが、霜の冷気を肌で感じると、ただただ感心するばかりだった。
「……とまぁ、手加減してこの威力です。狐といえば炎系を連想する方が多いかもしれまえんが、夏なので冷気系をイメージしてみました」
そういうと、舞華は手のひらの中に握りこぶし大の氷の塊を生成。
乱戦の熱気が篭る会場内では、貴重な清涼剤である。
「本気になれば、空中に氷塊を生み出してぶつけたり、吹雪を掌から放出できそうですねー」
「なりきるって重要なのね……」
舞華の解説に、桃川はなるほどと頷いた。
「でも、私はどう見ても一般人の格好なんだけど……?」
これに旅鴉がしたり顔で告げる。
「周囲のなりきりは幻想系ばかりが目立つが、一般人だって際立った技能を持ったものが大勢いる。桃川、折角の男装イケメンなのだから、そこらに居る美少女を片っ端から落としてみたらどうだ?」
「美男子相手でもいいですよ?」
旅鴉がGL本(男装女子×ノンケ女子モノ)を、舞華がBL本を手に取りながら言った。
桃川は2冊を何気なく手に取って中身を確認する。
……そして酷いカルチャーショックに見舞われた。
「なんか、頭がクラクラするわ……。これは私の知らない世界だわ。こういうのが流行ってるの? 素人が足突っ込むような世界じゃないわね……」
だが、何故かページをめくる手が止められない。
攻め男子の口調やキャラが、今の『自分』に足りないものを補完してくれているように彼女は感じた。
「そういうことね……。掴めたわ。『俺』がどういう人間なのかが、な?」
同人誌を閉じると、口角を攻撃的に釣り上げる桃川。
その表情は、以前の彼女ではなく、新たなキャラクターの『彼』のものだった。
「今から俺は、
桃山 圭亮(ももやま けいすけ)
って名乗るぜ。年齢は23歳、独身。新宿二丁目のNo.1ホストで男女構わず口説いて落とす、夜の帝王の圭亮だ……!」
この瞬間、なりきり補正が発動!
圭亮の体から、強烈なイケメンオーラが放出された!
「礼を言うぜ、月詠、舞華。もしよかったら、このまま同伴してもいいか? ……今夜は2人を離さないぜ」
圭亮は2人の手を取って目ヂカラ全開で見詰めた。
「妾の妖力が浄化される……!」
舞華の頬が赤く染まっていく。
それに対し、旅鴉。
「そうか。よろしく頼むよ。ではまず、南の騒ぎを鎮圧しよう」
ま さ か の ノ ー リ ア ク シ ョ ン !
旅鴉のマイペースぶりは一貫しすぎていた。
「舞華、いつまでそうしている気だい? 置いていくよ?」
「ま、待って下さい、月詠さーん!」
「フッ……そういう態度も嫌いじゃないぜ」
急造のヘンテコなパーティー3人組は、そのまま南の朱雀っぽいキャラクターのもとへ急行していく。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月02日
参加申し込みの期限
2014年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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