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ひと夏のろっこん
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○海岸の二人
シーサイドタウン駅南東。
椿 美咲紀
と
八神 修
は一緒に海に来ていた。
「浜辺に捨てられる&流れ着くゴミの事を記事にするのです。なんて社会派な私達」
と言う美咲紀だが、水着姿だ。
修は一生懸命建前的な理屈を言う彼女を微笑ましく眺めている。
(素直に遊びに来たって言えばいいのに)
「何がおかしいんですか?」
「いや……折角の夏だし海水浴場が近いしな」
「ちゃんと記事は書くけど、楽しみも欲しいのですよ」
そう言うと美咲紀は浜辺に流れ着いたペットボトルを握って、息を止めじーっと眺める。
端から見たらどう見てもデートなのだが……
「はわはわわわ?」
美咲紀の手の中でペットボトルが分解された。
「ぶちょー、いつの間にろっこん使ったんですか?」
「いや、俺は何もしていない。大体俺の『分解』は触れた物にしか効果がないはずだ」
「ですよね……何でなんで?」
美咲紀は今度は空き缶を拾って集中した。
あっと言う間にそれはパーツに分かれてしまった。
「すごい!……『また神魂か』の一言で済ませる事にしました。これ大きなゴミを処分するにはイイですね。お役立ちです」
「ろっこんが入れ替わったということか?」
修が考え込む。
「ぶちょーも私のろっこん使ってみるのです!」
「弱った人が居ないと使う必要も無いな」
目を輝かせる美咲紀に修は苦笑する。
「ほら、海の上から調査だろ。ところで……」
ボートを押し出しながら修は言った。
「いい加減その『ぶちょー』ってのはヤメにしないか?」
「おっきなシャチくんフロート持ってきましたぁ。ほえ? ぶちょーはぶちょーなのです」
岩のある所まで二人は一緒にボートを漕いだ。
「会社の上司みたいじゃないか。部活以外の時は普通に呼んでくれよ」
修の頭に、新聞社見学に行ったとき『部長』と呼ばれていた中年男性が浮かんでいた。
禿げた頭に突き出したお腹。
それはまあ、会社の部長と部活の部長とは違うのはわかるのだが。
「んー、じゃあ……やがみん?」
「いや、やがみんは恥ずかしい」
岩にボートを繋ぎ、二人は泳ぎだす。
シャチくんフロートに乗っかり、ぷかぷか波間に浮かびながら美咲紀は言った。
「じゃ、おさみん」
「もっと嫌だ。……修君とか普通でいいから」
泳いでいなければ頭を抱えたい気分になる修。
「んー、ぶちょーの呼び方はお家に帰ってからゆっくり考えるのです」
「……」
潜った修の返事は聞こえなかった。
しばらく潜った後、修がボートに手をかける。
「体が冷えてきたな。上がって釣りするか」
「一緒にお弁当も食べるのです」
美咲紀自慢の、家庭菜園の取れたて野菜もちゃんと入っている。
「ぶちょー、ちゃんと帽子被らないと熱中症がコワイデスヨ?」
ボートに上がった美咲紀は、修が座っている隙に頭をナデナデした。
「大丈夫だ。水分はきちんと摂っている」
つとめて冷静に、修は話題を変える。
「予備校の夏期講習は全日程を終了したよ。また『八神塾』でも開こうか? 問題集でわかりにくかったところを復習するとか」
その言葉に、美咲紀の眼が思いきり泳ぎ出す。
「……ってなんだその目は」
「ももも、問題集。はわわわ。て、敵勢力の抵抗が思いの他激しくてですね……」
「椿……、お前、宿題は済んでいるよな?」
「も、問題見ても解んなくて先になかなか進まなくて……」
「泣くな! 帰ったら問題集ごと持って来い!」
縋るように修を見つめ頷く美咲紀だった。
帰りのボート。
「椿?」
気が付けば美咲紀が寝息を立てていた。
(やけに静かだと思ったら。はしゃいでたもんな……)
修は、ボートを静かに漕ぎつづけた。
ふと、美咲紀の指にすり傷があることに気づく。
(岩で擦ったかな?)
浜に着き、ハマナデシコを見つけた修はそっとそれを摘んだ。
手に持ち、起こさぬよう静かに「敦盛の舞」を舞う。
美咲紀のろっこん「舞花の祈り」は花を持って舞うことにより生物の欠損部を自己修復させ元通りにする。
(これで回復する筈だ)
「ぶちょー? その舞は?」
「!起きてたのか!」
照れたように動きを止める修。
「人間五十年……で有名な能の演目だよ」
「ぶちょーの舞とかレアなものが見れました……」
「帰りは車で送る。寝てていいぞ」
修の言葉に頷くと、美咲紀は再び目を閉じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月23日
参加申し込みの期限
2014年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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