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\ オーバータイム!/
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【俺達いったい誰でしょう!】
『それでは、お代に貴方の声を頂きます』
「(ちょっ、急にふっかけておいて、しかも声だってぇっ!?)」
手の甲を軽く口元に寄せ、二昔前の少女漫画の如く驚愕してみせる
志波 武道
。
しかし、オーバーな演出と言うのは声があって初めて成立するものであり、そういう意味では早々から非常に残念なアクションとなってしまった。
しかし、観客は兎だけなので問題無い。──兎、無反応だし。
その様な少し切ない現実に考えて、しかし直ぐに誰の声が聞こえてくるかに思考を巡らせる。
弟の憎まれ口? いや、それならば愛の脳内変換でいくらでもドキドキしてしまえる……そんな事を考えていた矢先、声が響いた。
「俺は…いや、俺達はいつも君の傍にいる」
「(ファ!? いきなりなにその意味深な言葉!
というか傍にいる人!?
でも初めて聞く声じゃなぁい!)」
いやぁねぇっ、と腰をしならせ軽くおばさんらしい仕草で手を振る武道。
「俺は、俺達は、君の見つめるその先を知っている」
「(イヤーン俺のおっかけ? ストーカー?☆
声もあちこちから聞こえてくるしっ。ちょっとこわぁい☆)」
両頬に手を当て恥ずかしそうにジェスチャーしてみせる武道。
しかし、それにはリアクションも敵意も害意も無く、ただ淡々と武道の周りから響いてくる。
「そして、君が鏡と向き合う時の自嘲する姿も知っている」
その瞬間……武道の眉が僅かに、ほんの僅か引き攣るように跳ね上がった。
「(…おっかしいなぁ、ソレ親友の前でもその姿は隠してるつもりなんだけど)」
武道の思考のトーンがすっと落ちる。立て続けて、声が断言するように言葉を発する。
「俺は、俺達は君の道化の鎧」
「(………………)」
武道の心の中の軽口が完全に沈黙した。
声は、何かを待つように言葉をなくした。
その間に、武道は考える。
「(初めて聞く声、だから知り合いじゃない。
俺の声とも違うから、自嘲するする事を知っている俺自身でもない。
鎧、と表現していることは……纏うものか?
そして俺の視線の先を知っていて、鏡と向き合う事で俺を認識する──……)」
武道は、心の中の軽口も無く、答えに到った様子で瞳を僅かに見開いた。
「(……あぁ、そういう事か。
──この声は『生き物に非ず』か)」
「さあ、俺は、俺達は誰でしょう!」
今までとはうって変わった、クイズ番組の回答前の前振りのような明るさで「それ」が答えた。
まるで心を読むようなタイミングで声は話し掛けてきたが、こちらの心を読んでいるのかは分からない。
だから、武道は静かに、それを手に取って微笑んだ。
自分が己の弟に似ないように付けている「伊達眼鏡」を。
「正解!」
派手なクラッカーの音と共に、その声は弾ける様に声を上げた。
その声を聞きながら、伊達眼鏡を眺め、武道は改めて微笑を浮かべた。
「(帰ったら、持ってる眼鏡のクリーニングでもするか)」
武道の心はとても穏やかだった。満足にも似た思いと共にゆっくりと、その姿が霧の中へと消えていく。
そして、そこには兎が残された。
兎は本日何度目かも分からないにんじんの先端を齧って顔を顰めた。
「……渋い。でもちょっと奥深い味」
兎は、そう言って2口目を齧ったが渋さの余りに丸呑みするに留まった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月07日
参加申し込みの期限
2014年06月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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