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ミエコ、再び
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▼
事態は急展開する。
「仕方ないですねぇ、ソフィ、覚悟はいいですか?」
背後から
猫屋敷 姫
の気配を感じて、
ソフィ・C・リードホルム
は思わず頓狂な声で、聞き返した。
「覚悟って、何の話です?」
「目には目を、巨猫には巨人を……」
姫はマイペースにニタリと笑うと、混乱するソフィに構わず歌い始めた。
ろっこん【スクナヒコナ】の発動条件だった。
「きーたぞー『2倍』ーの、ウルトラニャーン♪」
腕を振って陽気に歌い上げると、姫はどこから出したのかも定かではないピコハンを大きく振りかぶった。
「え、待っ……!?」
慌てるソフィの心情には構わず、姫は容赦なく、ソフィのおでこを叩いた。
ピコーン★
「ジュワ、て言うです。ジュワ、て!」
「え? え? ジュワッ……」
ソフィは自らと、何だか小さくなったように見えるミエコを見下ろした。
いやミエコだけじゃない、周囲に居た人間も全員、半分くらいに縮んで見えた。
いや、皆が縮んだんじゃない。ソフィが巨大化したのだ!
迫力ある白いおみ足が、悩ましい。
「2Mくらいですかねぇ、絶好調~」
「って……ナニコレ、私、皆に見られて……めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですかぁ~(泣)!?」
涙目で赤面し、顔を覆って恥らうソフィ。いわゆる、俺得。
満足げにピースサインを送ってくる姫に、抗議したものの、確かにこのサイズならミエコを御しやすい。
「もうぅ、知らない!」
スカートを翻し、事態収束のため駆け出したソフィは、巨大毛玉を押さえつけようと手を伸ばす。
ところが、猫の筋肉は柔らかい。身を捩り、するりと躱す。
「す、素早い……流石は猫ですね……!」
巨大猫VS巨大美少女。
ともすれば爪が出てしまうミエコの攻撃を、ソフィも持ち前の洞察力と運動神経で、紙一重で躱していく。
「やりますね、でもこっちだって負けませんよ!」
そして。
ピコーン★
「……はい?」
響いた音に、ソフィは呆気に取られた。
後ろから回り込んだ姫が、ソフィに気を取られているミエコの隙を見て、脳天を打ちのめしたのだ。
「ミェ?」
【スクナヒコナ】が再び威力を発揮し、そこに居るのはもう巨大猫ではなかった。
普通に戻ったミエコを、姫が余裕で抱き上げる。
「わ、私って、一体……」
脱力したソフィは、地面にお尻をくっつけて、ぺたんと座り込んだ。
「なんの、グッジョブでしたよ」
▼
「よーしよしよしよしよしよしよしよしよし!」
姫はミエコの尻尾の付け根と首まわりを撫で、某動物王国の人みたいに揉みしだいていた。
「アナタが! 屈服するまで! 撫でるのをやめない!
猫屋敷家に伝わる極楽行指圧術(読み:シャングリラフィンガー)を見るのです!」
ヘアゴムも外し、相変わらず やんちゃではあるけれど、普通の猫になったミエコをもふりたおす。
それだけでは飽き足らず、もっと小さく。ピコーン★
「『手乗りサイズ』のミエコさん、美味しい煮干しは如何です?」
「ミェ?」
手の平サイズでも元気一杯のミエコ、美味しい部分から煮干に齧りつく。
ミエコは人見知りを全くしない猫だった。
多分、アホなのだろう。
やや乱暴なのを除けば、皆でもふもふするのに申し分ない逸材だ。
飛んでいった二人を除き、遠慮なくミエコもふもふ。
「かじられた、痛い……猫キックまで。ふふ……ぬこの口の中って、暖かいんだの……可愛い……」
逃げられてばかりだった
黒兎 都
も、指をがじがじ齧られながら頬が緩みっぱなしだ。
「良かったね、黒兎先輩……。
でも、このミエコちゃんも可愛いけど……皆でもふるなら、もうちょっと大きい方がいいかも?」
恵御納 夏朝
が人差し指でミエコの顎をなぞりながら、きょとんと首を傾げた。
ごろごろが、妙に遠く感じる。
「仕方ないですねぇ」
姫は【スクナヒコナ】を解除した。
「さて、残るは彼だな」
八神 修
はミエコを膝に抱き上げると、その背を撫でながら飼い主の勉に向き合った。
「貴方がどんな想いで、こんな事をしたのか俺は聞かない。
だが、尾はバランスを取るための重要な器官だ。あんな大きな物を付けたら不自由なんだ。
貴方が本当にミエコが可愛いなら、やめて欲しい」
「はい……」
肩を落とす勉に、ミエコをなでなでしていた
夢月 姫
は、ポッケを探ると飴玉を手渡す。
「良かったら、どうぞ。もも味です、おいしいですよ?」
勉は躊躇しながらも、薄いピンクの飴玉を摘み上げる。
口に入れれば広がるのは、忘れていた子供の頃の懐かしい甘さ。
少女の優しさに、勉はグスンと鼻をすすり上げた。
「げんきだしてください!」
姫と調子を合わせるように、しろとくろも「みゃ~」と鳴いた。
「ミエコちゃん、小さくてもかわいいです。
しろとくろもミエコちゃんと おともだちになったし」
姫はニッコリ笑って、小指を差し出す。
「私も、また会いたいです!」
「ふふ、私みたいに甘噛みされれば、元気が出るかもしれませんね?」
綾辻 綾花
はくすりと笑いながら、勉の背中を摩る。
困った飼い主だけど、不思議と憎む事も出来なかった。
「参ったな。皆さん、本当にご心配をお掛けして申し訳ない」
照れながらも、深々と頭を下げる勉に
奈良橋 博美
も頷く。
「たまには息抜きもしようぜ。ミエコには勉さんしか居ないんだ……」
「はい」
「頑張りすぎないようにしてくださいね?」
「ありがとう、優しいんだね」
頼りなく笑うと、勉はミエコに向き合う。
「ミエコ、生まれてきてくれて、ありがとう。不甲斐ない飼い主だけど、これからも宜しくな」
「ミェ?」
「よかったー、また遊ぼうねー」
ミエコをぎゅっと抱きしめて、姫は幸せそうに微笑んだ。
「一件落着だね」
レディ達は笑顔が何より、
八十八旗 信彦
は爽やかにその場を締めくくった。
▼
お空の星になった
野坂 庵
と
後木 真央
は、猫の集会会場のド真ん中に落っこちて、ばりばり引っかかれていた。
「ミギャー!!」「あばばば!!」
絶叫する、庵と真央。
「もー、猫ってほんっと身勝手ー!」
ぷんすか頬を膨らませてみるものの。
「でも、そこが可愛いんだけどねー……」
やっぱり猫は、最高だ。
「貴重な体験だったのだ♪」
あっけらかんと言う真央の表情が、全てを物語っていた。
終
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あとがき
担当マスター:
メシータ
ファンレターはマスターページから!
メシータです。
今回はコメディという事で、ろっこんを除いては、かなりはっちゃけてたり、ゆる~い内容になっております。
通常のリアクションでは、こうは行かない事も多々ありますので、そこはご注意くださいましね。
楽しいアクションを、ありがとうございました。
全般的にもふもふを楽しまれた方も、ろっこんを試してみられた方も、酷い目に遭われた方も、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
いつか、ののこが大爆笑でもして、ミエコのろっこん発動条件が緩くなりますように。なんて、不穏な発言をしつつ。
ご参加、ありがとうございました。
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担当ゲームマスター
メシータ
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月25日
参加申し込みの期限
2014年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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