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ミエコ、再び
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「任せろ!」
博美は狙いを定めて飛び上がると、ろっこん【トンビの飛翔】で滑空しつつ、ミエコに急接近。
突然、方向転換したりするミエコの動きは読みづらかったが、何度か試した末、彼女の指先に袋が掛かった。
「よしっ!!」
ジャストなタイミングで、腕を引く。
見事に着地を決めた、博美の手には確りと、袋が回収されていた。
「相変わらず頼りになるな……よし、後は俺が引き継ごう! ほーら、ボールだぞ」
八神 修
は電動空気入れでビーチボールを膨らませては、ミエコに転がしていた。
無論、ミエコの気を引くためだ。
興奮したミエコは少し力むと、すぐにボールに爪を立ててしまったが、予備はたくさんある。
むしろ修の体力の方が問題だった。
「はあはあ、ちょ、ちょっと休憩だ……」
ボールを投げているだけでも、案外と運動になるものだ。
苦笑しつつ、修は一旦 戦線離脱して、ロープ代わりのジャングルジムに向かおうとした。
だがミエコは、それを許さない。
追い縋ったミエコは、背中から飛び掛ると、修の頭をカプリ。
「うっ!!? よせミエコ、話せばわかる!」
もがいている間にも、ミエコは修の頭をモニュモニュしている。
(母さん……今、会いに行きます……)
覚悟しかけた修の耳に、親友・
後木 真央
の声が聞こえた。
「うん! 修ちゃんはいずれ、頭からザリザリいかれそうとは思っていたのだ♪」
楽しそうだ……。
(バカな! テンションMAXなのは、ミエコだけではなかったというのか!?)
可愛いあの子が、今ばかりは悪魔に思える。
(……後で、お灸を据えてやろう)
修の心に、負けない強い意志が生まれた。
「修ちゃんだけを逝かせられるかなのだ、真央ちゃんも逝くのだ♪」
自らの
欲望を満たすため
親友を助けるため、真央も果敢にミエコに挑む。
「あ~れ~なのだっ♪」
だが、尻尾に始まり、肉球や爪を充分に堪能させられた挙句、真央はお空の星になった。
「人柱、お疲れ様です。モフり狙いも決死ですよね」
白金の髪を和テイストに整えた眼鏡の少女、
ソフィ・C・リードホルム
は、少し緊張感に欠けた戦い(?)の行方を観察していた。
どうやら氷塊を射出する自分の ろっこんは、役に立ちそうもない……というか、力を公にする事や、もふもふを傷つけるのを厭った彼女は、力を行使しないという道を選択した。
「狙うは頭の上、あの頂に立ってみたいものです」
幸い、運動神経には自信がある方だ。
私、ファイト☆
ソフィは気合を入れる。
「おや、ソフィです? さっきから、聞き覚えのある声だと思ったですよ」
ほぼ横並びの身長。ソフィが振り返れば、そこにはクラスメイトの
猫屋敷 姫
。
女児と間違われそうな、小柄な二人。
超然とした雰囲気も、また同じ。
ソフィは勤めて表に出さないものの、どこか突き抜けた所も、ひそかに共通してた。
「猫屋敷さん、いらしてたんですね」
「猫と聞いては、黙ってはおれないです。そう言うソフィも?」
「可愛いは正義です」
キリッ!
真顔で言い切る、ソフィ。
「私、決めました。
最初からいきなりハードル高いですが、暴れているあの子の頭の上に到達して、頭の上でもふります!」
突飛な事を口走り
「止めないでください」
と、駆け出したソフィを、姫は本当に止めなかった。
他人には無謀にも思えるかもしれないが、『大胆不敵』を座右の銘にする姫に、当たって砕けろなソフィの行動を阻む理由が無かったのだ。
「チャレンジあるのみ、って先生もおっしゃってましたし?」
鷹揚に構える姫の視線の先で、ソフィはミエコの首輪に手をかけて、よじ登ろうと頑張った。
しかし修を咥えたまま、暴れるミエコの前に、敢え無く撃沈。
「むむ、考えていたより難しいですね……!」
ソフィの目が据わっている。
「というか、ソフィはもっと理論派かと思ってたですけど、案外力押しタイプですね?」
「そ、それは、言わないでください~」
ひーん、と頬を染める眼鏡っ娘。
ご馳走様である。
「ねこー、あそんでダーイブ!」
修に、救いの女神が現れた。
柚瀬 玲音
がジャングルジムから、ミエコの背中目掛けて飛び降りたのだ。
修を解放し、ミエコは玲音を乗せたまま、またしても大暴れを始める。
「はわわ、ふわふわだけど、ゆれるゆれるー……おちちゃう、おちちゃうよー!」
「ああっ、うらやましい……」
ソフィが、一寸ズレた発言。
「いけない!」
恵御納 夏朝
は玲音のダメージを軽くしようと、咄嗟に ろっこん【重く軽く】を発動させようと、試みる。
条件は、対象に猫シールを貼る事。
「間に合わない! あぁもう、お願いだから遠くまで届いてぇぇぇ!」
と。
シールが夏朝の指先を離れ、射出された。
「えっ!?」
夏朝が目を丸くする。
真摯な想いは、ろっこんの確実性を増す。
シールは一直線に飛ぶと、狙い通り、玲音の頬に貼り付いた。
――軽く!!
夏朝は念じる。
ミエコから振り落とされた玲音の体は、地面にぶつかると、風船のように ぽいんと跳ねた。
「わあ、なにこれ!? おもしろいおもしろいー♪」
風で飛んでいきそうな程、軽く感じる体に、玲音はご機嫌だ。
「良かった……」
呟きながら、夏朝は自分の中に、確かな手ごたえを感じていた。
「さて……残念な気もするけど、そろそろミエコちゃんを元に戻さなきゃ……」
このままでは心に傷を負う人を、悪戯に増やしてしまう。
夏朝はヘアゴムの玉を見据えると、覚悟を決めて駆け出した。
「えいっ!」
皆が息を詰めて見守る中、夏朝は玉に向かって思い切り腕を伸ばした。
すか……。
「はっ…………!」
夏朝の手は、何も掴んではいなかった。
そう、この半年ほどの間でミエコは立派に成長した。
夏朝だって。
だが夏朝のは、主に精神面での成長で、背丈に成長の兆しはなかった。
空し手を見つめて、夏朝は悲しそうに微笑んだ。
「……やっぱり届かない……(泣)」
「夏朝ちゃん! ありのままのキミは、素敵だよ!!」
女性の味方、紳士・信彦がしゅばっとバラを差し出して、すかさずフォローする。
「うん、ありがとう……」
悲しみのあまり、夏朝は進化した ろっこんを使う事を、すでに忘れていた。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月25日
参加申し込みの期限
2014年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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