this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Summer night pleasur
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
●夏の宵を待って●
キラキラと光の撒かれた寝子島の海も、次第に紅に染まっていく。
ひとつ、ふたつ、沖で遊んでいたヨットも星ヶ丘マリーナに戻ってきて、全てがやがて訪れる星の輝く時間を待っているよう。
いち早く夜を知った東の空から星が輝き始め、深い藍の帳を引き連れて沈んでいく太陽が、本土の山間に消えていった。
その瞬間の、様々な色が混じって生まれる空の色合いはなんとも言えない。
まだ人影まばらな店内で、スタッフもお客さんと一緒に見惚れてしまうくらいだ。
そんな様子に目を細め、マスターはカウンターの中でグラスを磨いている。
今宵訪れる人々の姿を思い浮かべながら――
真夏の夜は、そうそう気温も下がらない。
爽やかな潮風を感じようにも、鼻は既に海の香りに慣れてしまっていて、ともすれば肌を覆うべったりとした湿気が気分を滅入らせる。
こんな日は何処かクーラーの効いたところで一杯、なんて足を彷徨わせ、或いはそこへ行こうと心に決めて。
気だるい空気を掻き分けた靴先が向かったのは、光に照らされ夜に浮かぶ、白く荘厳な建物だ。
星ヶ丘きっての超高級ホテル、と言われるだけあって立派なエントランスの先には、日常とはかけ離れた豪奢なホール。
居合わせたスタッフたちの声や頭を下げる姿に、悠々と奥へ向かう者もいれば、思わずお辞儀を返してしまう姿もある。
「子供の頃、こんなホテルあったっけ……」
それひとつでもとんでもない値段がしそうなシャンデリアを見上げ、
天動 記士郎
は呟いた。
尤も彼の生活圏は旧市街だったし、小学生の頃寝子島を離れたせいか、家の周辺の山で遊んだくらいの記憶しかないけれど。
比較的近年出来たらしいその佇まいからして、きっと彼が島の外で青春を送っている頃に建ったのだろう。
今日は記士郎自身が経営する雑貨屋の仕入れの為、この付近で人と会った後。
普段よりきちっとしたジャケットにチノパン姿だったのと、少し酒が入っていたお陰か、一杯分だけ夜景を楽しもうという気分になったのだ。
髪はいつもと同じひとつに纏めたスタイルだが、清潔であれば問題ないだろう。
丁度降りてきたエレベーターに乗り込み、彼は7階を目指した。
(このホテル……確かお洒落なバーがあるんだっけ)
なんとなく付近を歩いていた
聖籠 あゆか
は、ネットで見た事があるホテルを見上げた。
丁度お酒が飲みたいと自らの店を出てきたものだから、花に誘われる蝶のようにエントランスへと向かった。
けれど、彼女は明るいところが苦手。
落ち着いたベージュの綺麗めワンピースが纏わる脚は、夜は夜で煌めくホールを急ぎがちに過ぎてエレベーターの扉の向こうに消えていった。
辿り着いた7階は、落ち着いたムードのある照明がバーの前まで続いていた。
「いらっしゃいませ」
客の姿を見ると、入り口付近で待機していたスタッフがすぐに対応し、席へ案内してくれる。
シックな雰囲気の店内は、何処もかしこも清潔で手入れの行き届いた印象で、何より南一面ガラス張りのパノラマが目を惹く。
カウンターやテーブルセットが派手すぎずシンプルに纏められているのは、ここから見える景色があればそれ以上華美な装飾は必要ないからだろう。
1名様の場合、特に希望がなければカウンターに案内される。
注文を急かすでもなく、ゆったりとちょっとした作業をしているマスターに会釈をして、あゆかはテキーラサンセットと野菜スティックを注文した。
フローズンスタイルのカクテルとキュウリなど身体を冷やす効果のある夏野菜が、火照った身には心地良い。
(もうこのカクテルみたいな色は見えないわね……)
あゆかは夜の帳に包まれた景色を目に、燃えるような夕日を胸に浮かべて、少しずつお酒を楽しむ事にした。
「……サド?」
バーの看板を前に、
ロレッタ・ガトパルド
がひとりごちる。
「確か『スド』じゃなかったっけ?」
「あら、やっぱりイタリア語は苦手ネ」
ライレエ・アーレンス
の突っ込みに、シチリア生まれのロレッタは肩を竦めて見せた。
ニューヨークで育った時間が長いせいか、母国の言葉はどうも苦手らしい。
(私なんか英語もイタリア語も分かんねぇよ……)
美術以外は苦手な
鳳翔 皐月
は小さく息をつくと、彼女たちに付いて店内に入った。
とはいえ、今日は普段羽織っている絵具の付いた白衣ではなく、薄手のジャケットだ。
ロレッタもバンドTシャツの上に紫のショートジャケットを羽織り、ダークブラウンのデニムを履いたその爪先にはウェッジヒールのサンダル、ティアドロップ型のサングラスとシルバー系のアクセサリで纏めている。
「へえ……内装もゴージャスで悪くねぇな」
案内された窓辺のテーブルで、ライレエは笑みを深めた。
彼女は普段着ているものそどう変わらないようだが、彼女たちとこの店に来ても違和感のない姿だ。
ホテルのエントランスと比べれば、バーの内装はシンプルで落ち着いた雰囲気だが、テーブルやちょっとした調度品も良いものを使っていると一目で分かる。
「ここって煙草吸えんの?」
皐月が指を二本立てる仕草で尋ねると、ホールのボーイも兼ねているらしい若手のバーテンダーが頷き、灰皿をと他のボーイを呼び止める。
軽く感心げに、ライレエも煙草の箱を取り出した。
「やっぱ酒と煙草は切っても切れねぇってとこか。じゃあ、注文はとりあえずおつまみセットと……」
「スコッチをダブルで。チェイサーも頼むぜ」
「ミーはトリマビール。アメリカかカナダのビールはあるノ?」
続く皐月の注文の後、ロレッタビールについて尋ねる。
「カナダのビールでしたらございます」
「じゃあソレで」
ボーイがカウンターに引き返す姿を背に、ロレッタをしげしげと眺めていた皐月が口を開いた。
「ロレッタも『とりま』とか使うんだな……」
「日本に来て覚えたのヨ」
「まあ、居酒屋とかじゃフツーだよな」
星空を背景に、3人は笑い合った。
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Summer night pleasur
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月21日
参加申し込みの期限
2014年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!