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サマー! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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午後は、体育館の舞台を借りて演劇練習となった。
手回しよく由貴奈が照明やスピーカーの使用許可を取ってある。
「まだどんな劇をやるか決まってないけど、使い方を合宿のうちにマスターしておきたいと思ってさ。あれ、衣装係はこないの?」
「私はその間に衣装や小道具の整理整頓。
普段はなかなか出来ないからね……この際、きっちりやっておくべきかと」
そう言って衣夢は衣裳部屋へ向かった。
今回のテーマは「童話」だ。グループに分かれ演目と配役を相談する。
「童話ならシンデレラがいいなー」
とのラッセルの意見に夏朝が賛成し、班が決まる。
「脇役か悪役に回って練習したいから、義姉役かな」
夏朝が言うと、
「今回は脇役の男性キャラの演技をメインに練習するとしようか」
と甲も言う。
「脇役の男性っていうと家来とか? それじゃ俺は王子……ってあれ? シンデレラ役は?」
ラッセルの言葉に、皆の視線が由貴奈に集まる。
「……え? うちは劇には混ざらないよ?」
「そう言わずに! 役者が足りないんですから」
「いやだって、そういう演技下手くそだから……いや、ちょっと、待って」
何だかんだ言って押し切られている由貴奈だったが。
「シンデレラは勘弁してよ……この後夕食の仕込みもしたいし。……魔法使いなら」
「それじゃお願いします!」
「……あれ、それじゃシンデレラは……まさか」
「うわ……人前ってなんでこう照れるんだろう」
まさかのシンデレラ役をやることになったラッセル。
(意地悪さを出しつつ、シンデレラを引き立てるには……)
夏朝は義母役の先輩の演技を観察しつつ自分の演技を模索する。
「シンデレラ、ドレスのボタンをつけておくれ。ぐずぐずするんじゃないよ」
「は、はいお姉さま……」
人が変わったような夏朝の演技にラッセルは震え上がる。
「僕が王子役か」
甲は今回は女役を免れたことにほっとしながらそれを見守っていた。
(しかし、いくら外面を取り繕ったところで、残念ながらどうやら内側のポンコツっぷりまでは隠し切れない様だな……それに、油断したらすぐに素が出ちゃうねぇ……)
「12時の鐘がなったら、必ず戻ってくるんですよ。魔法がとけてしまうからね」
照明とスピーカーのセッティングを済ませてから戻ってきた由貴奈の出番が終わる。
練習終了まであと一時間。
由貴奈は夕食の準備をすべく家庭科室に向かった。
そのころ衣夢は。
「今度の演劇で使いたい衣装や小道具が揃っているか、サイズに合っているか……」
確認しつつ衣装等を取り出しやすい位置に移動していた。
それ以外のものは、使えるか使えないか無駄なものが混じってないか確認。
使えないものや不要品はこのタイミングで処分。
「しかし、本当に色々な衣装があるわね。演劇で使うとも思えないものもチラホラと……あっ、これちょっと着てみたい……
おっ、この衣装も中々……えっ、こんな衣装まであったなんて……」
見るだけでは飽き足らず、つい鏡の前で一人ファッションショーしてしまう衣夢。
「おー、似合うじゃん」
「ひゃっ?!」
家庭科室へ向かう途中で様子を見に来た由貴奈に見られてしまった。
「いいよ、続けて」
「あー、不要だけど気に入ったのは持って帰ってもいいですかね」
「いいんじゃない? ここに置いても場所取るし、捨てるよか」
「うん、そうですよね。そうするべきかと」
最後は掃除して整理整頓完了。
衣夢は再び割烹着姿で、由貴奈の手伝いに向かった。
そして終了時刻。
男同士のダンスシーンはぎこちなかったものの、無事シンデレラの劇は終わった。
「なかなかよかったわ。皆役になりきれてたわね。後は基本的な発声とか、ダンスとか……」
先輩から講評の後、戻ってきていた由貴奈が言う。
「さて、いろいろあったけど、何とか終わったね。一応、うちは大人数用の料理、用意してきたよぉ。あとデザートも。
あっ、でも味には期待しないでね?」
「大丈夫、先輩のシチューとデザート、すごく美味しいわよ」
味見した衣夢が太鼓判を押す。
「ありがとうございます!」
お腹をすかせた皆から歓声が上がる。
家庭科室では、美味しいシチューとチョコカヌレが皆を待っていた。
心地よい疲れと充実感に包まれながら食事を楽しむ。
「うん、美味い! あ、今度はレポートしなくていいんだよな?」
満足そうに笑うラッセルに夏朝は尋ねる。
「桜井君はどうして演劇部に入ったの? 最初から目指してたわけじゃないよね」
ラッセルは食事の手を一瞬止めて考える。
「んー
幼稚園でヒーローショー
やってさ。
オリジナルの怪人鳥バードって紳士っぽい悪役やったんだけど、演じてる時に何か快感おぼえちまって。
もっと『なりきりたい』って思ったわけ。一つの人格を演じるって面白いな~って。
仮装マラソンでも寸劇やったしな……」
ちょっと遠い目になっているラッセル。
「そうなんだ……」
(夢なんてない。彫刻も好きだ、写真も楽しい、演技も。
けど学生生活すごすうちに何か掛け替えのないもんみつけれるといいな)
そんなことを思っているラッセル。
甲は、黙ったままラッセルの話に聞き耳を立てていた。
ラッセルには、自分にない明るさ、人懐っこさがある、と甲は思う。
(いつかあんなふうになれるだろうか)
そんなことを考えながら、甲はシチューを食べ終え、チョコカヌレに手を伸ばした。
片づけの後は男女に分かれてシャワー、就寝となる。
寝袋の無いものはレンタルの布団を教室に敷く。
疲れてはいるけど、わくわくして、話したいことがいっぱいあって。
楽しい夜はまだまだ長い。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
37人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月25日
参加申し込みの期限
2014年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月01日 11時00分
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