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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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サマー！ 部活動のお時間です！ ～文化部編～
○目次
演劇部 １～３P
新聞部 ４、５、７～９P（取材あり）
ホスト部 ５～６P
寝子島書房研究会 ８～９P
美術部 １０P
映像研究部 １１～１３P
家庭科同好会（見学） １４P
化学部（見学）１５P
生物部 １６～１８P
歌留多同好会 １９P
製菓部 ２０～２１P
軽音楽部 ２２～２４P
○演劇部合宿
恵御納 夏朝は、先日買った寝袋持参でのんびりと寝子高を訪れた。
「涼しい時間帯にランニングをと思ったんだけど……暑い」
２泊３日の演劇部合宿初日、午前中から既に暑さが厳しい。
涼を求めて校舎の日陰に入る夏朝に、壬生 由貴奈が同意した。
「ほんとに暑いよぉ……なんでこんな日に学校来ちゃったんだろ」
無防備に服をぱたぱたさせながらぼやいている。
「先輩おはようございます。合宿だから、ですよね」
「……うん、まぁ合宿だってことはわかってるんだけどさ。あづい……あ、家庭科室借りてあるから、食べ物は冷蔵庫に入れて」
「はい」
海士野 甲が大きな荷物を家庭科室に運んでいくのが見えた。
気分が乗らないとすぐサボる由貴奈だが、３年生として最初で最後の合宿だ。
「せっかく部活に所属してるわけだしねぇ。手伝いはしてあげられるよ」
「演技のお手本楽しみにしてます」
「え？ うちは演技とかしないからね？
先輩ったってうちが演劇部入ったのは4月で……それ以降こんな大規模な活動、参加したことなかったなぁ。ましてや合宿なんて初めてだしねぇ。」
（まだハッキリとは分からないけど、どうやら僕のろっこんは何らかの変身能力みたいだね）
荷物を運びながら、甲は考えていた。
「憧れのヒーローになるのも夢ではないのかも……！」
甲のろっこん「甲殻超人アーマード・甲」は、周囲に人がいない状態で「装甲！」と叫ぶと蟹のような外骨格が服の上から全身を覆うという能力だ。
ただし防御力は無く、身体能力も一切上昇しない。
（ヒーローに相応しい男となる為の修業と演技の練習を兼ねて、今回の合宿における２泊３日の間は、ずっとヒーローを演じ続けてみよう。それ位やれば釣り合いも取れるんじゃないかなぁ）
小柄でかわいい外見を生かし、今まで女の子の役ばっかり練習してきた気がするが、今回の合宿は一味違うものにしたい。
ヒーローになるための特訓を心に誓う甲であった。
「おはよう、甲」
エアコンの効いた教室に荷物を置きに行くと、すでに来ていた栖来 衣夢が声をかけてきた。
「合宿は初めて……楽しみだわ」
衣夢は眠そうに見えるがこれはいつものこと。それでいて眼光は鋭い。
時間になり大体みんな揃ったところで、合宿スタートだ。
暑いので筋トレとランニングは明日にすることになり、先輩の指示で柔軟運動が始まる。
文化部ではあるが、演劇部の練習メニューはかなり運動部のそれに近い。
体力はもちろん、発声には腹筋も必要だし演技には体の柔らかさも大事だ。
衣夢は衣装係、特定の役の練習をする必要はないが。
「私も参加するわ。こういうのは裏方も一緒になってやった方が、より団結力が深まると思う……たぶん」
筋金入りのコスプレ好きの衣夢はそのために普段から様々な運動で体作りをしたり、必殺技やキメポーズの練習に励んでいる。
十分みんなのトレーニングについていけるし、コスプレにも役立つことだろう。
それに頷いて、屈伸運動をしながら夏朝は思う。
（体力も少しついてきたけどそれでもまだまだ……自主トレもしたほうがいいのかもなぁ）
「フォー、スリー、ツー、ワン」
「……エイト、セブン、シックス、ファイブ」
掛け声は単純に一二三四だけでなくコロコロ変わるので、気が抜けない。
体を動かしながらとっさに言葉を考えるのは、アドリブのいい練習になる。
「次、発声練習。まずは５０音から」
「えー、ちょっと休憩……」
体育は苦手な由貴奈がしんどそうな声をあげる。
「それじゃ水分だけ補給して。せっかく体が動いてきてるんだから、もう少しいくよ」
疲れていた皆はほっとしながら水分を取り休憩した。
次は発声練習。皆お腹から思い切り声を出す。
「あかねこ あかいな あいうえお！」
その時、窓辺にカナリアが飛んできた……しばらく後。
「よーっす。皆お疲れさん。何やってんの？」
桜井 ラッセルが顔を出した。
「発声練習よ。ラッセルも泊まれるんでしょ？」
衣夢が答える。
途中入部したラッセルは、学級委員でもあり他のクラブとの掛けもちもしている。
（幽霊部員の汚名返上のためにもがんばんねーと）
おちゃらけているようだが、内心はけっこう真面目なのだ。
「あー、一泊はするぜ。先輩、遅れてすんません。発声練習まざります」
演劇部 １～３P
新聞部 ４、５、７～９P（取材あり）
ホスト部 ５～６P
寝子島書房研究会 ８～９P
美術部 １０P
映像研究部 １１～１３P
家庭科同好会（見学） １４P
化学部（見学）１５P
生物部 １６～１８P
歌留多同好会 １９P
製菓部 ２０～２１P
軽音楽部 ２２～２４P
○演劇部合宿
恵御納 夏朝は、先日買った寝袋持参でのんびりと寝子高を訪れた。
「涼しい時間帯にランニングをと思ったんだけど……暑い」
２泊３日の演劇部合宿初日、午前中から既に暑さが厳しい。
涼を求めて校舎の日陰に入る夏朝に、壬生 由貴奈が同意した。
「ほんとに暑いよぉ……なんでこんな日に学校来ちゃったんだろ」
無防備に服をぱたぱたさせながらぼやいている。
「先輩おはようございます。合宿だから、ですよね」
「……うん、まぁ合宿だってことはわかってるんだけどさ。あづい……あ、家庭科室借りてあるから、食べ物は冷蔵庫に入れて」
「はい」
海士野 甲が大きな荷物を家庭科室に運んでいくのが見えた。
気分が乗らないとすぐサボる由貴奈だが、３年生として最初で最後の合宿だ。
「せっかく部活に所属してるわけだしねぇ。手伝いはしてあげられるよ」
「演技のお手本楽しみにしてます」
「え？ うちは演技とかしないからね？
先輩ったってうちが演劇部入ったのは4月で……それ以降こんな大規模な活動、参加したことなかったなぁ。ましてや合宿なんて初めてだしねぇ。」
（まだハッキリとは分からないけど、どうやら僕のろっこんは何らかの変身能力みたいだね）
荷物を運びながら、甲は考えていた。
「憧れのヒーローになるのも夢ではないのかも……！」
甲のろっこん「甲殻超人アーマード・甲」は、周囲に人がいない状態で「装甲！」と叫ぶと蟹のような外骨格が服の上から全身を覆うという能力だ。
ただし防御力は無く、身体能力も一切上昇しない。
（ヒーローに相応しい男となる為の修業と演技の練習を兼ねて、今回の合宿における２泊３日の間は、ずっとヒーローを演じ続けてみよう。それ位やれば釣り合いも取れるんじゃないかなぁ）
小柄でかわいい外見を生かし、今まで女の子の役ばっかり練習してきた気がするが、今回の合宿は一味違うものにしたい。
ヒーローになるための特訓を心に誓う甲であった。
「おはよう、甲」
エアコンの効いた教室に荷物を置きに行くと、すでに来ていた栖来 衣夢が声をかけてきた。
「合宿は初めて……楽しみだわ」
衣夢は眠そうに見えるがこれはいつものこと。それでいて眼光は鋭い。
時間になり大体みんな揃ったところで、合宿スタートだ。
暑いので筋トレとランニングは明日にすることになり、先輩の指示で柔軟運動が始まる。
文化部ではあるが、演劇部の練習メニューはかなり運動部のそれに近い。
体力はもちろん、発声には腹筋も必要だし演技には体の柔らかさも大事だ。
衣夢は衣装係、特定の役の練習をする必要はないが。
「私も参加するわ。こういうのは裏方も一緒になってやった方が、より団結力が深まると思う……たぶん」
筋金入りのコスプレ好きの衣夢はそのために普段から様々な運動で体作りをしたり、必殺技やキメポーズの練習に励んでいる。
十分みんなのトレーニングについていけるし、コスプレにも役立つことだろう。
それに頷いて、屈伸運動をしながら夏朝は思う。
（体力も少しついてきたけどそれでもまだまだ……自主トレもしたほうがいいのかもなぁ）
「フォー、スリー、ツー、ワン」
「……エイト、セブン、シックス、ファイブ」
掛け声は単純に一二三四だけでなくコロコロ変わるので、気が抜けない。
体を動かしながらとっさに言葉を考えるのは、アドリブのいい練習になる。
「次、発声練習。まずは５０音から」
「えー、ちょっと休憩……」
体育は苦手な由貴奈がしんどそうな声をあげる。
「それじゃ水分だけ補給して。せっかく体が動いてきてるんだから、もう少しいくよ」
疲れていた皆はほっとしながら水分を取り休憩した。
次は発声練習。皆お腹から思い切り声を出す。
「あかねこ あかいな あいうえお！」
その時、窓辺にカナリアが飛んできた……しばらく後。
「よーっす。皆お疲れさん。何やってんの？」
桜井 ラッセルが顔を出した。
「発声練習よ。ラッセルも泊まれるんでしょ？」
衣夢が答える。
途中入部したラッセルは、学級委員でもあり他のクラブとの掛けもちもしている。
（幽霊部員の汚名返上のためにもがんばんねーと）
おちゃらけているようだが、内心はけっこう真面目なのだ。
「あー、一泊はするぜ。先輩、遅れてすんません。発声練習まざります」
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年05月25日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年06月01日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年06月01日 11時00分
