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サマー! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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「ふー大漁大漁、ただいま~」
すばると梢が帰ってきた。
「おかえり、これ記念のアクセサリー」
シダが二人に貝と石で作ったネックレスを渡す。
すでに美野梨とシダの首には同じものがかかっている。
がさつに見えるが、自作のぬいぐるみを店に並べられるくらい器用なシダだ。
「なにこれネックレス? 作ったんだありがと」
「綺麗ですねー、ありがとうございます」
梢も嬉しそうに首にかける。
「て、これ翡翠? 桃簾石っぽいのもあるね。こっちは珊瑚の化石だよ、よく見つけたね。これはいい記念になるよ。カムオン……だったかな?」
「どういたしまして シダ えらい うれしい コズエ それ なんだ? たべられるか?」
褒められて喜ぶシダの目は、すぐに網の中の貝に向いている。
「じゃーん! さっき採った鮑にサザエです! それじゃバーベキューの準備をしましょう」
「エビもあるよー。さあ、準備しようか」
「バーベキュー シダ 沢山食べるから 家から 持って来た これも 焼こう」
クーラーボックスをどーんと広げるシダ。中に入っていたのはたくさんの肉だった。
「お肉 お肉 いっぱい たべよう」
「ありがたいけど、こんなに食べきれるの……?」
美野梨が目を丸くする。
「大丈夫 外で みんなと たべると いっぱい おいしい ンゴーン♪」
準備を済ませ、片っ端から貝や肉が焼かれていく。いい香りが漂う。
「焼けてきた 食べよう」
手を伸ばそうとするシダを、梢が静止する。
「ちょっと待ってください。これから出す問題に正解すれば、食べていいですよ」
「コン おあずけか つまらない ちくわ 早く 答えろ」
「えー、正解しないと食べられないってことはないよね?」
ちょっと心配になるすばる。
「Q1!この鮑は天然か否か!」
鮑を掲げながら尋ねる梢。
「えー わからん けど 採ってきたんだから天然」
「そうね、天然だと思うわ」
「答えは貝殻に緑色の部分がないから天然でしたー。人工餌で育つと、緑の部分ができるんですよ~
では、Q2! 何故このサザエはトゲトゲしてるでしょーか!」
「うー サザエだから トゲトゲしてる」
「シダさん、サザエでもトゲトゲしてなくてもっと丸いものもあるのよ」
「ヒントは、波が静かな場所のサザエは丸い! です」
「ヴァン それなら」
「答えは……わかりますよね? じゃあいただきま~す」
真っ先に梢が焼きたてのサザエを口に入れる。
「コズエ ずるいぞ シダも食べる いただきます ンゴーン!」
シダが猛然とそれに続く。
「食べきれないかと思ったけど、シダちゃんの食べっぶりを見てると足りるか不安になってきたよ」
すばるが苦笑する。
「あ、神野さん、その大きいのはボクがとったんだよ」
「そうなの? すごいわね……いただきます」
「外でみんなと食べるのって、ほんと美味しいねー。あ、エビの尻尾と殻捨てないで。後で使いたいんだ」
「エビ 尻尾も うまいぞ ンゴーン」
「いや、海ほたるを釣るのに使いたいんだよね」
すばるはエビの食べられない部分をペットボトルで作った仕掛けにいれ、海に沈めた。
それから1時間ほどたって、仕掛けを覗いてみると。
「おー海ほたる。こんな近くで見るのはボクも初めてだよ。アルナイルがくわしかった筈。講義してもらおう」
すばるが言うと、梢が説明する。
「蛍と言っても甲殻類ですけど。大きいほうがメスですね。夜光虫も光りますが、あれは動物プランクトンです。いじめると青く光って綺麗ですよね」
「外敵に対する威嚇で光るのね」
美野梨も頷いた。
「海ほたる きれいだな きれいこれ 小さいビンにいれて 首輪に 出来ないか?」
シダの問いに梢は答える。
「昼間は海底の砂中で生活し、夜間に遊泳して捕食や交配を行いますから、ビンに入れるのは無理です」
「ダメか 死んじゃう? じゃ シカたない 逃がしてやろう」
いつのまにかあたりは暗くなっていた。
梢が懐中電灯を空に向けた。光の線の先に、星が輝いている。
「夏の大三角ですねー」
「ほんとだー」
「さて、花火やりましょうか」
「花火 花火 チアントイ」
シダが、ろっこんでサオラに変身した。
「背中に ロケット花火つけて ちくわ ねらう 戦車だ シダ」
「面白いですねー、やりましょう」
「えっ、ちょっとシダちゃん、アルナイルまで」
冗談きつい、と言うより早くもう梢はサオラの背中に花火をくくりつけている。
「ちょっとそれは……大丈夫なの?」
シューッツ! 眩い光と共に、美野梨の援護の言葉は花火の音にかき消される。
「大丈夫じゃないから!」
悲鳴を上げて逃げるすばる。
「背中 狙いにくい コズエ 背中のれ 攻撃 まかせる モッ ハイ バー ボン 突撃」
「乗ってもいいんですか、それでは」
サオラに乗った梢がロケット花火に火をつけようとする。
「やめてー、ちくわ君着ぐるみ着ても怖い」
とうとうすばるが美野梨の陰にかくれる。
「ここで騒いでは周りに迷惑がかかるわ。静かな花火にしましょう」
美野梨が言う。すばるのろっこんで冷凍ビームを出せば事故になるような心配はないのだが、騒ぎになれば人がやってくるだろう。
「そうですねー、また今度にしましょうか。ふー、今日は疲れたー」
「って、また今度やる気なの? 僕も疲れたー」
すばるが座り込む。
梢が線香花火を取りだす。
美野梨も線香花火を取り、火をつけた。
「線香花火? きれい シダもする」
人間に戻ったシダが手を伸ばす。
「シダの すぐ落ちる 不良品だ みのり コズエ うまいな 上手」
「動かしてはだめよ、そのまま静かに持っているの」
美野梨に言われ、シダは再び線香花火に火をつけた。
皆黙って、線香花火を真剣に見つめた。
セミは静かになっていた。花火の音に、打ち寄せる波の音が被さった。
潮風のにおいに、花火の燃えるにおい。
「明日 帰る? シダ ずっといたいな ここ 皆と……」
ついにポトリと落ちた花火の玉を見つめ、シダがつぶやく。
「そうね……また来たいわ」
美野梨も言った。
「なんか、いーですよね。次は、今日来れなかった人も拉致しましょー!」
「うん、今度はもっと男子が増えるといいな、もちろん女子も多いほうがいいけど」
梢とすばるの言葉に、シダが頷く。
「ヴァン じゃ また来よう 約束な 約束」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
37人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月25日
参加申し込みの期限
2014年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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