- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
サマー！ 部活動のお時間です！ ～文化部編～
二日目の朝も良く晴れて。観察日和だった。
「シンチャオ おはよう おはよう ちくわ まだテントか」
朝から元気なシダが、すばるを迎えに行く。
「のろま 困る ごはん さめたら 蹴ってやる」
「うーん、母さん、夏休みなんだからまだ寝かせてよ」
すばるの声に、シダは容赦なくテントに蹴りをかます。
「寝ぼけるな 起きろ」
「あいたた……あれ、シダちゃん？ ああそういえば合宿だったね……」
テントから顔を出したすばるは、寝ぼけまなこに眼鏡をかけて、ようやく今いる場所に気づく。
「おはよう。テントじゃあまり眠れなかったんじゃない？」
ようやく出てきたすばるに美野梨が声をかける。
「おはよう。うーん、ワクワクして眠れなかった感じかな。虫の声がすぐそばで聞こえたし。でも大丈夫だよ」
「先に朝食に行ってますよ～」
朝食に向かう梢にシダも急いでついていく。
「ごはん ごはん おいしい ンゴーン♪ ところで 今日 何する？」
てんこもりのご飯を食べながら、今日の予定を聞くシダ。
少人数だし天候にも左右されるので、電車やバスの時間以外予定はゆるくしか組んでいない。
「海で生物観察……まあ自由行動です！ 私は……海と言えば、シュノーケリングです！」
梢が説明する。
「ヴァン わかった シュノーケリングって 食べられるのか」
「シュノーケリングは食べられませんが、泳ぎながらバーベキューの材料集めをします」
「え、アルナイルは材料集め？ 勝手にとったら密猟で捕まるんじゃ……」
顔を洗ってきたすばるが女子たちに合流した。
「漁協の人には許可とってるのでご安心を！」
「なら安心。ボクもいくよ。一人じゃあぶなそうだし。なにより楽しそうだ」
すばるがウィンクする。
「私はあまり泳ぎに自信がないから浜辺で待つことにするわ」
美野梨が言う。２５ｍ程度は泳げるが、海はプールとは勝手が違う。
万一を考えると浜に残った方がいいだろう。
「みのり ついてっていいか？ シダも バーベキューの 材料 待ってる」
「ええ、そうしましょう」
食事を終え、皆は少し休憩してから海へ向かった。
夕食をバーベキューにする分、昼食は宿で作ったおにぎりを各自食べることになった。
釣り人が数人いる程度の静かな浜。
岩場から乙女の柔肌を守るため、女子たちは水着の上にシャツを着た。
もちろん日焼け止めも忘れない。
「ウミウシとかも可愛いですが、本命はアワビとかサザエとかですねー。磯ベラもきちんと用意してます！」
準備運動をし、梢はすばるにも磯ベラを渡す。
「どの辺がいいかなー。河口の位置からするとあのブイの辺がよさげかも。あそこまでおかず一品かけて競争してみる？」
すばるはそう言ってシュノーケルをつける。
「望むところです！」
梢は自信満々だ。
「いってらっしゃい、気をつけて」
「ヴァン いっぱい取ってきて いっぱい 食べよう」
美野梨とシダが見送る。
「うん、任せて。ふふふ、じゃいくよ。よーいドン！」
すばるの合図で二人が同時に飛び込み、泳ぎ始めた。
（アルナイル、速い！）
あっさり差をつけられて内心すばるは慌てている。
（こりゃあおかず取られちゃうな）
先についた梢は、余裕で潜りだす。
（私、10m位は潜れるんですよー。能ある鷹はなんとやらです！）
水は澄んでいて、冷たすぎることもなかった。
梢はサザエを見つけ、磯ベラでこそげとる。
（うお、大きいねそのサザエ。よしボクも負けずに大きいの探そう）
追いついたすばるもさっそく獲物を見つけた。
二人は周囲を泳ぐ魚を眺めながら、時間を忘れて貝取りを楽しんだ。
網を手に、浮かび上がる二人。
「やっぱあれだね、寝子島の海といる生き物が違うね。こっちの海もいいね」
そう言ったすばるに、梢は満足そうに頷いた。
一方シダと美野梨は、浜辺で生物を観察していた。
「あれ なんだ？」
シダの指さした先の、貝殻に入ってハサミを振り上げる生き物を見て美野梨は答えた。
「ヤドカリね。左右のはさみがほぼ同じ大きさだから、ホンヤドカリではなくヤドカリ科だわ」
「強そう 蹴っていいか？」
「だめよ。人間に害を与えるわけではないし、そっとしておきましょう」
「ダメか 命 大切ヴァン わかった シダ」
だがシダはすぐに聞く。
「食べていいか？ 食べられるか？」
やや呆れた顔になった美野梨だが、すぐに表情を戻した。
「大きい種類の物などは食べる場合もあるけど、カタツムリと同じで寄生虫が……」
「ダメか わかった シダ 命 大切」
美野梨が写真を撮っているうちに、シダは何か見つけて駆けだした。
「貝と 綺麗な石 あった 皆に アクセサリー 作ってやる 記念だ 記念」
「あら、本当……河口だから、川から流れてきたのかしら」
貝と石のあった場所の写真を撮り、美野梨も熊手を持って貝の採集に加わった。
「シンチャオ おはよう おはよう ちくわ まだテントか」
朝から元気なシダが、すばるを迎えに行く。
「のろま 困る ごはん さめたら 蹴ってやる」
「うーん、母さん、夏休みなんだからまだ寝かせてよ」
すばるの声に、シダは容赦なくテントに蹴りをかます。
「寝ぼけるな 起きろ」
「あいたた……あれ、シダちゃん？ ああそういえば合宿だったね……」
テントから顔を出したすばるは、寝ぼけまなこに眼鏡をかけて、ようやく今いる場所に気づく。
「おはよう。テントじゃあまり眠れなかったんじゃない？」
ようやく出てきたすばるに美野梨が声をかける。
「おはよう。うーん、ワクワクして眠れなかった感じかな。虫の声がすぐそばで聞こえたし。でも大丈夫だよ」
「先に朝食に行ってますよ～」
朝食に向かう梢にシダも急いでついていく。
「ごはん ごはん おいしい ンゴーン♪ ところで 今日 何する？」
てんこもりのご飯を食べながら、今日の予定を聞くシダ。
少人数だし天候にも左右されるので、電車やバスの時間以外予定はゆるくしか組んでいない。
「海で生物観察……まあ自由行動です！ 私は……海と言えば、シュノーケリングです！」
梢が説明する。
「ヴァン わかった シュノーケリングって 食べられるのか」
「シュノーケリングは食べられませんが、泳ぎながらバーベキューの材料集めをします」
「え、アルナイルは材料集め？ 勝手にとったら密猟で捕まるんじゃ……」
顔を洗ってきたすばるが女子たちに合流した。
「漁協の人には許可とってるのでご安心を！」
「なら安心。ボクもいくよ。一人じゃあぶなそうだし。なにより楽しそうだ」
すばるがウィンクする。
「私はあまり泳ぎに自信がないから浜辺で待つことにするわ」
美野梨が言う。２５ｍ程度は泳げるが、海はプールとは勝手が違う。
万一を考えると浜に残った方がいいだろう。
「みのり ついてっていいか？ シダも バーベキューの 材料 待ってる」
「ええ、そうしましょう」
食事を終え、皆は少し休憩してから海へ向かった。
夕食をバーベキューにする分、昼食は宿で作ったおにぎりを各自食べることになった。
釣り人が数人いる程度の静かな浜。
岩場から乙女の柔肌を守るため、女子たちは水着の上にシャツを着た。
もちろん日焼け止めも忘れない。
「ウミウシとかも可愛いですが、本命はアワビとかサザエとかですねー。磯ベラもきちんと用意してます！」
準備運動をし、梢はすばるにも磯ベラを渡す。
「どの辺がいいかなー。河口の位置からするとあのブイの辺がよさげかも。あそこまでおかず一品かけて競争してみる？」
すばるはそう言ってシュノーケルをつける。
「望むところです！」
梢は自信満々だ。
「いってらっしゃい、気をつけて」
「ヴァン いっぱい取ってきて いっぱい 食べよう」
美野梨とシダが見送る。
「うん、任せて。ふふふ、じゃいくよ。よーいドン！」
すばるの合図で二人が同時に飛び込み、泳ぎ始めた。
（アルナイル、速い！）
あっさり差をつけられて内心すばるは慌てている。
（こりゃあおかず取られちゃうな）
先についた梢は、余裕で潜りだす。
（私、10m位は潜れるんですよー。能ある鷹はなんとやらです！）
水は澄んでいて、冷たすぎることもなかった。
梢はサザエを見つけ、磯ベラでこそげとる。
（うお、大きいねそのサザエ。よしボクも負けずに大きいの探そう）
追いついたすばるもさっそく獲物を見つけた。
二人は周囲を泳ぐ魚を眺めながら、時間を忘れて貝取りを楽しんだ。
網を手に、浮かび上がる二人。
「やっぱあれだね、寝子島の海といる生き物が違うね。こっちの海もいいね」
そう言ったすばるに、梢は満足そうに頷いた。
一方シダと美野梨は、浜辺で生物を観察していた。
「あれ なんだ？」
シダの指さした先の、貝殻に入ってハサミを振り上げる生き物を見て美野梨は答えた。
「ヤドカリね。左右のはさみがほぼ同じ大きさだから、ホンヤドカリではなくヤドカリ科だわ」
「強そう 蹴っていいか？」
「だめよ。人間に害を与えるわけではないし、そっとしておきましょう」
「ダメか 命 大切ヴァン わかった シダ」
だがシダはすぐに聞く。
「食べていいか？ 食べられるか？」
やや呆れた顔になった美野梨だが、すぐに表情を戻した。
「大きい種類の物などは食べる場合もあるけど、カタツムリと同じで寄生虫が……」
「ダメか わかった シダ 命 大切」
美野梨が写真を撮っているうちに、シダは何か見つけて駆けだした。
「貝と 綺麗な石 あった 皆に アクセサリー 作ってやる 記念だ 記念」
「あら、本当……河口だから、川から流れてきたのかしら」
貝と石のあった場所の写真を撮り、美野梨も熊手を持って貝の採集に加わった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年05月25日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年06月01日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年06月01日 11時00分
