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サマー! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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○美術部の一日
ミーンミンミーン。
暑さを煽るようにけたたましく鳴り響くセミの声。
夏休みの美術部の活動はかなりスローペースだ。
部員の個人制作のために美術室は開放されている。
(秋になったら文化祭のために急激に忙しくなるから今のうちにのんびりしとかないとー……)
などと思っていた部長の
霧切 翠子
だが。
傍らでは
北原 みゆき
が、ペンを握りノートとにらめっこしていた。
頬を伝い、机に落ちる汗。
時間は過ぎていくが、ペンは進まない。
剣と魔法のファンタジーものとニャンビッチに感化されて書き始めたシュールギャグ。
大まかな方針こそ決まっていたが、そのアイディアは曖昧すぎてそれらを形にすることができなかったのだ。
考えれば考えるほどネタは思いつかない。
「みーちゃん、ちょっと休憩してお菓子でもどう? 放課後ティータイム……じゃないね、夏休みティータイム!」
煮詰まっているらしきみゆきに、翠子が先輩らしい気遣いを見せる。
手や作品を汚さない焼き菓子と、離れた位置に冷たい紅茶セットを設置してあるのだ。
まだまだ部員は募集中だからのぞきにきた人とかは積極的にお茶に誘っちゃおうかな、と思っての準備だが、あいにく誰も姿を見せない。
「ありがとうございますぅ、でも」
そう言ってやっと顔を上げたみゆきに翠子はほっとしかけるが。
「ネコミケに出展する作品のネタがまとまらないぃ~、翠子先輩助けてぇ~」
みゆきは翠子に泣きついた。
「ま、まあ焦っても思いつくもんじゃないし気分転換してみたら? まだネコミケまでには日にちもあるし、大丈夫よ」
「いくらまだ日にちに猶予があるからといってその毎日を漫画に費やす訳にはいかないですう」
翠子に明るく言われても、真面目で繊細なみゆきとしては、そうですねと楽観することはできない。
掛け持ちしている他の部活に、友達との約束、それと夏休みの宿題。
締切までの時間なんてものはいくらあっても足りないものだから。
「……翠子先輩はもうできたんですか? 確かBLとか」
「もう原稿書き終えて提出済みだし、ネコミケへの弾薬装填は万全……ってなんの話? BLってベーコンレタス???」
腐った絵は今日は絶対封印しよう! と思っていたが、みゆきの質問につい余計なことを口走ってしまい焦る翠子。
「あぁ、BL、BLかぁ。今の人たちにはこれが需要があるんでしょうか? 頭が回っていない今いろんなものを組み合わせればおもしろいものが作れそうだなぁ」
「だから、みーちゃんそこから離れて~?! アイスティー飲みましょうか」
うわごとのようにつぶやくみゆきに翠子は悲鳴を上げ、アイスティーを勧めた。
「ありがとうございますぅ」
みゆきはノートを閉じ、アイスティーを飲み干すと立ち上がった。
「実際に学校をウロつきネタ探ししてみます。この学校なら面白いネタには事欠きませんから」
「それがいいかもね。いってらっしゃい」
(でも、こんな感じでちゃんと漫画が描けるかなぁ……不安だよぅ)
内心不安を抱えながら、みゆきは美術室を出た。
「ととと、今日来た隠れ目的忘れるところだった。さー先生に相談があるんだった」
みゆきを見送った翠子も立ち上がる。
「みーちゃんにはあんなこと言ったけど、私だってどうやって気分転換できるかわからない……」
翠子はさー先生こと顧問の
若林 沙穂
先生の控室に向かう。
「ちょっと『さほって』みてもいいよね」
部員に限らず、生徒たちから相談を受けることも多い沙穂先生に、相談に乗ってもらいたかった。
「お邪魔します、さー先生。ちょっとお話してもいいですか?」
「いいよ、どうぞ」
いつだって沙穂先生は快く迎えてくれる。
「最近色々あって(非日常事件的な意味で)ちょっとスランプ気味なんです」
「なるほど」
沙穂先生にすべてを打ち明けるわけにはいかない、けど。絵のことならいいだろうか。
「周囲の友達が励ましてくれるおかげでちょっとは楽になったような気がするんですけど、前みたいな風景がかけなくて……」
でもホモは描ける腐女子の鏡なのだが、それは置いといて。
「絵を描くことは自分自身と向き合うことだからね。つらいこともある。そういうときは無理をしないで、気分を変えたほうがいいよ」
「どうすればいい気分転換ができますかね……
流星群見に行ったり
もしたんだけど、こっそり思い出しちゃったりして、私って弱いなって……」
「すぐにってわけにはいかないかもね。いろいろやってみて、夢中であがいてみて、ふと気が付くと前より少しだけ気持ちが軽くなっている。そういうもんじゃないかな」
「そういうものですか……」
(さー先生の笑顔を見てると、なんだか安心できる……)
翠子は思う。夏休みくらいは風景画は休んでもいいのかもしれない。
「夏休みくらいのんびりしようよ。緑茶いれようか。暑いときに熱いものもいいよ」
沙穂先生はそう言って立ち上がった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
37人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月25日
参加申し込みの期限
2014年06月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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