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サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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陸上部2 <コンマ1秒に馳せる想い>
全体練習が終わると、次はそれぞれの種目ごとの練習に入る。走る組は、2年が部長の
十文字 若菜
を筆頭に、
冴木 竜司
、
橘内 みちる
、ほか数名。1年は
青物 といき
、
後木 真央
、
金戸 幸虎
、
直風 満帆
などなど。加えてマネージャー
桃原 空音
が付き添う。することといえばもちろん走ること。学校の外周をタイムを計りながらぐるぐる走る。
「アッツイから水分補給はしっかりね!」
タイム計測地点、前を過ぎていく走者に向かって叫ぶ空音。声援を送りつつ、記録もしっかりつけていく。
「うん、みんな調子いい感じ!」
夏の暑さにめげず、全体的に記録は良くなっている。
「みんながんばってるなあ」
水分補給で休憩がてら、
十文字 若菜
が汗だくになりながらも走り続ける部員たちを見てほんわりする。部長としてすることは、全員が練習に専念できる環境を作ること。あとは彼らが自分のペースで頑張ってくれる。やる気のないアスリートは寝子高陸上部に1人もいない。それが若菜にとって何もよりも嬉しいことだった。マネージャーや浅井先生と事前に何度も打ち合せをした甲斐があったというものだ。
「あと一周がんばれー!」
休憩中であってもエールは忘れない。
部長の応援と、校舎のほうから応援団のかけ声が聞こえてくる。
「はっはっはっ」
橘内 みちる
は、呼吸を乱さないようリズムを守って走っていた。短距離走を得意とする彼女が今回課題に掲げているのは、フィジカルよりもメンタルのほうだった。
(あたしの走る理由って……)
何だろうか。部活練習を始めるたびに考える。田舎で野山を駆け回っているころから、走ることは大好きだ。しかし昔と今では少し好きの感じ方が違う。今は走ること自体よりも、仲間と切磋琢磨しあうことや、タイムを縮め人と競い合うことに楽しさがシフトしていっている。自然の中では味わえなかった感覚を好きになっていっている。
では、みちるにとって走ることは何なのか。皆で頑張れるから走るのか、走るから皆と分かり合えるのか。後輩を持つ立場になった今、走ることへの気持ちが分からなくなっていた。
(やけん、あたしは走り続ける)
走りながら一つうなずく。鼻の先に付いていた汗が跳ね、みちるの走る先を光らせた。
「自分を越えるったい」
「……パイ? 橘内先輩」
ツンデレランナー、もとい幸虎が、みちるのすぐ横を走っていた。
「あ……どうかしたと?」
「いや、先輩すごい真剣に走ってて、オーバーペースかなって。先輩と一緒に走った人たち休憩に入ってますし」
ときどきこちらに視線をくれながら、それでも前に意識を持ちつつ幸虎が言う。
「ん、そうね。この周回終わったら休むね」
「橘内先輩って普段は元気いっぱいっスけど、走るときは黙々と走ってますよね」
「そう?」
「なんかちょっと怖いくらいに」
走りながら考え込んでいるのが顔に出てしまっているようだ。
(変に力入っちゃってるのかな)
「もっと気楽な顔で走ってるほうが先輩らしいっスよ」
「そーね、アドバイスありがと」
「いえ……あと、俺もアドバイスもらっていいスか?」
「うん?」
「俺の走りってどう思います? いまいち分からないですよ自分の走り方が。スパートのタイミングとか」
「うーん、あたしは結構自分の好きなままに走るけん」
「客観的なデータとか欲しくて」
「色々試してみて、一番いいタイムが出てるときを体に覚えさせるのがよかと。マネージャーに付き合ってもらったらいいったい」
「……頼みづらいっスねそれ」
「そう?」
恥ずかしがり屋の幸虎としては、頼みごとは少々ハードルが高い。
「あたしも短距離のタイム計ってほしかったけん、あとで一緒にマネージャーに頼みに行こ!」
「はい、ありがとうっス」
自分の練習に勤しみつつも、後輩たちの走法チェックを欠かさない竜司。
「おーい後木、フラフラしながら走ってるぞ。もっとシャンと走ろうぜ」
「はいなのだ竜司ちゃんセンパイ!」
「青物もペース配分守らねーと、終盤ばてるぞー」
「はいーにゃ」
ついつい元気が先行してしまうといき。竜司に指摘され、自分のペースを維持することに切り替える。一方、注意されてピシッと背筋を伸ばした真央だったが、また横に振れながら走ってしまう。
「なんでそんなフラフラになるんだ? 疲れてるのか?」
「違うのだー合宿が楽し過ぎてウキウキしすぎちゃうのだー体に出ちゃうのだーご飯が楽しみなのだー」
「練習中は走りに集中しろっての!」
「あ、おネコさまなのだ!」
茂みから出てきた猫を追いかけ、コースを逸れる。
「おい、自由過ぎるだろ……! まったく、タイムも計ってるってのに」
「面倒見がいいのね竜司君」
「十文字か……面倒見がいいっていうか、後木を一人で外走らせるのが心配すぎる。猫追いかけて車道にも出かねんぞ」
歯がゆい竜司に対して、若菜は笑って応える。
「でも猫を発見したときのスピードは尋常じゃないよね」
「確かに……」
「記録会に猫が乱入したらすごいタイムが出そう」
「次回はこっそり持って行ってみるか」
フリーダムな後輩たちの難点を無理やりプラスへ持って行くポジティブさ。これは陸上部だけでなく、たぶん寝子高全ての部活に共通するだろう。
「おネコさまー今夜一緒に学校に泊まるのだー」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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