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サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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探検部1 <鈴島>
探検部メンバーを乗せた船は、朝の太陽を浴びた水粒を飛ばしながら、鈴島を真っすぐ目指している。
舳先に立つ
龍目 豪
は、海に浮かぶ鈴島の砂浜と鬱蒼とした森を見ながら、冒険心を轟々とたぎらせていた。
「念願の公認クラブになって初の鈴島だ」
一つの区切りとなる記念すべき二泊三日のキャンプ、感慨深いものがある。
「最高の思い出を寝子島へ持って帰るぜ」
握りこぶしを作る豪の背中を見る、他の探検部部員たちも同じ気持ちだった。
(これで来るのは4回目ね)
思い出深い島の輪郭をなぞりつつ、
北原 みゆき
は胸が高鳴るのを感じていた。それはワクワクと不安を同じ分量だけ混ぜ合わせた音色をしている。
(あそこでは色々なことがあったから)
遺跡跡地や迷いの森、そしてアリとの戦い——みゆきは鈴島で色々なことを経験してきた。でも今回の目的はあくまで探検、部員たちと共に協力し合って、楽しくキャンプすることだ。
(めいっぱい楽しまなくちゃ損だよね)
心をざわつかせる不安を消し去ろうとする。
「それに……」
船のエンジン音にかき消される程度の小音でつぶやく。相変わらず舳先ではりきっている部長の背中を見上げた。
「今度こそ伝えるんだ」
胸にそっと手を当て深呼吸する。潮を含んだ空気が心地いい。
「こういうのにはあまり乗らないから新鮮だなぁ……」
海面に出した手をパシャパシャ遊ばせながら、
邪衣 士
も今回のキャンプを一生の思い出にしまえるようにしたいと願っている。彼は鈴島へ行くのは初。見るもの全てが、この海面を跳ねるしぶきのように、キラキラと輝いて見える。
ほどなくして、船は鈴島の砂浜へ乗り付ける。部長の豪を始め探検部部員は無事に、不思議がたくさんつまった島へ降り立った。
……まあ、着いて早々の荷物の搬出中、
士が船から落ちる
というドサクサハプニングもあったりするのだが、その辺は探検部の平常運転として、彼らの探検は始まりを告げたわけだ。
「この砂浜近辺を拠点にして……まずは川とか、飲める水を探すことを目的に探検へ出ようか。水は十分に用意してきたけど、多いに越したことないしな」
てきぱきと指示出しを始める豪。ゆったり夏を満喫するための今回のキャンプだが、そこはやはり探検部、規律を乱したりする異端はいない。部長を中心にしてちゃきちゃき動き出す。ずぶ濡れの士だけは行動範囲を狭くし、簡単な作業に従事する。ちょっとでも範囲を広げると迷子になるからだ。
最小限の荷物だけ背負うと、森林地帯を目指す探検部一行。
「先輩……」
前を行く豪に声をかけるみゆき。
「ああ、今回は遺跡方面の探検はしないよ。危険なことはしない」
それを聞いてホッとするみゆき。
「遺跡ってそんなに危ないの?」
士の質問にみゆきはうなずく。
「そういえば士くんは鈴島初めてなんだね」
「そうなんだ。景色のいい島としか聞いてないから、森の中が危ないなんて信じられないな」
実際砂浜からここまで、美しい自然の広がる平和な世界としか感じられない。
「あのときは凄かったんだよ。遺跡の中にはたくさんの試練があって……龍目先輩が……」
「ああ、そんなことあったっけな」
遺跡探検の思い出を語らいながら、探検部一行は森の中を進んでいく。
ほどなくして川の清いせせらぎが聞こえてきた。
が、最近土砂崩れでもあったのだろうか、大きな倒木や岩石が彼らの行く手を阻んでいる。
「うーん、なんとか通れそうではあるけど」
士が岩の一つによじ登り先を見る。
「障害は多いな」
「迂回すると結構遠回りになりそうだよ」
鈴島の地図を見ながらみゆきが肩を落とす。これを全て乗り越えるのは、小柄な彼女には厳しい。何よりも仲間たちに迷惑をかけてしまうことが、彼女にとって一番の悩みの種だった。
「よし、ここは俺に任せろ!」
豪がひと際大きな倒木の前に敢然と立つ。
「お、隊長お得意のあれの出番か」
「龍目先輩頑張って!」
後輩たちの声援を受け、豪が寝子島に届かんばかりの声を張り上げる。
「ファイトー!」
ろっこん「軽いぜ!」の発動だ。
「しっかし太い幹だなあ。樹齢何百年なんだろ。そしてそれを容易く倒しちまう自然災害ってのもすげえな」
感心しながら幹に手をかける。
「ま、俺にかかればヒョイッと……ふぬっ!」
軽々と持ち上げる……つもりだったのだが……。
「ぐあ……!」
片側が持ち上がらず、勢いをつけすぎた豪は腰に電撃が走った。
「あー隊長、どうやらこの倒木、まだ根は張ったままのようですよ。さすがに地球までは持ち上げられませんよね」
「く……腰が……腰が……」
「大丈夫ですか先輩?」
救護ケースを取り出しながらみゆきが駆け寄る。
「だ、大丈夫だから……片側だけでも持ち上げておくから、通って……くれ」
豪の手引きによってこの先の障害も楽々越えていく探検隊一行。出端で豪の腰がくじかれたのは、さりげなくみゆきのろっこん「ミス・ディレクション」が作用しているのだが、本人はもちろん部長の豪も気づいていない。
「ふー。やっぱ採れたて天然水は最高の美味さだ」
難関を乗り越えた一行は、豪を除いて無事に無傷で川へと到達、各自休憩をしたり、持参したボトルへ水を確保していく。
「うめー! ここまで頑張って歩いてきた達成感も相まって、体に染み込むな!」
腰をいたわりながら、豪も頭から川水をかぶっている。
みゆきも川辺で汗を拭きつつ、川の水を飲む。
「あら」
一匹の小動物が駆けていくのが見えた。乱立する木の間を垣間見る。
「……!? 先輩、あれ!」
みゆきが興奮気味に叫んだ。
「お、なんか見つけたか!?」
みゆきの指差す先にあったのは
人工的な建物
だ。
「あれは……家か?」
「鈴島って無人島じゃないの?」
士の問いかけに首を傾げるみゆき。
川から数十メートル、確かに住むには絶好の環境だ。低い緑の草が広がる真中にぽつんと一軒。木造のようだが、ツタが無数に絡まっている。
「お邪魔しまーす。誰かいますかー?」
豪を先頭にして家へ入る。中はすでに風化していて原型をほとんどとどめていなかった。
「人はいないようだな」
「でも、誰かが住んでいたことあるんだね、鈴島って」
新しい発見だ。記録を記し、写真に収めていく。
「あまり長居するのは止めよう。今はこいつらが家主みたいだからな」
隊長の目線の先には、野リスの一家がいた。
「雨風しのげて最高の物件だね」
みゆきが彼らに手を振って家を出る。
「本土に帰ったら新聞部に報告しないと」
港まで見送ってくれた
後木 真央
を思い出しながら、つぶやく豪だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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