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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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サマー！ 部活動のお時間です！ ～運動部編～
探検部２ ＜砂浜と星空、そして突然の＞
川沿いを下り砂浜へと戻ってきた探検隊。太陽が南中した直後くらいに本日の探検は終了、各自自由時間となった。そしてお待たせしましたこのイラスト！
北原 みゆき、さっそく水着に着替えてはっちゃけモード。
（ヒャッハー！ 探検だー海だー）
飛び跳ねたい気持ちは押さえて、努めて優雅に、たゆんたゆんな乳を揺らして砂浜を行く。
邪衣 士も短パン一枚という格好で、銛で魚取りを開始。
「今晩の晩飯が缶詰めだけになるかどうかは俺にかかっている」
狙いを済ますと銛をバシュッ！
「……鈴島の魚たちはすばしっこいな」
幸先不安である。
「よし、コロコロアイスを作るぜ！」
涼しい砂浜の木陰、くつろぐ輪の中心で龍目 豪が提案する。丸型容器を取り出した。
「これにアイスの材料を入れて密閉してっと」
その外側には氷と塩。
「あとはサッカーボールみたいに転がすだけだ」
優しく砂の上でコロコロコロ。
「すると不思議なことに……アイスクリームの出来上がりだ」
砂浜いっぱいに、おー、という声。
「みんなの分あるから、慌てずもらっていってくれ！ 溶ける前に食べきるんだぞ。北原も泳ぎ疲れたらもらいに来いよー」
海面でプカプカと漂っていたみゆきは手を振って応える。
「気持ちいい……」
そして平泳ぎ。打ち寄せる波でなかなか前へ進めない。
（泳げるようにはなってきたけど、スピードはまだまだだな）
今日はたくさん練習しておこう。片方の耳でざわざわと波と風の音、もう片方でアイスで盛り上がる探検隊の声を聞きながら、せっせと泳ぎの練習をする。
砂浜のゆったりとした時間は過ぎ、太陽はいよいよ森の向こうへ消えようとしていた。
「ふう……なんとか魚は獲れたよ」
晩ご飯は持参した缶詰めと、焼き魚に決定だ。
太陽は完全に沈み、やがて鈴島には紫色の空が訪れる。お腹もいっぱいになった探検隊一行は、焚き火を囲んでしばし談義に耽っていた。
「あ、一番星だよ」
空を見上げていたみゆきが発見する。ものの10分もしない内に、鈴島は隅から隅まで、星たちで埋め尽くされた。
（アリの群れと戦っているときはそれどころじゃなかったけど、こうやって落ち着いて見ると綺麗……）
「今日も探検に次ぐ探検な一日だったな」
そう言いながら砂浜に寝転がる豪。
「そういえば部長、探検部の顧問の先生どうしましょう？」
食事の片づけをしながら士が尋ねる。
「そうだよなあ、公認クラブとなれば次は顧問だよなー」
「以前のキャンプの縁で浅井先生あたり声をかけてみては？」
「それもいいな。でもあの人陸上部の顧問忙しそうだし」
「探検が好きそうな先生がいいですね」
「だよなー」
とかなんとか、探検部の今後について語らっている。そんな２人の会話に耳を傾けながら、様子をうかがうみゆき。士がゴミをまとめに立ち去ったタイミングで、部長のそばへと寄った。
「先輩」
「おお北原。泳ぎは上達したか」
「はい、コツもつかめてきました」
「最近よく頑張ってるな」
「探検部に入ってから、だいぶ前向きになってきました」
「お、いいね！」
「弱虫で泣き虫だったのに……嘘みたい」
豪から視線をそらし、満天の星空を仰ぐ。
「先輩のおかげです」
「ん？」
「ありがとうございます」
面と向かって言うのは恥ずかしかったが、なんとか想いを言葉にすることはできた。
「なんか困ったことあったらいつでも言ってくれよ！」
「はい！」
「……おや？」
士の前髪が揺れる。ゴゴゴという、空が強く吹く音がした。遠くの木々たちも騒ぎ始めている。
「こりゃあ一雨来るかもな。夕立ち……いやもう夜か」
豪が言いきるとほぼ同時に、森の向こうから黒い雲のかたまりが運ばれてきた。
「鈴島の天気ってこんなに変わりやすいのか！ みんなテントに戻れー！」
銀の砂浜一帯に、スコールのような雨が降り注いだ。
「せっかくの探検なのにな」
焚き火が消えるのを見届けてから、本日何度目かのずぶ濡れになった士がつぶやく。
「ここは一つ……」
深呼吸をして、指をパチンと鳴らした。
「いや……」
二回目を鳴らそうとして止める。
「この突然の雨も含めて、探検か」
ろっこんの使用を控えるのだった。
「大丈夫だ、遠くの空は晴れてる。明日の朝にはまた快晴だ！」
テントから顔を出し豪が明るく言う。
「はい！」
雨の音に負けないようみゆきも大声で応じた。
「それじゃ各自テントで自由時間！ 探検はまた明日だ！」
彼らの探検は、まだまだ続くのであった。
川沿いを下り砂浜へと戻ってきた探検隊。太陽が南中した直後くらいに本日の探検は終了、各自自由時間となった。そしてお待たせしましたこのイラスト！
北原 みゆき、さっそく水着に着替えてはっちゃけモード。
（ヒャッハー！ 探検だー海だー）
飛び跳ねたい気持ちは押さえて、努めて優雅に、たゆんたゆんな乳を揺らして砂浜を行く。
邪衣 士も短パン一枚という格好で、銛で魚取りを開始。
「今晩の晩飯が缶詰めだけになるかどうかは俺にかかっている」
狙いを済ますと銛をバシュッ！
「……鈴島の魚たちはすばしっこいな」
幸先不安である。
「よし、コロコロアイスを作るぜ！」
涼しい砂浜の木陰、くつろぐ輪の中心で龍目 豪が提案する。丸型容器を取り出した。
「これにアイスの材料を入れて密閉してっと」
その外側には氷と塩。
「あとはサッカーボールみたいに転がすだけだ」
優しく砂の上でコロコロコロ。
「すると不思議なことに……アイスクリームの出来上がりだ」
砂浜いっぱいに、おー、という声。
「みんなの分あるから、慌てずもらっていってくれ！ 溶ける前に食べきるんだぞ。北原も泳ぎ疲れたらもらいに来いよー」
海面でプカプカと漂っていたみゆきは手を振って応える。
「気持ちいい……」
そして平泳ぎ。打ち寄せる波でなかなか前へ進めない。
（泳げるようにはなってきたけど、スピードはまだまだだな）
今日はたくさん練習しておこう。片方の耳でざわざわと波と風の音、もう片方でアイスで盛り上がる探検隊の声を聞きながら、せっせと泳ぎの練習をする。
砂浜のゆったりとした時間は過ぎ、太陽はいよいよ森の向こうへ消えようとしていた。
「ふう……なんとか魚は獲れたよ」
晩ご飯は持参した缶詰めと、焼き魚に決定だ。
太陽は完全に沈み、やがて鈴島には紫色の空が訪れる。お腹もいっぱいになった探検隊一行は、焚き火を囲んでしばし談義に耽っていた。
「あ、一番星だよ」
空を見上げていたみゆきが発見する。ものの10分もしない内に、鈴島は隅から隅まで、星たちで埋め尽くされた。
（アリの群れと戦っているときはそれどころじゃなかったけど、こうやって落ち着いて見ると綺麗……）
「今日も探検に次ぐ探検な一日だったな」
そう言いながら砂浜に寝転がる豪。
「そういえば部長、探検部の顧問の先生どうしましょう？」
食事の片づけをしながら士が尋ねる。
「そうだよなあ、公認クラブとなれば次は顧問だよなー」
「以前のキャンプの縁で浅井先生あたり声をかけてみては？」
「それもいいな。でもあの人陸上部の顧問忙しそうだし」
「探検が好きそうな先生がいいですね」
「だよなー」
とかなんとか、探検部の今後について語らっている。そんな２人の会話に耳を傾けながら、様子をうかがうみゆき。士がゴミをまとめに立ち去ったタイミングで、部長のそばへと寄った。
「先輩」
「おお北原。泳ぎは上達したか」
「はい、コツもつかめてきました」
「最近よく頑張ってるな」
「探検部に入ってから、だいぶ前向きになってきました」
「お、いいね！」
「弱虫で泣き虫だったのに……嘘みたい」
豪から視線をそらし、満天の星空を仰ぐ。
「先輩のおかげです」
「ん？」
「ありがとうございます」
面と向かって言うのは恥ずかしかったが、なんとか想いを言葉にすることはできた。
「なんか困ったことあったらいつでも言ってくれよ！」
「はい！」
「……おや？」
士の前髪が揺れる。ゴゴゴという、空が強く吹く音がした。遠くの木々たちも騒ぎ始めている。
「こりゃあ一雨来るかもな。夕立ち……いやもう夜か」
豪が言いきるとほぼ同時に、森の向こうから黒い雲のかたまりが運ばれてきた。
「鈴島の天気ってこんなに変わりやすいのか！ みんなテントに戻れー！」
銀の砂浜一帯に、スコールのような雨が降り注いだ。
「せっかくの探検なのにな」
焚き火が消えるのを見届けてから、本日何度目かのずぶ濡れになった士がつぶやく。
「ここは一つ……」
深呼吸をして、指をパチンと鳴らした。
「いや……」
二回目を鳴らそうとして止める。
「この突然の雨も含めて、探検か」
ろっこんの使用を控えるのだった。
「大丈夫だ、遠くの空は晴れてる。明日の朝にはまた快晴だ！」
テントから顔を出し豪が明るく言う。
「はい！」
雨の音に負けないようみゆきも大声で応じた。
「それじゃ各自テントで自由時間！ 探検はまた明日だ！」
彼らの探検は、まだまだ続くのであった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年05月17日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年05月24日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年05月24日 11時00分
