this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
雨よ、どうか
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
ねこったーで見かけたうわさ話。心から信じてみようとは思えなかったが、本当に『そう』なら、確かめたいことがひとつ……
花風 冴来
の心にちいさな火を熾していた。
「(白い、薔薇……)」
どうすることも出来ない感情が、冴来の胸を苛んでいる。苦しい、つらい、痛い。けれどその感情に名前をつけることが出来ず、途方にくれていた時に知った噂。
これなら、確かめられるかもしれない。だけど……怖い。冴来の不安をにじませたように、雨雲が太陽を、空を隠す。
最初のひとつぶから、心を折るような雨になるのはすぐだった。
ビニールハウスに覆われた夏の薔薇は、皆どこか疲れている。気温のせいで花弁に十分な栄養が行き渡らないまま蕾をつけてしまった花枝はすべて剪定されていたが、それでも色の悪くないものは来訪者の目をわずかでも楽しませようと、花かごに活けられているようだった。
雨に打たれるのも構わず、そのうちのひとつにおそるおそる指を伸ばして。
「(泣かない……で……?)」
そっと触れた冴来のゆびさきと、白い花弁。すぐに知ることが怖くて、思わずぎゅっと目を閉じる。ただ雨の音が、涙の粒たちが、冴来を包んでいた。
__何も望みません、神様
彼が幸せでありますように。
その願いが叶うなら、たとえその光景に自分がいなくても。
それは純粋な、純粋な祈りであった。
ふと指先をしくりと刺す痛み。これも彼の苦しみ、寂しさ? それならば喜んで受け入れたい、そう思いながら冴来はこわごわと目を開ける。
「……あ……っ」
確かに白かった薔薇の花弁は、ほんのりと冴来の血に染まっている。
刹那、横殴りに吹いた雨風が冴来から傘を奪い、薔薇の花を散り散りにさせた。
触れたはずの花弁も見失ってしまい、冴来は呆けたように風の行方をただ見つめる。
「(このキモチ……は……愛情なの……?)」
冴来の頬をつたう熱いものは、もはや雨ではなかった。
愛しています、死んでしまいそうなほどに。
覚えたての言葉はまだ、声にならない。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
雨よ、どうか
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬島
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月10日
参加申し込みの期限
2014年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!