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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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臨海学校でおおはしゃぎ？ 遠泳と地引網のお話
気を取り直して、再び恋バナ。
「俺には、そんな話はないからなぁ」
と苦笑した煉は聞き役に徹し、ふと望月に話題を振る。再び眠気に襲われた望月は首を傾げつつ答える。
「真央ちゃんとの事……？ 一緒に居ると凄く楽しいし、作った料理を笑顔で食べてもらえると、なんかこう、嬉しいんだよな」
僅かに頬を赤くしつつ答える望月。その様子に４人は「おっ？」と反応する。
「それに、陸上部で応援されると力が沸いてくる……つーか、元気になるっつーか……、かわいい……」
そこまで言って、望月は遂に寝落ち。正也は「うーん……」と考えて望月の頭に手を置く。
「それって、もう『好き』って事じゃねぇか？ ……って寝ちまってる」
「というより、恋してる……よな？」
煉も首をかしげ、タカシがこくこくと頷く。正也と武道は顔を見合わせて苦笑すると、望月に布団を掛けてやるのだった。
ふと煉は武道の様子がちょっとおかしい事を考えていた。なんだか、調子が変というか、なんか心配なのだ。
（思いつめていなければ良いが……）
煉は、ちらりと武道を見、静かに溜め息を吐いた。
女子のとある部屋。綾辻 綾花は買い物から戻ってきたあおいと共に臨海学校の話……特に遠泳の時の事などを話していた。
「あのっ、あの時はごめんね……。急に抱きついたりして……」
無事に泳ぎきった嬉しさから、思わずあおいに抱きついてしまった綾花は顔を真っ赤にして謝る。
「ううん、気にしないで。わたしも嬉しかったから」
あおいがにこりと笑えば、綾花はよかった、と胸を撫で下ろす。そうしながらも、ぽつりと、こんな事を問う。
「もしかしてあの時、私の速さに合わせてくれたの？」
「それはどうかなー？」
悪戯な笑顔であおいが笑う。思わず綾花が笑ってしまうと、２人とも笑ってしまった。そうしながらも、綾花は
「あおいちゃんの運動神経の良さを分けて貰いたいですね……」
と呟やけば、あおいは苦笑する。けれども、また一緒に泳ぎたいね、と笑いながら言い合った。
と、その時、美咲紀が「まゆ先生が来た！」と囁く。他の部屋の者たちも慌てて布団に入り、あおいと綾花もまた布団に潜る。ぱちり、と誰かが電気を消せば、ほどなくして部屋のドアが開く。
（どうかばれませんように……）
そのドキドキする時間もくすぐったくて、楽しくて。少女２人は心の中でくすくす笑う。そうしながらも綾花はそう願っているうちに、いつのまにかうとうとし始めていた。傍らのあおいもである。二人は互いに苦笑すると、手を握り合った。
「今日はありがとう。おやすみ、あおいちゃん」
「うん、綾花ちゃんもお休み」
２人はそういい、そっと目を閉ざした。
別の部屋では、佐々 寿美礼が同室の月詠や咲、子夜、真央と話していたが……、遠泳の疲れからか、次第にうとうとし始めた。最初はどうにか頑張って会話をしていたが、やがて枕に顔を埋めてぐっすりと眠り始めた。その様子に咲はくすっ、と笑って布団を掛けなおした。
あと、少し前にくしゅん、と真央が愛らしいくしゃみをした事を追記しておこう。
就寝時間を過ぎた頃。修はというと……問題集と格闘していた。
「えっ？ 何で高３の物理の問題解いてるんだ……？」
同室の誉が目をこすって問題集を見……首を傾げる。刀は「八神だしなぁ」と思わず苦笑したが、竜司がぽん、と肩を叩く。
「家に帰るまでが臨海学校だし、無理しちゃダメだぜ？」
「解っている……」
修はかりかりと複雑な式を書きながら返事をする。それが解き終わった所で駒鳥が動いた。きりがいいと思った彼は就寝させようと参考書を閉ざしたのだ。
「これこれ、そろそろ閉店せい」
「先生が近づいてきてる。早く！」
駒鳥にいわれ、外の様子を見ていた刀の言葉もあり、修は渋々布団に入る。が、何故か駒鳥に背後からホールドされていた。
「こ、これは何だ」
「夜中に抜け出して勉強しないように、じゃ」
流石に疲れているのでそこまでしない、と約束する事で解放されたのだった。
＊ぐるぐる巡る悩みと……？
（あー……眠れねぇ……）
正也は恋バナの影響かなかなか眠れず、頭には次々にぽこぽことふきだしが浮ぶ。＜今頃、あの子どうしてるかな？＞とか、＜これって期待していいのか？＞とか、様々な言葉が出て行くうちに、正也の顔が赤くなる。
（意識しちまうと頭から離れないな……）
またもや生まれる意識に首を傾げつつ、眠れない時間を過ごす正也だった。
「俺には、そんな話はないからなぁ」
と苦笑した煉は聞き役に徹し、ふと望月に話題を振る。再び眠気に襲われた望月は首を傾げつつ答える。
「真央ちゃんとの事……？ 一緒に居ると凄く楽しいし、作った料理を笑顔で食べてもらえると、なんかこう、嬉しいんだよな」
僅かに頬を赤くしつつ答える望月。その様子に４人は「おっ？」と反応する。
「それに、陸上部で応援されると力が沸いてくる……つーか、元気になるっつーか……、かわいい……」
そこまで言って、望月は遂に寝落ち。正也は「うーん……」と考えて望月の頭に手を置く。
「それって、もう『好き』って事じゃねぇか？ ……って寝ちまってる」
「というより、恋してる……よな？」
煉も首をかしげ、タカシがこくこくと頷く。正也と武道は顔を見合わせて苦笑すると、望月に布団を掛けてやるのだった。
ふと煉は武道の様子がちょっとおかしい事を考えていた。なんだか、調子が変というか、なんか心配なのだ。
（思いつめていなければ良いが……）
煉は、ちらりと武道を見、静かに溜め息を吐いた。
女子のとある部屋。綾辻 綾花は買い物から戻ってきたあおいと共に臨海学校の話……特に遠泳の時の事などを話していた。
「あのっ、あの時はごめんね……。急に抱きついたりして……」
無事に泳ぎきった嬉しさから、思わずあおいに抱きついてしまった綾花は顔を真っ赤にして謝る。
「ううん、気にしないで。わたしも嬉しかったから」
あおいがにこりと笑えば、綾花はよかった、と胸を撫で下ろす。そうしながらも、ぽつりと、こんな事を問う。
「もしかしてあの時、私の速さに合わせてくれたの？」
「それはどうかなー？」
悪戯な笑顔であおいが笑う。思わず綾花が笑ってしまうと、２人とも笑ってしまった。そうしながらも、綾花は
「あおいちゃんの運動神経の良さを分けて貰いたいですね……」
と呟やけば、あおいは苦笑する。けれども、また一緒に泳ぎたいね、と笑いながら言い合った。
と、その時、美咲紀が「まゆ先生が来た！」と囁く。他の部屋の者たちも慌てて布団に入り、あおいと綾花もまた布団に潜る。ぱちり、と誰かが電気を消せば、ほどなくして部屋のドアが開く。
（どうかばれませんように……）
そのドキドキする時間もくすぐったくて、楽しくて。少女２人は心の中でくすくす笑う。そうしながらも綾花はそう願っているうちに、いつのまにかうとうとし始めていた。傍らのあおいもである。二人は互いに苦笑すると、手を握り合った。
「今日はありがとう。おやすみ、あおいちゃん」
「うん、綾花ちゃんもお休み」
２人はそういい、そっと目を閉ざした。
別の部屋では、佐々 寿美礼が同室の月詠や咲、子夜、真央と話していたが……、遠泳の疲れからか、次第にうとうとし始めた。最初はどうにか頑張って会話をしていたが、やがて枕に顔を埋めてぐっすりと眠り始めた。その様子に咲はくすっ、と笑って布団を掛けなおした。
あと、少し前にくしゅん、と真央が愛らしいくしゃみをした事を追記しておこう。
就寝時間を過ぎた頃。修はというと……問題集と格闘していた。
「えっ？ 何で高３の物理の問題解いてるんだ……？」
同室の誉が目をこすって問題集を見……首を傾げる。刀は「八神だしなぁ」と思わず苦笑したが、竜司がぽん、と肩を叩く。
「家に帰るまでが臨海学校だし、無理しちゃダメだぜ？」
「解っている……」
修はかりかりと複雑な式を書きながら返事をする。それが解き終わった所で駒鳥が動いた。きりがいいと思った彼は就寝させようと参考書を閉ざしたのだ。
「これこれ、そろそろ閉店せい」
「先生が近づいてきてる。早く！」
駒鳥にいわれ、外の様子を見ていた刀の言葉もあり、修は渋々布団に入る。が、何故か駒鳥に背後からホールドされていた。
「こ、これは何だ」
「夜中に抜け出して勉強しないように、じゃ」
流石に疲れているのでそこまでしない、と約束する事で解放されたのだった。
＊ぐるぐる巡る悩みと……？
（あー……眠れねぇ……）
正也は恋バナの影響かなかなか眠れず、頭には次々にぽこぽことふきだしが浮ぶ。＜今頃、あの子どうしてるかな？＞とか、＜これって期待していいのか？＞とか、様々な言葉が出て行くうちに、正也の顔が赤くなる。
（意識しちまうと頭から離れないな……）
またもや生まれる意識に首を傾げつつ、眠れない時間を過ごす正也だった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年06月04日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年06月11日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年06月11日 11時00分
