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「バッハさん……体が少しずつ、透けていっています!」
そう、バッハの体は、少しずつ、しかし確実に消えかかっていた。
「バッハさん!」
口々に叫ぶ一同に、バッハは穏やかな笑みを返した。
「これでいいのデス―――ワタシは、この世における最後の仕事を終えマシタ」
「でも、バッハさんはもっと現代の音楽を聴きたくはないんですか?」
涙声になりながら、凛が言う。
「本当は、もっと皆さんと一緒に過ごして、日本の音楽を楽しみたかったデス。でも、それを言い出していてはきりがアリマセン―――ワタシの音楽が、何百年たっても愛され続けているのを確かめられて、とても幸せデシタ」
「ええ……そして、これからもずっと、あなたの音楽は生き続けると思います」
目に涙を浮かべて、響也が震えた声で言った。バッハの姿は、すでに目を凝らさないと見えないほどに薄くなっていた。
「短い間デシタが、本当に楽しかった―――生きる歓びを久しぶりに感じることができマシタ。皆さん、ありがとうございマシタ。どうか、お元気で―――」
静かなほほ笑みをたたえたまま、バッハは消えた。
「バッハさん……せっかく仲良くなれたのに」
バッハの去った音楽室で、陽太は残念そうに言った。
「もう少し、バッハさんには現代を楽しんで欲しかったな」
修も名残惜しそうだ。
「でも」
感傷的になっている皆に向かって、エリューシアが微笑んだ。
「ここに来たら、バッハ様にはいつでも会えますわ」
彼女の言葉につられて、一同は音楽室の壁の上側を見あげた。
元通りになったバッハの肖像画がそこにあった。だが、その顔はどことなく、以前よりも優しそうに見えた。
「なんだか、夢みたいな出来事だったな」
刀がぽつりと言った。彩斗が言葉を返す。
「夢じゃないよ……証拠なら、そこに楽譜が……」
「あれ? 楽譜がないわ」
アリーセがピアノの上を見て、怪訝そうな顔をする。
「そういえば、巴ちゃんと瓢くんもいないよ? いつの間に出て行ったんだろう。どうしたのかしらねぇ」
凛が首をかしげたが、答えられるものは誰もいなかった―――。
こうして、バッハは惜しまれつつふたたび肖像画へ戻った。しかし、寝子島高校を一時騒がせた「バロック狂騒曲」が本当に終わるには、ささやかな後日談を待たなくてはならない―――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月03日
参加申し込みの期限
2014年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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