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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ちょっと焼きそばパン買ってこい！
【戦う者たち】
「準備はいいか、御剣」
「ああ、いつでもいい、逆巻。ところで、例のブツは？」
「問題ない。ちょっと“借りた”から」
「ん、まぁ、あるならいい。じゃあ、作戦決行だ」
「了解」
逆巻と御剣の通話が終わると、天馬が神妙な顔して言った。
「旨塩唐揚げ焼きそばパンを巡って、そんなことが起きてたなんて……」
そのまま天馬はむむむ、と押し黙ってしまう。
「結末を見届けたいな。私が手に入れたこのパンが、晴美ちゃんのお助けになるのなら！」
「分かったよ。でも危なくなったら、パン抱えて逃げてね？」
天馬の熱意に負け、講堂裏へ一緒へ向かう逆巻。
その後ろに、常葉の影。
「……刀君、だいじょうぶかな……？」
こっそり２人の後を付いていくことにした。
逆巻が講堂裏に到着すると、御剣がちょうど赤西を連れてきたところだった。
そして、既に先客もいた。
「……遅かったな。待ちくたびれたぞ」
「草薙、来てたのか？」
驚く逆巻。御剣を見やると、こくりと頷く。
（本当に来てくれたんだね、草薙）
逆巻、そっと口元を緩める。
「ここですよ、赤西先輩」
御剣は草薙の方へ掌で指し示す。
すると草薙もそれに合わせてにやりと口角を釣り上げた。
「待っていたぞ、赤西……。今朝の噂は聞いている。手紙は読んでくれたか……？」
つまり、草薙は御剣から手紙の件を聞き、自分の制裁の便宜に使ったわけだ。
逆巻もこの意を汲み取り、落とし穴近くへ移動する。
「てめーか！？ あの手紙の主は！？」
カーッと頭に血が上った赤西は、ずかずか草薙の前までやって来る。
落とし穴まで、１ｍ弱の距離だ。
「１年がナマ言ってんじゃねぇぞ、アアン！？」
「いやいや、悪人にとってはあの程度、賛辞に等しいだろ？」
赤西の気迫に全く動ぜず、草薙は微動出せずにまっすぐ赤西を見据える。
「気弱そうな奴を脅してパシリにする……。不良の鏡だな、その行動、素晴らしい。あんたはなかなかのワルだ。罵詈雑言はワルにとって最高の褒め言葉だ、知らなかったのか？」
「お、おう！ 勿論、知ってるとも！ 俺様はこの学校一のワルだからな！」
無論、これは草薙のデマだ。
このデマを知ったかぶるあたり、赤西の底の低さが知れる。
赤西、褒められたと勘違いして油断した。
この瞬間を御剣、逆巻、草薙は待っていた！
「先輩、旨塩唐揚げ焼きそばパンです」
逆巻が現物の旨塩唐揚げ焼きそばパンを掲げると、赤西の目はそちらへ釘付けに。
その瞬間、草薙の膝蹴りが赤西の腹に炸裂！
そのまま草薙は膝蹴りした足で、赤西の爪先を踏み抜いた！
「あ゛だぁ！？」
飛び上がりたくても、足を踏まれているので身動きが取れない赤西。
そこへ草薙、渾身の掌底打ちが赤西の顔面にクリーンヒット！！
赤西は吹っ飛ばされ、そのまま落とし穴へホールイン！
逆巻、御剣、草薙、それぞれ無言でハイタッチ。
やり遂げた男の顔だった。
「がぼッ！？ てめーらぁ、ハメやがって！ べぶらっ！？」
ガシッと赤西の自慢のリーゼントを穴の上から踏み抜く草薙。
「赤西、今から自宅と携帯の電話番号、住所、家族構成とその名前、メールなど個人情報を全部喋ろ……」
「な、なんでだよ！？」
草薙、まるでゴミを処分するかのようなルーチンワークで頭を踏む力を増していく。
「お前は素直に俺の言うこと聞いてくれそうだからな……。断るなら、わかるだろ？」
グリッとかかとで赤西の前頭部をより一層踏みにじる草薙。
「なんで、こんなことを！？」
吠える赤西に、草薙は侮蔑の意を込めて見下す。
「パシリに使った女子にした事を俺なりにアレンジしてするだけだ……。どうだ、嬉しいだろ？ お前の行動が正しいと肯定されたんだ……。それを実践して何が悪い？」
泥に塗れ、頭を足で踏み抜かれ、ようやく自分の立場が分かってきた赤西。
「じ、冗談きついぜ？ ちょっと１年の女に声荒げただけじゃねぇか……？」
「この期に及んで、自分がやられる側にならないと夢見たか？ 力で従えるなら、より強い力で従えられる……。そんなことも、分からなかったのか？」
御剣は穴に近付き、学食から拝借した唐辛子を赤西の顔に容赦なく振り掛ける。
地味な攻撃だが、目に入った唐辛子の刺激に咽ぶ赤西だった。
「先輩、自分じゃパンも買えないとか、可哀想過ぎて素敵です」
チョークを赤西の顔面にぶつけながら、逆巻も挑発を繰り返す。
「夢から覚めたか？ 単純で残酷な現実だ。あんたは俺と同じ最低人間＜ワースト＞だってことだ。俺たち最低人間＜ワースト＞に、人権など存在しない……！！」
草薙がトドメに、赤西を泥沼へ沈めようと足を上げたその時だった――！
「準備はいいか、御剣」
「ああ、いつでもいい、逆巻。ところで、例のブツは？」
「問題ない。ちょっと“借りた”から」
「ん、まぁ、あるならいい。じゃあ、作戦決行だ」
「了解」
逆巻と御剣の通話が終わると、天馬が神妙な顔して言った。
「旨塩唐揚げ焼きそばパンを巡って、そんなことが起きてたなんて……」
そのまま天馬はむむむ、と押し黙ってしまう。
「結末を見届けたいな。私が手に入れたこのパンが、晴美ちゃんのお助けになるのなら！」
「分かったよ。でも危なくなったら、パン抱えて逃げてね？」
天馬の熱意に負け、講堂裏へ一緒へ向かう逆巻。
その後ろに、常葉の影。
「……刀君、だいじょうぶかな……？」
こっそり２人の後を付いていくことにした。
逆巻が講堂裏に到着すると、御剣がちょうど赤西を連れてきたところだった。
そして、既に先客もいた。
「……遅かったな。待ちくたびれたぞ」
「草薙、来てたのか？」
驚く逆巻。御剣を見やると、こくりと頷く。
（本当に来てくれたんだね、草薙）
逆巻、そっと口元を緩める。
「ここですよ、赤西先輩」
御剣は草薙の方へ掌で指し示す。
すると草薙もそれに合わせてにやりと口角を釣り上げた。
「待っていたぞ、赤西……。今朝の噂は聞いている。手紙は読んでくれたか……？」
つまり、草薙は御剣から手紙の件を聞き、自分の制裁の便宜に使ったわけだ。
逆巻もこの意を汲み取り、落とし穴近くへ移動する。
「てめーか！？ あの手紙の主は！？」
カーッと頭に血が上った赤西は、ずかずか草薙の前までやって来る。
落とし穴まで、１ｍ弱の距離だ。
「１年がナマ言ってんじゃねぇぞ、アアン！？」
「いやいや、悪人にとってはあの程度、賛辞に等しいだろ？」
赤西の気迫に全く動ぜず、草薙は微動出せずにまっすぐ赤西を見据える。
「気弱そうな奴を脅してパシリにする……。不良の鏡だな、その行動、素晴らしい。あんたはなかなかのワルだ。罵詈雑言はワルにとって最高の褒め言葉だ、知らなかったのか？」
「お、おう！ 勿論、知ってるとも！ 俺様はこの学校一のワルだからな！」
無論、これは草薙のデマだ。
このデマを知ったかぶるあたり、赤西の底の低さが知れる。
赤西、褒められたと勘違いして油断した。
この瞬間を御剣、逆巻、草薙は待っていた！
「先輩、旨塩唐揚げ焼きそばパンです」
逆巻が現物の旨塩唐揚げ焼きそばパンを掲げると、赤西の目はそちらへ釘付けに。
その瞬間、草薙の膝蹴りが赤西の腹に炸裂！
そのまま草薙は膝蹴りした足で、赤西の爪先を踏み抜いた！
「あ゛だぁ！？」
飛び上がりたくても、足を踏まれているので身動きが取れない赤西。
そこへ草薙、渾身の掌底打ちが赤西の顔面にクリーンヒット！！
赤西は吹っ飛ばされ、そのまま落とし穴へホールイン！
逆巻、御剣、草薙、それぞれ無言でハイタッチ。
やり遂げた男の顔だった。
「がぼッ！？ てめーらぁ、ハメやがって！ べぶらっ！？」
ガシッと赤西の自慢のリーゼントを穴の上から踏み抜く草薙。
「赤西、今から自宅と携帯の電話番号、住所、家族構成とその名前、メールなど個人情報を全部喋ろ……」
「な、なんでだよ！？」
草薙、まるでゴミを処分するかのようなルーチンワークで頭を踏む力を増していく。
「お前は素直に俺の言うこと聞いてくれそうだからな……。断るなら、わかるだろ？」
グリッとかかとで赤西の前頭部をより一層踏みにじる草薙。
「なんで、こんなことを！？」
吠える赤西に、草薙は侮蔑の意を込めて見下す。
「パシリに使った女子にした事を俺なりにアレンジしてするだけだ……。どうだ、嬉しいだろ？ お前の行動が正しいと肯定されたんだ……。それを実践して何が悪い？」
泥に塗れ、頭を足で踏み抜かれ、ようやく自分の立場が分かってきた赤西。
「じ、冗談きついぜ？ ちょっと１年の女に声荒げただけじゃねぇか……？」
「この期に及んで、自分がやられる側にならないと夢見たか？ 力で従えるなら、より強い力で従えられる……。そんなことも、分からなかったのか？」
御剣は穴に近付き、学食から拝借した唐辛子を赤西の顔に容赦なく振り掛ける。
地味な攻撃だが、目に入った唐辛子の刺激に咽ぶ赤西だった。
「先輩、自分じゃパンも買えないとか、可哀想過ぎて素敵です」
チョークを赤西の顔面にぶつけながら、逆巻も挑発を繰り返す。
「夢から覚めたか？ 単純で残酷な現実だ。あんたは俺と同じ最低人間＜ワースト＞だってことだ。俺たち最低人間＜ワースト＞に、人権など存在しない……！！」
草薙がトドメに、赤西を泥沼へ沈めようと足を上げたその時だった――！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2013年01月17日
- 参加申し込みの期限
-
- 2013年01月24日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2013年01月24日 11時00分
