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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
ちょっと焼きそばパン買ってこい!
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【手を差し伸べる者たち】
下駄箱での騒動直後。
「大丈夫?」
ハンカチを差し出しながら、
桜庭 円
は千木良に駆け寄る。
「ボクは1-2の桜庭円。君は?」
桜庭の問いに、ひっく、ひっくとえずきながら千木良は顔を上げて答える。
「千木良 晴美……、です……。1-7の……」
「千木良くんね。直ぐに助けに行けなくてごめんね……」
桜庭はまず、千木良に直ぐに間に割って入れなかったことを詫びた。
だが、千木良は気にしないで下さいと小さく呟く。
「逆らったら、何されるか分かりませんし……」
すっかり意気消沈してしまっている千木良に、桜庭は口調を強める。
「もしよければ、だけど。一緒に2-10まで行って、パンなんて買いに行かないって言いにいこうか?」
「……え?」
その申し出は想定していなかったようだ。
桜庭は畳み掛けた。
「もちろん、千木良くんが嫌なら無理にとは言わない。でもこのままだと、これからも同じように使われ続けると思う」
「それは……」
分かっている、言わんばかりに眉をひそめる千木良。
「怖いのは解るよ、ボクも実は怖いし。でもね? 寝子島高校っていい人も多いし、人の多い場所で断れば大丈夫。貴方の言う事なんて聞かないってはっきり言えばいいんだよ。誰が悪いかもはっきり判るから、みんな味方をしてくれる。これでもボク、ボクシング部の部長だからね。手は出させないように頑張るよ」
千木良の顔をを見詰める桜庭の表情。真っ直ぐな気持ちと「助けたい」という真摯な気持ちが伝わってくる。
だが、それでも。
「仕返しされたら、どうしよう……?」
千木良は決断を鈍らせていた。
桜庭、鞄から伊達眼鏡を取り出しておもむろに装着。
こうすることによって、学級委員補正ですべての能力が2倍強くなる、気がするのだ!
その状態で目を閉じて考えること、5秒。
「あ、そうだ! 千木良くん、ちょっと会わせたい人がいるんだ! 先に教室で待ってて!」
「は、はい……」
自信満々で微笑みかける桜庭に圧倒される千木良。
そんな桜庭は、素早くスマホの連絡先をタップすると、『命の恩人』と明記された人物へコールするのだった。
始業前の空き時間。
今朝起きた事件の話はひっそりと広まっていく。
千木良の隣のクラスの
小山内 海
も、その噂を聞いたひとりである。
(……晴海ちゃんにひどい目にあってほしくないから取るの手伝いたいな)
心の中でそう呟き、7組の教室で千木良を呼び出してもらった。
「えっと、小山内さん、ですっけ?」
呼び出され、小首を傾げる千木良。小山内はすぐさまスケッチブックでの筆談を開始。
『きゅうによびだしてごめんね?』
『けさのはなしきいて しんぱいできてみた』
「……ありがとうございます」
苦笑いを浮かべながら頭を下げる千木良。
『わたしも やきそばパン買うの てつだう』
『よじげんめ きたこうしゃだから』
幸いにも、この日の6組の4時限目は美術。北校舎での授業だ。
『いっしょにがんばろ?』
小山内、力強く頷いてみせる。
全力で限定の旨塩唐揚げ焼きそばパンを手に入れようと気力に満ちた瞳の彼女に、千木良は胸の奥が熱くなっていく。
「小山内さん、ありがとうございます……!」
何度も頭を下げ、感謝する千木良。
小山内は手を振って、自分の教室へ戻っていった。
そこへ入れ違いで桜庭がやって来た。
「おっ待たせー! 頼れる先輩を連れてきたよっ!」
背の小さい桜庭の後ろには、如何にも不健康そうな風体の男子生徒が1人。
「1年の中に2年とか、なんだこのアウェー感はよぉ……」
やや困惑気味な
屍 骸
、どうやら居心地が悪いらしい。
「赤西の野郎、先輩のくせに何やってんだって話だぜ。パシらせる相手に女子を選ぶとかめちゃくちゃ小物くせぇし」
赤西に呆れつつ、屍は千木良に声を掛ける。
「よぉ、千木良後輩。2年の
屍 骸
だ。よろしくな?」
「に、2年……」
怯えた表情を浮かべる千木良。
「安心しろ、千木良後輩。俺は赤西のような不良とは違うぜ」
「そうだよっ! 屍先輩はすごく頼りになる先輩だから! ボク、この前の日曜日、セブ……いや暴漢に襲われたんだけど」
「ぼ、暴漢!?」
ぎょっとする千木良をよそに熱く語る桜庭。
「万事休す、絶体絶命ー、って時に、屍先輩はボクの前に飛び出て守ってくれたんだよっ! かっこよかったー!」
桜庭がにこにこと屍のことを誉めちぎった。
大型ナイフを振るう殺人鬼に殺されかけたとか、屍自身もろっこんがなかったら今頃亡き者となっていたとか、その辺は伏せた。
「……照れるぜ、桜庭後輩。あの時は無我夢中ではっきりと覚えちゃいねぇけど」
「そう、なんだ……。でも、ボクは先輩のおかげで助かったんだよ」
記憶が曖昧な理由を知る『原罪の語り部』こと桜庭、苦笑いする他なかった。
それを見て屍は特に気にせず話を進めることにした。
「正直、今すぐ赤西の教室に殴りこんで一言物申してぇ気分だが、それは後回しだ。千木良後輩、先生に相談したか?」
その問に、頭を振る千木良。
その表情は固く、そして暗い。
「屍先輩が知っているってことは、噂が既に相当広まっているんですよね? 私、これ以上事を大きくしたくないです……」
「じゃあ、先生に言うのはナシだな。だったらやることは1つだ。俺と桜庭と千木良で、一緒に赤西んとこに行くしかねぇよな。勿論、断りにだ」
腕を組み、頷きながらそう提案する屍。
これに桜庭が後押しする。
「勇気を出して! ボクらが付いてるから一緒に行こう?」
桜庭、口には出さないが、千木良自身が行動を起こして対処方法を覚えてほしいと願っている。
それ故、言葉に想いの熱が籠る。
力強い桜庭の言葉に、ようやく千木良はゆっくりと首を縦に振った。
「……分かりました。やってみます」
こうして、3人の都合が合う3時限目の休みに、赤西のクラスの2-10へ向かうこととなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月17日
参加申し込みの期限
2013年01月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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