this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ちょっと焼きそばパン買ってこい!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
【動く者たち】
3時限目の休み時間。
桜庭と千木良は2年の教室へ。
屍と合流を果たすと、そのまま2-10の教室に足を運ぶ。
その道中、桜庭は千木良に1つ尋ねる。
「千木良くん。君はこの件、殴り合いで解決出来ると思うかな?」
その問いに怪訝な表情の千木良。桜庭の真意が掴めないようだ。
「ごめんごめん。千木良くんが暴力での解決を望んでいないってことを聞きたかったんだ。その様子なら、答えはNOだね」
「そ、そういうことですか……」
安堵する千木良。だが、「まてよ?」と桜庭が首を傾げる。
「でも、相手は不良だよね。話を聞かずに、急に殴り掛かってくるかも?」
むー、と思案する桜庭を見て、千木良の顔がみるみるうちに青ざめる。
「桜庭後輩、あんまり千木良後輩を怯えさせちゃ駄目だぜ?」
屍が先輩らしく、フォローに回った。
「桜庭が言いたいことは分かるぜ。万が一ってこともあるけどよ、そうならないために断りに行くんだ」
屍がへらりと笑みを浮かべ、千木良へ言い聞かす。
「でぇじょぶだって。俺が盾になる。勇気を出して、キッパリ断れ。な?」
「は、はい……」
「千木良くんには怪我一つさせないよ!」
1発だけなら誤射だよね、と小さく呟く桜庭だった。
赤西のクラスに入ると、桜庭と屍に後押しされた千木良が捲し立てた。
「あ、あのっ! 暴力や恐怖で物事を強要することは良くないと思います! それに、焼きそばパンが欲しいなら、先輩自身が買いに行けばいいじゃないですか! 私の奢りとかも、い、意味分かりません! だから、もう一度だけ言います! 私は、お、お断りします! 先輩が、自分で! 自分のお金で! か、買って下さいっ!」
「っけんな、このアマ!?」
激昂する赤西に、思わず後ずさりをして桜庭に泣きつく千木良。
「人の“お願い”を断る時は、土下座するって知らねーのかよ!?」
ゲラゲラ下品に笑う赤西。その周りにいる不良仲間も同様に嘲笑う。
すると桜庭が怒鳴り散らした。
「嫌だって言ってる子に強要しているそっちが悪いんじゃないの!?」
赤西の思った以上の下衆ぶりに、早くも彼女の我慢の臨界点に到達しそうだ。
「るっせーな! 関係ないチビは黙ってろッ!?」
「チ ビ っ て 誰 の こ と か な ?」
桜庭の顔が引き攣る。
いつもは気にならない低身長のことも、赤西に指摘されると異様に腹立たしかった。
「明らかに喧嘩できないか弱い女の子を狙って脅しかけるとか、だっさいんじゃないの? 玉付いてんの?」
ガーッと顔を真っ赤にして赤西を殴らんとする桜庭を、屍はやんわり遮った。
「暴力での解決は望まないんだろ? 忘れたか?」
屍の言葉に、ぐぬぬぬ、と奥歯を食いしばる桜庭。屍は赤西を諭し始める。
「ったくよ、おめぇは好きな子に意地悪しちまうガキかってんだ? 意地悪にしちゃ性質が悪ぃがよ、嫌がってる奴にたかるのは桜庭後輩の言うとおりダセェ奴がやることだぜ?」
「てめー、2組の屍か。ゾンビみてーな奴がいるって有名だぜ?」
「名が知れてたのかよ、腐れやべぇ。ともかく、だ。千木良後輩はおめぇのために焼きそばパンは買わねぇ。それはしっかり言っとくぜ?」
ギロリ、とガンくれる屍の迫力はなかなかのものだった。
お化け屋敷にメイクなしでバイトできそうな相手に睨まれたら、相手が不良でも物怖じしてしまうようだ。
「なんだよ、きめぇな……! つべこべ言わずに買ってこいよ!」
ガンッと手近な机を蹴っ飛ばす赤西。
話が全く噛み合わない。どうしたものかと顔を見合わせる桜庭と屍。このままでは埒があかない。
と、そこへ。
「失礼します」
礼儀正しく挨拶するのは、御剣だ。
ツカツカと赤西の前まで歩み寄ると、すっと一通の手紙を差し出す。
「赤西先輩宛てに手紙を預かってきました」
「あれ? 刀君、何してるの?」
キョトンとする桜庭に、御剣は横目で「今は話し掛けるな」と無言で言い聞かす。
赤西はおもむろに手紙の封を切り、その内容に目を通す。
次の瞬間、手紙をぐしゃりと握り潰した。
「おい、この手紙は何だァッ!?」
怒り狂う赤西。御剣の胸倉を掴んで吠える!
だが御剣は冷静そのもの。淡々と説明し始めた。
「5組の牛瀬先生に用事があったので向かう途中、知らない1年の男子から頼まれたんですよ。ついでですし」
「んだと? 何組だ? 今からそいつシバいてやる!」
息巻く赤西に冷たい眼差しを向けたまま、そういえば、と何かを思い出す。
「会いたいと言うなら、昼休みに講堂裏へ案内するようにと頼まれていますよ。さもなくば手紙のコピーを校内中に張り出すと言っていましたけど?」
それを聞いた赤西は手紙を丸めて床に叩き付けた挙句、何度も踏み潰した。
「シャバ憎が! 分かった。昼休みにもう一度ここに来い。俺様を案内しろ」
「仰せの通りに。では、昼休みにまた」
失礼しました、と一礼して立ち去っていく御剣。
「あー、気分悪ぃ、授業はフケるかー」
赤西は教室を後にしていく。
「……なーんか心配だな、おい」
屍が御剣の様子に違和感を感じたようだ。
桜庭は踏み潰された手紙を丁寧にまっすぐ伸ばしていく。
そこに書かれていたのは、
『センスのない頭に、ださい服装、反撃が怖いからって力のない女を使いっ走りをさせる意気地のなさ。玉なし、腰抜け、臆病者! 外側が恥ずかしければ、中身も恥ずかしいな、お前。生まれきてゴメンなさいと土下座しろ。糞西』
赤西を卑下するような言葉の羅列だった。
「これ、刀君の字だ……」
手紙の字の主に気が付いた桜庭も、何かを感じ取った模様だった。
青物 といき
は、3時限目の休み時間に購買室までの最短ルートを思索していた。
「限定品に群がる生徒とそれで荒れる学校生活ねえ……。それってよくないよ、ねぇ? ふひひ!」
彼女は『平和な学園生活』に限定品の旨塩唐揚げ焼きそばパンは不要と考えていた。
「生徒同士喧嘩しないで、皆の射幸心を煽るモノを設置して放置している酷い先生に文句言うのが平和への第一歩だよ!」
最短ルートを確認後、ゴミ箱や傘立てなどの障害物をさり気なく廊下に点在させる。
下見をした青物以外は、これに阻まれて足止めを食らうだろうというのが彼女の算段だ。
「ケンカハヨクナイデスヨ? ふひひ! 私が限定品を食べちゃえばぁ、喧嘩は起きないしぃ、赤西って先輩と被害者を守ろうとする奴ら、後味悪くてバッカみたい!」
傍から見れば外道のそれ。褒められたものではない。
だが、彼女なりに『平和な学園生活』を願っての行動だ。
――これが後に、大惨事を招くことになることも知らずに。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ちょっと焼きそばパン買ってこい!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月17日
参加申し込みの期限
2013年01月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!