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【決戦……!】
場所は戻って、再び『BooM』。
「会員制のゲーセンって、珍しいよな……おー、ビリヤードにバッセンまであんのか!」
虎沢 英子
は、初めて訪れたこのゲームセンターのフロアを、物珍しげに眺めておりました。
きょろきょろと視線を巡らせつつも、遊ぶ前に、まずは休憩ロビーにて、スポーツドリンクで栄養補給。
冷たい清涼飲料を喉に流し込みながら。広いフロアに、幅広いゲームのラインナップ、ドリンクバーまで完備し、なかなか良い雰囲気だなー、なんて考えていましたら。
「おっ。君、ゲーム好きなの? 今日は何のゲームやりに来たのー?」
「ん?」
英子に声をかけたのは、
安本 マコト
でした。イケてる男になるため、一人、黙々と練習を重ねていた彼でしたが、さすがに疲れたのか、休憩に訪れたようです。
「ああ、あたしは、格ゲーやりに来たんだ。なあ、ここ、『キャットストリート2』置いてる?」
「キャット……ごめん、ちょっと分かんないなー。でも、格ゲーなら、確かあのへんだよ」
常連であるらしい、マコトが指差すあたりを見てみれば。なるほど、背を向け合った筐体がいくつか並び、周囲では客たちが、遠巻きにそのプレイを見物していたりします。
ちなみにですが、『キャットストリート2』は、かつては爆発的なヒットを記録して、ゲームセンターにおける格闘ゲームの全盛期を生み出すきっかけとなった、伝説のゲーム。現在は、続編がいくつも出ていたりするのですが、英子は、原典たるこのゲームが特にお気に入りのようで。
つまりは、彼女、生粋の格闘ゲーマーなのでした。
「なるほど、サンキュ。で、あんたは? 格ゲーやったりすんの?」
「いやー、俺は、ダーツとかビリヤードやってるんだけどさー。あれって結構ムズイんだよねー、でもまぁ、練習あるのみって感じかなー」
「ふーん……」
と、ここぞとばかりにアピールを敢行するマコトくんですが、英子の視線は、格ゲーコーナーにじっと釘付け。残念ながら、あまり興味が無いようです。
「さて。そんじゃ、そろそろ行くか……!」
がこん! と、空のボトルを器用にゴミ箱へ投げ込む英子に、
「あっ。せっかくだし、プレイしてるとこ、見てもいい?」
「ん? 別に、構わねぇけど」
先に立ったマコトの案内で、英子は、お目当ての格ゲーコーナーへと出陣です。
「……ふう、お疲れさま。楽しかったよ」
「こちらこそ。お付き合いくださって、ありがとうございました」
気づけば、随分と長いこと遊んでいたようです。
蓮見 紫音
は、対戦台から立ち上がると、向こうの筐体に腰掛けている
檜扇 舞華
にそう言って、笑いました。
勝率は舞華が勝り、勝ち越してはいたものの。際どい場面も随分とあり、また、紫音が一方的に勝ちを収めることもあり。お互いに、歯ごたえのある対戦だったようです。
紫音は舞華の隣に立つと、コンピュータ相手でも華麗なテクニックを披露する、舞華のプレイを眺めつつ、
「うーん、もう一歩、及ばなかったって感じか……」
「いえいえ。私のほうが、いくらかこのゲームはやり込んでいたというだけですよ? すぐに五分五分になるでしょう」
「そうかな? それじゃ、また挑戦させてもらうよ」
「はい。機会があれば、また遊んでくださいましー」
すっかりライバル同士となった二人は、朗らかに笑い合います。
と。
「ほら、このあたりが、格ゲーの置いてあるコーナーだよ」
「ああ……おっ、『ざ・にゃんだふるふぁいたーず』の新作か! 『キャト2』もいいけど、せっかくだし、こっちをやってみっかな」
そこに現れたのが、マコトを伴った、英子でした。彼女は、ちょうど舞華の隣の台に腰掛けると、まずは試しにと、一人用のモードで練習を始めます。
「キャラは……やっぱ、『H'(ヒョウ・ダッシュ)』だよな! うん、やっぱ、今作もかっけーな……」
英子が選択したのは、レザーのツナギを着込み、サングラスをかけた、クールな黒豹の青年。どうやらシリーズの前作も遊んでいたらしい彼女の、お気に入りのキャラクターのようですが。
後ろで見物に回っているマコトは、英子の反応に、
「うーん、こういうのが、女の子にモテるのかなー。確かに、イケてるかも……」
なんて、ゲームもそこそこに、彼独自の視点でそれを見ていたりして。どんな時にも、努力と情報収集を怠らないマコトくんなのでした。
そして、英子のプレイを見つめていたのは、マコトだけでは無く。
「……この人、あんたと同じくらい強いんじゃないか?」
「そうですねー……ちょっと、挑戦してみましょうか」
紫音のこっそり耳打ちに、舞華がこくりとうなずくと、キツネ耳がぴこんと揺れます。
彼女も、ゲーム大好き、格闘ゲームだって、相当にやり込んでいるのです。どうやら、英子のテクニックに、どこか刺激を受けたようで。
自分のプレイが切りのいいところで台を立つと、対戦台の向こうへ回り、キツネ尻尾を椅子の上に敷いて、もふっと腰掛け、コインを投入しました。
画面に現れる、対戦者が現れたことを知らせる赤い文字。
「おっ、乱入来た来た!」
嬉しそうに言った英子の言葉に、マコトはちらり、台の向こうへと視線を飛ばすと。そこでは、キツネの耳と尻尾をつけたメイドさんが座り、真剣な表情で画面を見つめつつ、レバーを操作しています。
「キツネのコスプレしながら、使うキャラクターも、キツネのお姉さんかー。気合入ってるなー」
舞華が選択したのは、もちろん『フォクシー』。英子の『H'』と対峙し、いざ対戦開始です。
恐らくは、この『BooM』に顔を見せるプレイヤーたちの中でも、かなりの熟練者同士の対決であるというのが、周囲で見物している格ゲーフリークな客たちにも、どうやら分かったようで。彼らは皆、一歩筐体へ近づき、半ば取り囲むようにして見守っています。
「頑張って、応援してるよー!」
「ああ、任せとけ!」
英子の隣ではマコトが、
「H'の瞬発力が、フォクシーには厄介だな」
「ええ。慎重にいきましょうか」
舞華の隣では紫音がそれぞれ、応援に回っていて。何だか、セコンドのようにも見えたりします。
ラウンド開始直後、先に飛び出したのは、英子のH'。鋭いジャンプを連続で繰り返し、空中からフォクシーを攻め立てます。
「最近のにゃんだふるふぁいたーずは、バッタがつえーんだよなぁ」
「……ばった?」
「ぴょんぴょん飛び回るのが強いってコト」
センモンヨーゴの解説も挟みつつ、言葉通りに、黒豹はジャンプキックでフォクシーの懐に潜り込み、得意の搦め手を使わせません。
が、舞華も押されているばかりでは無く。隙を見て、飛び込みをサマーソルトキックで迎撃し、反撃に転じると、
「にゃんだふるふぁいたーずは、攻めのゲームですが……ガード無くして、勝利はありませんよ?」
罠を設置しつつ、H'のジャンプを、ぺちぺちとキックで叩き落していきます。
「お、やるねぇ~! おし、やっぱぴょんぴょんするのは不恰好だしつまんねえから、差し合いすっか!」
一転して、黒豹は、地上から小技で牽制しつつ……戦いは一見、地味な攻防へと移るのですが。紫音をはじめ、周囲で見守っている、それなりに玄人な客たちは、かの『キャト2』で見られたような、相手との深い読み合いによる心理戦を、感嘆のため息混じりに見つめます。
1ラウンド目は、フォクシーが罠と飛び道具によって場を制圧し、守り切って先制。2ラウンド目は、フォクシーの陣地を突破したH'が、ジャンプキックから超必殺技まで繋げるど派手なコンボでKOし、追いつき。
一進一退、両者一歩も譲らぬままに、決着は、最終ラウンドへともつれ込み、やがて……。
「……いやーっ、楽しかったぜ! あれぞ格ゲー、ってやつだよな!」
「ええ。良い勝負でしたね、お強かったですよ」
「ああ、あんたもな!」
勝負を終え、舞華と英子は、対戦台からは少しばかり離れ、健闘を称え合っておりました。
最終ラウンドの勝敗は……両者、ほぼ同時に繰り出した牽制のキックが、互いにカウンターで決まり。何と、ダブルノックアウトによる引き分けという、ある種劇的な幕引きとなったのでした。
ともあれ、持てる技術と知識を総動員し、死力を尽くしての対戦は、強敵と戦いたいという二人の闘争心を、どうやら満たしたようです。
「二人とも、凄かったな」
「いやー、白熱してたねー!」
それぞれの応援団長を務めていた、紫音とマコトも、二人の熟練プレイヤーを称賛します。
と。
ふいに鳴り出した、舞華の携帯電話。出てみれば、夕食のための買い物を催促するものだったようで、
「さて、私は失礼しますね。皆さん、また遊んでやってくださいましー」
入り口の扉の向こうでは、既に日が沈みかけ、地面を赤く染めつつありました。そろそろ、帰宅の時間のようです。
「おう、またよろしくな! そっちの兄ちゃんも、今度は対戦しようぜ」
「分かった、次はぜひ、よろしく」
最新バージョンは今日が初めてだった紫音も、今日だけでかなりの対戦経験を積み、次に会う時には、きっと、肩を並べるほどのツワモノに成長していることでしょう。
格ゲーでは出番が無かったマコトも、
「今度は、ダーツかビリヤードでも遊ぼうなー、絶対楽しいからさー」
「ええ、機会があったら、よろしくお願いしますね」
その時が来たなら、彼はきっと、その場の誰よりも輝いていることでしょう。
再会、再戦を誓い……四人は、『BooM』を後にしました。
多くのゲームセンターやアミューズメント施設では、定められた決まりによって、夕方、夜以降の未成年の入店を制限している店舗が多く、ここ『BooM』もまた、それは例外ではありません。
賑やかな学生たちが徐々に姿を消し、少しばかり落ち着いたフロアには、ゆったりとした時間が流れていきまして……。
やがて、ゲームセンター『BooM』は、閉店時間を迎えます。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月20日
参加申し込みの期限
2014年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月27日 11時00分
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