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闇曜日の旧市街
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取引の前夜、取引場所とされていた星ヶ丘のヨットハーバーには、
霧島 有祈
が来ていた。
情報収集はしていたものの、あくまでも高みの見物。この件に関わる予定はなかった。
だが、少し予定が狂った。
情報を集めれば集めるほど、神無組が追い込まれていることがわかってしまったのだ。
彼は神無組の人間ではないが、組長とは知らない仲でもないし、応援している気持ちがないでもなかった。
停泊中のヨットのひとつに乗って、ゆらゆらと波に揺られながら、ある男がくるのを待っていた。
来たのは、ブンさんだった。
ブンさんは一目見て、すぐに有祈だとわかった。
「霧島さん、ですね」
「あなたの仕事をサポートさせてもらおう」
ブンさんはにっこり笑うと、ヨットに乗った。
有祈は周囲を警戒しながら、素早く言った。
「手短に言おう。闇鴉会の明日の取引は、ここでは行われない」
「なんだと……」
「港は港でも、旧市街だ」
「信じられん」
「闇鴉会のアジトをひとつ、教えよう」
有祈は自分の情報の正しさを証明するために、もうひとつ情報を用意していた。
「ここだ」
とメモを渡した。
「現在、何者かが拘束されているようだ。のぞいてみるといい。私の情報が正しいか否か、判断材料になるだろう」
有祈はブンさんより早くヨットから降りると、去っていった。
ブンさんは有祈の情報を元に廃ビルにやってきた。
扉を開けると、確かに一人の男が拘束されていた。
「アフロ?」
それは、
愚駱馬羅須 田果子
だった。
ブンさんは唖然とした。
刑事の勘で菅原にマークさせたが、やはり関係なかったという報告を既に受けていた。それが、何故ここに……?
田菓子の拘束を解いて、聞きただした。
「どうした。何があったんだ」
「た……たかしくんは、八百屋さんで……」
長く拘束されていて、田菓子は衰弱している。ゆっくりゆっくり、言葉を紡いでいった。
「りんごを5つ、みかんを9つ、買いました……」
「き、君の名がタカシなんだな?」
「……りんごは1つ100円、みかんは1つ50円」
「う、うん……」
「たかしくんは、1000円札を1枚出しました。おつりはいくらですか」
「……ん、えっと算数は苦手だが、おつりは50円、かな」
「……0円でした」
「なんだと……」
田菓子のそばには、茶色い袋に入ったりんごとみかん。
しかし、数があわない。みかんが、足りない!
「ハッ!」
ブンさんがポケットからそっと出したのは、同じ種類とみられるみかんだった。
田菓子は衰弱して力尽き、救急車で運ばれていった。その後、一晩で体力を取り戻し、また行方をくらませてしまったらしい。
こうしてブンさんは取引場所が旧市街であることに確信を持つことになるが、いかんせん警察の組織を説得できる程の情報もなく、直前に対応することは難しい。
ブンさんは、署に戻る車の中で、一人考えていた。
と、道を堂々と横切る者がいた。慌ててブレーキを踏んで事故には至らなかったが、その歩行者は驚く様子も見せずにゆっくりこちらを向いた。
「なんだい、見覚えのある顔だね。マッポのくせによそ見してんじゃないよ……」
桜崎 巴
だ。
ブンさんは窓から顔を出して、いさめた。
「こらこら。未成年だろう」
「こりゃあシガレットチョコだよ、マッポならこんなもんに騙されないで、真実を見抜くんだね」
「ふん。よく言うよ」
ブンさんは笑っていたが、自分の刑事としての勘を大切にしようと、このとき思い直した。
ブンさんは寝子島の平和を守るためにも、やはり既存の組織との連携を保つことがベターと判断したのだろう。Uターンすると、金堂会のアジトへと向かった。
金堂会では、
四角 三角丸
によって既に取引の情報について多くを得ていたため、闇鴉会を封じるための準備を進めていた。
金堂は四角を労り、声をかけた。
「しかし丸ちゃんや、ご苦労じゃったのう。腹は大丈夫かい」
「こんなもの、かすり傷にもなりやせんです。これからが本番でごぜぇやすよ……」
「頼もしいのう……」
金堂は旧市街の方角を見上げると、にやりと笑った。
「さて、神無月よ。共闘といこうかのう」
神無月邸では、組長の
神無月 文貴
が庭に立ち、雲の流れを見るでもなく見ていた。
「神無月の旦那、何時になったかなァ?」
黒ずくめの男、
鹿黒 暖簾
がふらっと現れ、背後から声をかけた。
「日はまたいだろう。いよいよ勝負の月曜日だぜ……」
「しかし俺たちの行く道には、光がねえなァ。月曜日に月も見えねェときた」
「闇だ」
「闇?」
「……俺ら裏の人間は、毎日が闇曜日ってことだろ」
「ちげえねェ……」
一瞬だけ雲が晴れ、狂気に満ちた二人の顔が闇からのぞいた。
鹿黒 暖簾
は、ふふふと小さく笑って呟いた。
「楽しくなってきたぜェ」
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月12日
参加申し込みの期限
2014年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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