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【心優しき恋乙女】
旧市街で八百屋『宮祀青果店』を営む祖父母の手伝いをしていた
宮祀 智瑜
は、その配達の帰りにふと1軒の店を見つけた。
『天然石・パワーストーン 幸 』──そう看板に書かれた静かな雰囲気を漂わす店。
今も新しくお客さんが店の中に入っていく。初めて目にする店だが、智瑜もそれにつられるように店内に足を踏み入れた。
どきどきしながら、店の中を見て回る。
穏やかなのにも拘らず、次の一瞬には恋愛修羅場に突入しそうな男女とか。
主にピンク色の石をじっと見つめている女性とか──
「久保田先生……?」
そこには
久保田 美和
先生が、何かを命懸けで選んでいる切羽詰った雰囲気に満ちていた。
向こうも気づいていないようなので、こちらも何かご迷惑になってはいけないと改めて声を掛けるのを控えてみる。
そうこうしている内に、天然石で作った動物などの親指の先くらいの大きさから、掌に乗る石細工のコーナーに辿り着いた。
「わぁ、色々売っていますね……」
『自由にお手にとってご覧下さい』という張り紙がある中で、何気なく一つ手に取ろうとしたところで、
「きゃあっ」
「きゃっ! ごめんなさいっ! 大丈夫ですかっ?」
人にぶつかる気配と人の悲鳴。
軽くぶつかっただけで、机から落ちた石等は無さそうだ。
「ごめんなさい、大丈夫ですか?」
「ええ、だいじょうぶです……。心配かけてごめんなさい……」
ぶつかってしまった少女、
御巫 時子
が慌てて謝罪する。
「す、すみません……っ」
逆に謝られてしまって、心から申し訳無さそうに智瑜も頭を下げる。
2人の間に微妙に空いた時間の沈黙──動物の石細工が智瑜の目に入った。
「この動物細工、可愛いですよねっ」
「はい……。とても素敵だと……。先程から色々な鳥さんが目に入って困ってしまいます……」
どうやら、時子は鳥の石細工に目が釘付けのようだ。
そこで智瑜も本来の目的を思い出す。
入院して、今手術の為の体力作りに励んでいる、自分などよりも圧倒的に小さい1人のお友達の為に、プレゼントを購入しに来たのだ。
「何か良いものないかな……?」
しばらく机の上に目を滑らせていると、一体の水晶細工の小さな熊に目を留めた。
「水晶は精神の安定と健康運アップの効果があるんですね。
手術の時不安にならないようになるかも」
一緒についているタブに目をやって効果を確認する。
それから熊の顔へと注視すれば、効果を差し置いてもそれが非常に可愛く。
「あっ、この水晶は熊さんにそっくりです!
加工して髪留めのゴムに付けられたら良いですよねっ。
やっぱり常に身に着けられるものがいいんです」
『その友達』を思い出しながら、カウンターに座っている店長代理に品物を預けておき、智瑜は自分用のブレスレットを探し始めた。
綺麗な天然石ビーズが様々に並ぶ中、パワーストーンにおける智瑜の目的は決まっていた。
「恋愛運アップ…恋愛運アップ……」
美和先生の姿が恋愛における歴戦の猛者のものであるならば、こちらはまさしく純真な乙女のものである。
こちらは教員、桐島先生への恋心が隠せずに、普段からズボンのお尻部分を破いてしまう彼の為に、智瑜は躊躇わずお裁縫セットを常備するに至った。
色々と後一歩が足りていない美和先生には出来ない心遣いである。
「誕生石のアメジストは…恋愛成就のお守り!」
アルバイトの
暗道 忍
から、自分で石を選べると聞いた智瑜は、目を輝かせて天然石のビーズ1つ1つを手のひらに乗せて、落ち着くか落ち着かないかといった直感で、気に入ったものを選んでいった。
「あ……こっちにはカットされているのも……。迷っちゃいます」
呟きつつも、選び始めてからかなりの時間。アメジストにローズクオーツや、ムーンストーンも合わせて完成されたブレスレットは、まるで手に馴染むように落ち着いた。
その出来栄えに智瑜は、その様子を見つつきちんと手のサイズを測って丁寧にそのブレスレットを作ってくれた忍に感謝を述べて、店を出た。
外の光に照らされて明るくなった、紫とピンクと白の柔らかな色合いがとても気に入って。
「今度来たら長寿の石を探してみようかな」
ふと浮かんだ、お世話になっている青果店の祖父母の顔を思い出しながら、智瑜はそう呟いた。
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月18日
参加申し込みの期限
2014年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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