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時刻表で巡る旅 ――妄想編――
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◆
椿 美咲紀
~ののこと楽しく~
星ヶ丘寮の自室で、美咲紀は考え込んでいた。
美咲紀は東海地方は三重県の出身だ。
「夏休みには、1度くらい実家に顔を出さなきゃなのです……そろそろ、帰省するプランを考えなきゃ」
ぼふりとベッドに身を投げ出すと、薄いカーテンが頬をくすぐる。
開け放した窓の外に目を向ければ、燦々と降り注ぐ太陽の下、美咲紀の愛情を受けて、すくすく育った花や野菜達が風に揺れていた。
気持ち良さそうね、なんて考えたら自然と微笑が零れる。
「と、いっけない。予定を立てなきゃ……うーん、飛行機使えないから地味に遠いのよね。どの列車で帰ろう?」
枕を胸の下に引き寄せて上体を起こし、美咲紀は手にした時刻表に意識を集中した。
むぅと、サクランボの唇を尖らせて、頁を繰る。
鎌倉から横須賀線で横浜、そして新横浜まで出て、N700で名古屋まで83分。
更に近鉄で15分程度南下。
「軽く2時間余りかかっちゃうのよねぇ、早くリニア出来ないかなぁ」
衣服は夏物だが、重い旅行鞄は乙女の細腕には、しんどくて殊更 道程を長く感じそう。
「女子の一人旅っていうのも、ちょっと寂しいのです……」
美咲紀は、ふと
野々 ののこ
を思い浮かべた。
「ののちゃんが一緒なら、旅も楽しくなりそう」
頬杖をつきながら、美咲紀はののこと駅のホームで待ち合わせする風景を、ほわんと思い浮かべた。
人混みでもすぐ見つけられるよう、二人お揃いでつけた、うさみみ風のリボンカチューシャの横で、ののこが元気に手を振った。
「美咲紀ちゃーん!」
「ののちゃん、オハヨー! わあ、そのカチューシャ、ののちゃん似合ってるね」
「えへ、ありがとう。美咲紀ちゃんも、とってもカワイイよ。ねえ、今日は東京からリニアモーターカーに乗るんだよね?」
「そうよ。名古屋まで、1時間で行けちゃうんですって」
「ひゃあー、私初めてだよー」
「実は、私もなのです」
美咲紀の告白に、ののこはパアッと嬉しそう。
「ホントに!? 一緒だぁ! ひょっとして、ジェットコースターより速いのかな?」
「もっちろん、ずっとずっ~と速いよ!」
わあと、目を輝かせる ののこを連れて、美咲紀は女子二人旅・兼帰省の途についた。
ピカピカのリニアに乗って、並んでカラフルな飴玉を頬張りながら、お喋りに花を咲かせ。
時々、二人はリニアのあまりに静かな動作に、思わず小さな子供のように窓に張り付いた。
「ちゃんと動いてるね」
「静かね、科学の力って凄いのです……」
ほぅと甘い息が漏れて、座席シートに身を沈めながら、美咲紀は「富士山が見えないのだけが、唯一最大の欠点ね」とひとりごちた。
快適なリニアの旅を終え、美咲紀は二人分の切符を購入した。
「はい、これ ののちゃんの。ずっと使うから、失くさないでね?」
「うん! ……え、ずっと使うって?」
訝しむ ののこに、美咲紀はエヘンと胸を張る。
「なんと! この切符、4日間もこの路線の電車、バス、船に乗り放題で、すっごくお得なのよ。施設の入場パスポートになってたり、他にもお得なサービスが満載なの。ここまで来たら、実家はすぐなんだけど……せっかくだもの」
特急で2~3日伊勢志摩観光も、素敵じゃない?
首を傾けて顔を伺えば、そこには期待通りの弾ける笑顔。
「カンコー!? 楽しみぃ、美咲紀ちゃんとカンコー、嬉しいなぁ!」
「ふふ、一杯楽しみましょ?」
切符を胸に抱きしめて、小躍りする ののこに、しばし目を細めて。
美咲紀はののこの手を引いて、近鉄へ。
爽やかな風を思わせる、白と濃い水色のバイカラーの特急電車に乗り込んだ。
「わー、窓おっきい!! 景色が良く見えるね」
「シートもゴージャスなの」
身を預けて、しばし車窓の景色を楽しむ。
広々とした、郷愁を誘う町並みが、どこかゆったりと流れていく。
「このまま実家を通り越して、伊勢志摩まで行きましょ。伊勢市駅で降りて外宮参拝して、バスで内宮へ行って伊勢神宮参りね。おかげ横丁で食べ歩きも外せないわね」
「た、食べ歩きっ!」
ヨダレを垂らさんばかりの、ののこに柔らかな微笑を向けて。
「美味しいとこ、ありすぎて目移りしちゃうかも♪ んー、とりあえず老舗お茶屋さんの、かき氷は外せないかな。夏季限定なのよ」
「ホント!? じゃあ、絶対行かなきゃだねっ!」
「あ、ののちゃん抹茶へいき?」
「美味しいものなら、ぜーんぶ大好きだよ!」
「そっか、良かったぁ。二人でいっぱい楽しもうね」
「うん! くぅ~、みなぎってきたぁー!! 美咲紀ちゃん、いそごー!!」
「あ、ののちゃん、鞄っ!」
駆け出す ののこを呼び止めながら、美咲紀もアガる気持ちを抑えられない。
「夕方までに鳥羽に移動して、海の幸楽しみながらお泊りよね。温泉にゆっくり浸かって、旅の疲れを流して、二人で伊勢海老食べて」
翌日もスペインをモチーフにした複合リゾート施設へ。
テーマパークを一日たっぷり楽しんで――。
美咲紀は立ち上がり、ステンレスタンブラーの中で、まだきりっと冷えたままのレモネードで喉を潤して。
「鈴鹿まで帰る……いいじゃん! 近鉄、伊勢志摩地方で乗り放題だからね!」
満面の笑みを浮かべた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月21日
参加申し込みの期限
2014年04月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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