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人生模擬演習遊戯『一生ゲーム』
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●15年目
1月
『太陽の生まれる日】
『夜明け』
日が沈んでしばらく経った頃、
恵御納 夏朝
の母の陣痛の間隔が狭まってきた。
急いで父に連れられ、病院に向かう。
「……お母さん、痛い?」
恐る恐る母の手を握ると、ひんやりと冷たい汗をかいていた。
「ううん。平気。ただ、たまに痛くなるだけ。……きっと元気がいいのね」
分娩室に運び込まれた母は汗を垂らしながらも幸せそうに微笑み、その側に付き添う父も同じような笑顔を浮かべていた。
それなのに……。
夏朝は、戸惑いを隠せなかった。
(僕に、弟が……?)
妊娠を聞いたときに抱いた違和感は大きくなるばかり。
(だって……僕は、高校1年の今も一人っ子のはず)
実際に弟なんていないし、弟がいたなんて話を聞いた覚えもなかった。
『一生ゲーム』では違うの?
それとも……現実でも、本当は――
夏朝は今なお、殆ど思い出せない記憶があった。
中学時代前半の記憶だ。
このゲームの中で辿る人生は、あくまでも擬似的なもの。
けれど。
もし現実にも同じような事が起こっていたなら……?
「ふぎゃーおぎゃー」
分娩室の中から、力いっぱい泣く声が聞こえてきた。
「……産まれた」
つぶやくと、急に実感が湧いてくる。
「夏朝、産まれたぞ! 元気な男の子だ!」
手術着を着た父が夏朝を呼びに出てきた。
× × ×
産まれたての弟は、真っ赤で、まだらで、理科の教科書に出てくるなにかのようだ。
ちっともかわいいという気持ちは沸かない。
それなのに――
「夏朝?」
「何でかな、涙が……涙が止まらないんだ……」
ポロポロと涙がこぼれ落ちる。後から後からこみ上げてきて、途切れる気配もない。
「さすがお姉ちゃんね。……お姉ちゃん、名前を呼んであげてくれる?」
「なま、え……?」
「そう。この子の名前は――」
聞こえたはずなのに、どうしてもその名前だけが聞き取れない。
「そっか――だね」
名前を呼んだはずなのに、どうしてもその名前を認識できない。
夏朝の戸惑いは、消えることがない。
けれど夏朝の指を握りしめる手は、たしかに温かかった。
5月
【日常】
『桃原家』
リビングには乱雑にあらゆるものが積まれていた。
そのあらゆるもので長女・薔子と長男・伊熊は遊んでいる。
両親はというと――
「士くん、士くん! 注文入ってるよ!」
「ああ……そうか」
2人はネット通販経営をしていた。
空音は同人グッズを士も何やらいろんなものの販売をしていた。
景気もよく、収入はそこそこ安定している。
だが――困ったことに家が倉庫状態となっていた。
ゆえにこの乱雑さ。
猫鳴館を彷彿とさせる自宅ではあったが、それが桃原家の日常だった。
そんなある日のこと。
「薔子ー、伊熊ーご飯だよー」
いくら呼んでも2人の返事がない。
「薔子ー、伊熊ー?」
隠れんぼでもしているのだろうか、と思った。
けれどそうではなかった。
2人はこの倉庫の中に埋もれてしまったのだ!
さあ大変。空音は声が枯れるほど子どもたちの名前を呼んで家中を捜索する。
「……早く、見つけてあげないと! ね、士くん……ってアレ?」
ますます大変。いつの間にやら、
「士くんもいなくなってどうするのさー!?」
という状況。
空音は同人誌制作のために、徹夜明けだというのに、なんてこったい!
可愛い子どもたち(と旦那)のために、空音は自分自身にムチをふるい、家中をひっくり返して探し続けた。
「まーまー!」
「薔子! 伊熊!」
ひょっこり顔を出した子どもたちを、空音は力いっぱい抱きしめる。
「もう、すっごくすっごく、心配したんだよ!?……本当に、もう!」
「えへへ~」
「あうー」
まったく反省の色などない。……もしかすると迷子癖は父親に似たのだろうか?
不安に思う、空音であった。
『修業の道』
海外で菓子職人になるための修行に明け暮れる
聖籠 あゆか
。
数々のコンクールで受賞するも、慢心することなかった。
目指すはあの日の飴細工を越えること――
7月
【夏休み】
『結婚式』
この日、
戌井 創
と鬼崎 のばらの挙式に多くの人が参列していた。彼らが付き合い始めて5年ほどの月日の流れた日のことだ。
のばらの関係者の皆様は、ちょっと目立つ風貌の人が多いため、特殊メイク室に閉じこもる。
「妹の式でカタギ、怖がらせたらテメーらわかってんだろうな!」
のばらの姉の
添木 牡丹
の怒声が響き渡る。
他の招待客よりも2時間も早く来てもらってよかったとこっそり安堵する創だった。
そして――
× × ×
蒼天の下、式が始まる。父親の代わりに姉の牡丹と共にヴァージンロードを歩いてきた彼女は――
「…………」
想像をはるかに超えて綺麗だった。
リハーサルではここでのばらが牡丹の元を離れ、創がのばらと腕を組む事になっていた。
けれどあんまり綺麗だから、そのせいですっかり段取りが抜け落ちてしまった。
「創くん?」
「あ、えっと……ごめん、見とれちゃってた」
「……嬉しいです」
「えへへ、それじゃいこっか……せんぱ……ん、けふん、のばら……」
「はいっ」
すごく緊張して、すごく素敵な、どこからどう見てもフツウな、皆があこがれるような結婚式を創とのばらは粛々と執り行う。
のばらの職業はたしかにちょっと変わっているけれど、でもそんなことは創にしてみれば些細なこと。
まわりに迷惑をかけないように、のばらのことを守れるように創が頑張ればいい。
「愛、してるよ……のばら。いつでも、どこにいても……なにをしていても、支えられるように頑張るから」
誓の口吻を交わす。
ついつい、いつもの癖で長く深く口付けてしまい神父さんは困っていたけれど。
新郎新婦退場のときにお姫様抱っこで駆け抜けて参列者の皆にびっくりされたけど。
披露宴でケーキがおいしかったからおかわりしようとして怒られたりもしたけれど。
とても、とても楽しい、誰からも祝福される式を挙げることが出来て、創ものばらも――それから牡丹も、とてもとてもとても、幸せだった。
『ハネムーン』
「あ、子供は何人作ろうか?やっぱりバスケチームくらいはいるよね」
「……えっと」
「あ、やっぱり子供5人だと試合ギリギリだからもうちょっと頑張ろっか♪」
「え、えっと……!?」
仲睦まじい新婚夫婦の夜は、まだまだ長い。
16年目に進みます。
準備が終わり次第、『つぎへ』をクリックしてください。
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担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月14日
参加申し込みの期限
2015年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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