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●13年目
1月
【年明け】
『霧生 菜々緒の幸福』
今日、寝子島で
霧生 深雪
と
芽森 菜々緒
の結婚式が挙げられることとなった。
期待の若手ピアニストと画家の結婚ということで一部の界隈は大変盛り上がっていたが、式自体はごく親しい人のみを招待した質素なもの。
後日海外で開く披露宴は世界を駆け回る彼らと縁のあった多くの人を招く予定になっていたが、式だけはこの寝子島で挙げることにした。
深雪は花嫁の到着を待つ間、綺羅びやかなステンドグラスを見つめながらこれまでに1人思い巡らせる。
(……色々あったよなぁ)
思い出すことは多数あれど、やはり色々としか形容できないほど長い時間だった。
(多分最初の印象は最悪だっただろうな。それからも地雷はよく踏んじまって……本当にバカだったと思う)
それがわかっていてもバカをやってしまうのは男の性であり、深雪の性でもあった。
(それでも諦められなかったんだからやっぱりバカだな……でも、バカだったお陰でこうやって一緒になれたんだ)
後悔はまったくなかった。
あるのは、バカでよかったという一種の満足感。幸福感。
救いようのないバカだと言われても構わない。深雪は、今世界で1番幸せなのだから。
神父の合図で扉が開かれた。そして新婦が入場する。
父のない菜々緒の側には、古くからの友人が連れ添っていた。
けれどその友人の存在に気が付かないほど、ウェディングドレス姿の菜々緒は――。
綺麗だなんて安いひと言では表し尽くせないほど、神聖で敬虔だ。
純白のレースを引きずりながら、一歩菜々緒は前に出た。
その歩みの力強さに胸がいっぱいになる。
もう一歩進んだとき。
今度は雪のように溶けてしまいそうな儚さに、虚を突かれた。
歩くたびに表情を変える花嫁は――いつか、彼女が描いた絵のようだとも思った。
あのときのモデルは深雪だったはずなのに、どうしてだろうか。
不思議な感情に戸惑いながらも、ただひとつ深雪にもわかることがある。
これからも、深雪が菜々緒を守っていくのだ。
深雪の目の前にたどり着いた菜々緒を、すぐに抱きしめたい衝動に駆られた。
けれどそれはまだ先のお楽しみだ。
衝動を抑えこみ、式の流れに身を任せ、宣誓を行い指輪を交換する。
菜々緒のベールをそっと上げて誓いのキスをするときにはつい視界が滲んでしまった。
――彼女の紫の瞳にも滲みあふれた涙が輝いている。
菜々緒も、幸せだと?
そう思ってくれているのか……?
深雪は菜々緒の腰に手を回し、そっと抱き寄せる。
「二人で幸せになろうな」
「……ええ」
2人の唇は重なるべくして、重なった。
3月
【ネコジマ☆コレクション開催】
寝子島出身のデザイナー・
桜 月
の大規模なドレスのファッションショーを行うこととなった。
その上モデルは全員寝子島の住民。
この小さな島での、小さなイベントに世界中が注目する。
『
城山 水樹
』
実力派の人気女優・
城山 水樹
。今回参加した唯一の芸能人だ。
衣装は、そのスタイルの良さを十二分に活かしたマーメードドレスだ。
きゅっとしまったウエストと、なだらかな曲線を描く足。
それから寄せては返す波のように歩く度に表情を変えるドレスの裾。
水樹は会場の視線を一身に浴びて、不敵な笑みを浮かべる。
その次の瞬間、魅せつけたのはドレスの後ろ、背中部分。
なんと。背中部分はお尻が見えるギリギリまで大胆に開いており、まるで人魚の鱗のような大ぶりのレースと、大小様々な真珠が素肌を縁っていた。
あまりの美しさにあちこちからため息が漏れ出るのも、致し方ないことであった。
『矢萩 誠』
まだまだ可愛い12歳になったばかりの男の子・誠くんはウサギをイメージしたもこもこジャケットと、アシンメトリーなチェックのズボン姿で登場した。
しかし当の本人はちょっぴりご不満の様子。
曰くどうせならかっこいい服が着たかったとのこと。
そんな態度がまた可愛らしく見えて、会場は和やかな雰囲気に包まれていた。
『
常闇 月
』
街でスカウトした美人さん。
満天の星空をイメージした濃紺のドレスで登場。
キラキラと輝くラインストーンも見事ながら、その名の通り月さんの白い肌は夜の女王・月そのもの。
衣装とモデルの一体感に、会場中の視線が釘付けになる。
『
九条 翔
』
誰もが
常闇 月
に見惚れる中、同じくスカウトされた彼女の恋人も舞台に上がる。
普段はラフな格好を好んでいるそうだが、この日はバッチリとタキシードを決めている。
月と合わせてタキシードも同じく濃紺。
ゆっくりと翔が月に歩み寄り、その腰を抱いた瞬間。
月のドレスが濃紺から純白へと変化する。
濃紺のしっとりとした美しさとは違う、ウェディングドレスを思わせるまばゆい白。
花嫁は花婿に横抱きにされて、舞台を去っていった。
『
北条 冬華
』
桜 月
のファッションショーといえば欠かせないこの人。
この日着たのは2種類。
まずは草花のプリントを施したノベルティ・ストライプ柄のクラシカル風メイド服。
こちらは今年あつらえた桜家のメイド服らしい。
それからオフショルダー、フレアスリーブの総レースのロリータ風ウエディングドレス。
着る人によっては可愛らしく、着る人によっては上品に、着る人によっては色っぽくなる変幻自在のこのドレス。
化粧とポージングを変えて、様々なドレスと冬華の表情を魅せつけた。
4月
【新学期】
『朝支度』
「尚輝さん、起きてください……」
朝が弱い
五十嵐 尚輝
は放っておくと、すぐに二度寝してしまう。
「今日から新学期じゃないんですか?……遅れたら大変ですよ」
お弁当の準備をしながらそう声を掛けると、
「お早うございます……」
と尚輝に後ろから抱きしめられる形になってしまった。
「あの、尚輝さん? 時間が……」
照れ隠しで反射的に可愛らしさのかけらもないことを言ってしまう。
「……少しだけこうさせてください」
× × ×
どうにか尚輝から解放された時子は、尚輝が朝食を食べる間にせっせとお弁当を詰めていく。
今ではすっかり野菜も克服した尚輝。それどころか時子の作る煮物は大好物となっていた。
「……美味しい」
「まあ、尚輝さん。それはお弁当の分なのに……」
「……ごめんなさい」
素直に謝ってくれるあたり、尚輝もすっかり時子の尻に敷かれている。
「尚輝さん、そろそろ本当に遅刻してしまいます」
「……うん」
「いってきます……」
微笑む彼のネクタイを直しながら、時子は「いってらっしゃい」を告げた。
それからお弁当の入った鞄を手渡し――尚輝が仕事に出かけるのを玄関で見送る。
遠くで弱々しい赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。
「あら……あかりちゃん。起きちゃったので」
夫を見送った後は子どもと2人きり。
楽しくも大変な時間だったが――今、尚輝は仕事を早めに切り上げて帰ってきてくれる。
だから時子にも余裕があった。
「お腹が空いたの? そう。じゃあミルクにしましょうね――」
5月
【教育実習生】
戌井 創
は2週間の間、寝子島高校体育科に教育実習をしにやってきた。
懐かしい先生方と一緒に働くのは……ちょっとだけ、気恥ずかしい。
7月
【第二子】
桃原 空音
・士夫妻の間に、第二子・男の子が産まれた。
「本当に俺達の子どもなんだよな」
「もちろん……そのはずだよ」
産まれてきたのはコグマに見えた。
が、どうやら『もれいび』のようだ。少しすればすぐに可愛らしい人間の赤ちゃんに戻っていった。
彼は伊熊(いくま)と名付けられた。
12月
【運命の分岐路】
『律の選ぶ道』
律は、唐突にこの世界がゲームであることを思い出す。
そして今この瞬間が最も大きな分岐点であることを理解した。
もし『今日』屋上で彼女に出会わなければ。
少なくとも、俺が描いた絵のせいで彼女が不幸になることはなかったのだろうか、と。
律はこの先の運命を知りながら、課題を描く手を止める。
「…………」
ここで、現実の律は休憩がてら大学構内の屋上に行くはずだ。
そこで律が見たのは、彼女の背中。
律は筆を置き、屋上に向かった。
記憶をたどるように階段を登り、扉に手をかける。
開いた先にあった背中も――記憶にあるとおりだった。
夜空を見るのが好きだった、記憶通りの彼女が、満天の星を見上げ、風に吹かれている。
青空の下に立つことができない病に冒された彼女は、そんな病の片鱗を見せることなく、静かに空をみあげていた。
このまま立ち去れば、何かが変わることになるだろう。
ならば、是非変わってほしい。
そう願って律は踵を返す。
「……誰?」
記憶の中の、もう2度と聞くことはないだろうと思っていた声が、律の肩を叩いた。
脚が動かなくなる。
涙が溢れ出た。
「ごめん。翼、ごめん」
俺はすぐさま彼女に走り寄る。
きょとんとした顔の彼女の手を握りしめて、ぼろぼろ涙を流して。
彼女からしてみれば訳がわからないことだろう。
きっと今、律はすごい変な奴だと思われていることだろう。
(でもさ、やっぱり俺、お前が――)
「好きだったんだ。好きだったんだよ」
死んで欲しくなんてなかったんだよ。
その言葉は涙に溶けて、言葉にはならなかった。――言葉にしてはならなかった。
ゲームでお前との出会いをなかったことにしてしまおうなんて思ってごめん。
「お前との思い出を、後悔してごめん……!」
嗚咽とともに漏れ出たかすかな悲鳴を、彼女は不思議そうにしながらも受け止めてくれた。
この温もりが、身体中に刺さる。
この温もりをなかったことにしようとした自分自身が律はどうしても赦せなかった。
(それでも……それでも、俺は欲しかった! お前が死なない未来がずっと欲しかったんだ!)
誰に言い訳するわけでもなかった。
ただ、泣きたかった。
彼女の腕の中で泣いて――俺は、すべてを失っていく。
× × ×
次の日に律は大学をやめる。
彼女との思い出を捻じ曲げないよう、田舎で日雇いの仕事をして普通に暮らす。
律の未来は何一つ変わらない。
彼女の未来が変わったのかどうか――それを確かめる勇気は、今の律にはなかった。
14年目に進みます。
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つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月14日
参加申し込みの期限
2015年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月21日 11時00分
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