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人生模擬演習遊戯『一生ゲーム』
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●11年目
1月
【元旦】
『深夜の訪問』
大晦日から新年のお祝いで盛り上がる従業員達を置いて、鬼崎 のばらは一足先に自宅へ戻った。
本土にある添木興業本店での新年会に参加するための準備はすでに終わっていたが、とても大騒ぎをする気にはなれなかった。
だからといって寝付くことも出来ず、暗い部屋で1人佇んでいると――
コツン
窓に何かがぶつかる軽い音がした。
警戒しながら窓辺によると――
「創くん?」
「先輩、会いに来ちゃいましたー!」
マフラーをぐるぐる巻きにした
戌井 創
の姿がそこにあった。
「……どうして」
「もーひどいじゃないですかー。全然返事くれないなんて! 僕、待ってたんですよ」
「ごめん、なさい……」
「のばら先輩。……僕、大学合格しました。将来は、体育教師になりたいと思ってます。それから……」
マフラーに隠れてしまうほど創は俯いて、震えているようだった。
寒いのだろうか?
「ちょっと待っててください……」
のばらは急いで温かいお茶を準備して、玄関に向かった。
「創くん、これどうぞ。……これを飲んだら、早く帰ってください。風邪、引いちゃいますから」
のばらからお茶を受け取ると、創は深呼吸をして叫んだ。
「僕、のばら先輩を……お嫁さんに、したいですっ!」
【誕生日】
『乾杯』
大学を卒業後、
霧生 深雪
は音楽家として忙しい毎日を送っていた。それは恋人の
芽森 菜々緒
も同じことだ。
一応、同棲中ではあったけれど、海外のあちこちを飛び回る日々。会える日は月に1度あるかという程度だった。
けれど今日は深雪の26歳の誕生日。
菜々緒は特別なワインを準備して、深雪と特別な時間を過ごしたのだった。
『夫婦の』
御巫 時子
は今日を持って
御巫 時子
ではなくなった。
今日からは、五十嵐 時子になったのだ。
寝子島神社での挙式は、大勢の参列者に祝福される中粛々と執り行われた。
白無垢を着た時子は日本人形のように繊細で美しいと多くの参列者がため息を漏らす。
羽織袴を着た尚輝は、なんだか七五三のようだとからかう同僚の姿があった。
「ありがとう、時子さん。こんな僕と結婚してくれて」
時子は小さく首を振り、返事をする代わりにそっと尚輝の袂を握りしめる。
――もう二度と離しません。袂を分かつことは決してあり得ません。
4月
【春の】
『迷い猫』
高校2年生に進級した
聖籠 あゆか
は些細なきっかけで、友人と仲違いをしてしまった。
どうにか仲直りをしたいのに、何をしても裏目に出てしまう。
学校が終わり、皆が帰路につく中、あゆかはどうしても家に帰る気にはなれなかった。
だからといって、友達のもとに突撃する勇気もない……。
自宅とも駅とも違う方向に向かって、あゆかはアテもなく歩いて行く。
歩くことしばらく――気が付くとあゆかは古いお屋敷の前に立っていた。
「……ここは」
外壁の張り巡らされたお屋敷は、もともとはなかなか贅沢な作りのようにも見えた。
けれど手入れをされていない古い門は錆びて鍵が壊れているし、屋敷を囲む壁もあちこちが崩れ落ちて、猫のような小動物は自由に行き来している。
そもそもここに人は住んでいるのだろうか?
いつもであれば、そんな怪しげなお屋敷に足を踏み入れることはなかったであろう。
あゆかは最低限の常識はわきまえている、ごく平凡な少女だ。
怪しげかつ誰かが住んでいるかもしれない屋敷に不法侵入などしない。
けれどこの日のあゆかは――傷ついていた。やけくそだった。投げやりだった。
誰が住んでいるともしれない屋敷に入りたくなるほどには、居場所がなかったのだ。
恐る恐る門を押す。
キィイイイとつんざくような不愉快な音を立てて、門はあゆかに道を開いた。
崩れ落ちた石畳の道を進むと、大きな玄関扉が待ち受けている。
立派な、けれど古びて壊れた玄関だ。
こちらも鍵はかかっておらず(あるいは壊れていて)すんなりとあゆかを迎え入れた。
「……誰か、いませんか」
返事は返ってこなかった。
あゆかは、どうせ誰もいるはずがないと思いながら、屋敷に入っていく。
玄関入ってすぐに広がるのは薄暗いホール。
シャンデリアが吊るされながらも、光を蓄えておらず、ますます廃屋然として見えた。
……けれどこのホール、ずいぶんと広く、外観に比べてみれば掃除が行き届いているようにも見える。
現に歩いてみても埃が立つことはなかった。
ますますこの屋敷は怪しい。同時にむくむくと興味が湧いてくる。
「誰も、いないんですか?」
あゆかは声を掛けながら、順々に屋敷を探索することにした。
× × ×
結果的に言えば、屋敷には人がいた。
気難しそうなお爺さんで、けれどそれ以上にあゆかはそのお爺さんがいた場所に驚いてしまい、お爺さんの存在に気が付いたのはずいぶんと後になってからだった。
他のどこよりもピカピカに磨かれた大きな厨房に、お爺さんはいたのだ。
壁も床も汚れ1つない。食器も調理器具も、あゆかが今まで見たどんなものよりも輝いていて、どんなものよりも使い込まれているように見えた。
老人はそんな厨房に1人でいた。物音を立てず、最小限の動きで何かを作っていた。
「……あの」
あゆかが声を掛けても、すぐには返事をしてくれなかった。
その代わり、出て行けとも、なぜ勝手に入ったとも言われることもなかったが。
「あの……!」
あゆかは負けじと声をかけ続け、ついに老人はあゆかに返事をしてくれた。
ただ返事をしてくれただけだったが……いつの間にかあゆかは今の悩みを語るまでになっていた。
「……くだらない。若いやつはいいな。そんなことで悩むことができて」
ひがみっぽく、皮肉っぽく。まだ年若いあゆかはわからないが、年をとって多くのものが得てしまう頑固さと悪感情をその老人は当然のように持っていた。
「いいか。人生長い。長い人生の中でその友人とやらとどれほど付き合うことになるかわからないが、その程度で駄目になるならもともと駄目だったと思えばいい」
説教臭いところも。自分の価値観を押し付けようとするところも。
「……長い人生。何も考えずともどうしても離れられなくなる人間にはいずれ出会う。その人間を見極めて大事にすれば、それで大事ない」
けれどその老人は老人なりにあゆかを思い、慰めようとしてくれている。
そのことはあゆかにもわかった。
「……これを見てみろ」
そういうと老人は魔法のような手品のような手つきで、ツヤツヤと輝く飴を変幻自在に操ってみせる。
「ほれ」
出来上がったのは一輪のバラの蕾。頑固な顔に似合わない繊細で美しいバラだった。
「……これ、くれるの?」
「好きにしたらいい」
そう言うと老人はまた作業に戻ってしまった。
あゆかは老人を見守り、そしてその屋敷を後にする。
……家に帰る頃には、バラの花は開いていた。
その美しさと仕掛けに感動して――あゆかは菓子職人を目指すことを決意する。
12月
【年の瀬】
『急な話』
小学校最後の冬休み。
ほとんどの生徒がそのまま同じ学区の中学校に進むため、例年と変わらぬ時間を過ごしていた
恵御納 夏朝
のもとに、突然の引っ越しが告げられる。
「父さん、4月から転勤することになったんだ」
「……どうして?」
夏朝は嫌だ嫌だと抵抗するけれど、夏朝の抵抗はただ両親を悲しませるだけだった。
「……コナツ」
夏朝は自室で愛猫を抱き、静かに涙を流す。
それを最後に、両親を引越しのことで困らせることはなくなった。
12年目に進みます。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月14日
参加申し込みの期限
2015年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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