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一方。
美味しい紅茶の淹れ方? なにそれ美味しいの? な行動を披露して静かな注目を集めている人物が居た。
「……三杯目、だと!?」
「あ、スティックの封を切ったぞ」
「ちょっと待て、角砂糖とスティックシュガーは別腹、だと」
小さなざわめきなどどこ吹く風。
上穗木 千鶴
は満足するまでカップに砂糖を入れると、ご機嫌でティースプーンでくるくる紅茶をかき回す。
「うん、美味しいな」
カップに口をつけ、実に満足そうに頷くと……。
「千鶴……その飲み方はどうなんだ」
鴇波と共にトレーに淹れたばかりの紅茶やお菓子を載せた旅鴉が通りかかり、思わず、といった調子で声をかけてきた。
「ん? 何がだ?」
まったく解っていない上穗木が首をかしげる。
「……いや、良い」
もともとマイペースな旅鴉は、すぐに諦めて首をふった。
「あの、一緒でも良いかなぁ?」
はにかんだ鴇波がこてん、と首を傾げれば、上穗木が笑って空いている椅子を二人に勧めた。
「……まぁ、良いか」
なんとなく、テーブルの上に並べられた菓子類がいやな予感を誘う。
が、そこはやはりマイペースな旅鴉。指摘するのも面倒で、流れのまま着席したのだった。
「うっす、おっそくなりましたー」
賑やかな声で庭園へ現れたのは
宇佐見 望月
だ。
「
宇佐見 望月
、手土産持って参上でっす!」
肩に掛けたクーラーバッグをがさっと揺らしてみせる。
「あ、望月君、何持ってきてくれたの?」
「お、若菜ちゃん、良くぞ聞いてくれました!」
同じ陸上部に所属する十文字が期待の眼差しをクーラーバッグに注げば、宇佐見が胸を張る。
「キッチンスタジオ【カトゥス・マギラス】からソルベのお届けでーす」
宇佐見の声に人が集まりだす。
「お、もしかして、望月君の手作りかな?」
シスター達を手伝っていた
神野 マキナ
が、ゼシカと共にやってきた。
「うっす、溶けてないと良いんだけど……」
【Junoの花嫁】
で宇佐見の手作りお菓子を食べた事のある神野は期待に顔を輝かせる。
「まぁ、ありがとうございます望月君」
ゼシカも嬉しそうに微笑めば、いやがうえにも期待は高まる。
「じゃーん! 桃のソルベでーっす!」
手近なテーブルにクーラーバッグの中身を開けて披露すれば、拍手が湧き起こる。
「うわ、美味しそうだな」
甘いものに目がない神野の目が輝く。
「こんなに沢山、大変ではありませんでしたか?」
ゼシカに心配そうに尋ねられて、宇佐見が照れる。
「いやー、大した手間じゃないっすよ。それより道中で溶けなくて良かったなって」
頬をかいて照れる宇佐見の視線がきょろきょろとあちこちに泳ぐ。
どうやら誰かを探しているようだ。
「あの、それでは溶けてしまう前に皆さんにお配りしても宜しいでしょうか?」
「え、あ、はいっ!」
我に返り頷く宇佐見に十文字がバックの中へ手をのばす。
「ひんやりしてる! 見た目も可愛いし、さすがだね」
「ん? どうしたんですか?」
トレーへとソルベを並べていく集団に気がついた
森 蓮
が顔を覗かせる。
「望月君が差し入れ持ってきてくれたんだ」
教会のボランティアで良く顔を合わせる十文字が言えば得心した森が微笑む。
「それはありがとうございます、望月さん」
「あ、後輩の蓮ちゃん、動物性の材料ないこれならイけるっしょ?」
並べられていたのとは別に、ごそごそとバックを漁り、形の違う器を取り出す。
「豆乳と桃缶のソルベでっす!」
宇佐見の気遣いに森が頭を下げる。
「わざわざお気遣い頂き、ありがとうございます」
菜食主義を持つ森は動物由来の食品を断っている。それは単に肉を断つだけではなく卵や牛乳といったものも含めてだ。後輩の主義を理解して、箸をつけることができるものだけでできたソルベを用意してくれた宇佐見の気遣いは素直に嬉しい。
「いやー、凍らせた桃缶の桃と豆乳、あと、缶のシロップを混ぜてミキサーでがーっとやるだけ! だからわざわざって程じゃないし」
からからと笑う宇佐見の面倒見の良さにゼシカの胸が温かくなる。
「では、遠慮なく頂きますね」
森が特製のソルベを嬉しそうに受け取る。
「うっす。あと、スタジオの先生が焼き菓子のカヌレくれましたー、遠慮なく食べて下さいっ!」
言いながら、ソルベが並ぶトレーにセロファンに包まれたカヌレを添えていく。
「じゃあ、私はこっちのソルベを配ってくる」
「僕も手伝うよ」
十文字が持とうとしたトレーを神野が取り上げる。
「一人じゃ大変だろう? あ、僕たちの分も取っておいてくれよ?」
一つ一つは可愛らしいサイズだが、トレー一杯に並べられればそれなりに重い。
神野の気遣いに習い、二人一組でソルベを配るために即席のチームが組まれた。
「もちろん、沢山あるから大丈夫でっす!」
食べ損ねたくない神野の言葉に宇佐見が胸を叩いて請け負った。
「本当に色々とありがとうございます」
ソルベを配り歩く有志を見つめてゼシカがにっこりと礼を言う。
「いやー、喜んで貰えたら良いんですけど」
照れる宇佐見にゼシカは目を細める。
「こちらは私達で致しますから、望月君はどうかくつろいで下さいね。お茶のご用意もありますから」
「じゃぁ遠慮なくっ」
ゼシカの薦めに頷くと、宇佐見はきょろきょろと辺りを眺めながら庭園の奥へと歩いていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月21日
参加申し込みの期限
2014年03月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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