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<CI@SP>Evergreen≒Deciduous
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「これで……大丈夫、かな?」
高尾 日菜
は、HUDにマッピングデータなどダンジョンの探索結果をPT間で共有する為の改造を行っていた。
今回は状況が状況だけに、直樹もキャットアイランドサーバの空き領域を快く貸してくれた。
「PvPとかだとまた別だろうけど、ギルドシステムみたいなものの雛形になって、後で本格運用する時に役に立つかも知れないしね」
「助かります」
HUDを作った地味男子も喜んでいるようだ。
全体連絡は一時的に作ったグループのチャットで行い、PT内のみの会話はHUD付属の機能を若干弄って対応可能にした。
ラジオ放送用のモジュールを役立てて貰えればと放送機材を持ち込んだ『せれね』こと
夢宮 瑠奈
も、物々しい計器やモニターをねこでんに盛っている理想学園生や運営協力者のロボット物マニアに説明を受けていた。
「放送に使うモジュールは、基本的に一方通行の機能なんだよね。本来、外部で録った音声をストリーミング放送に流して、こっちのサーバから受け取り手のパソコンが受信するように組んであるものだから」
「そうなんですか……」
「通信関係は大丈夫っぽいから、君もグループに入ってHUDを装備しておけば状況は把握出来るかな。映像を流せる奴もいるし、そっちで活躍してくれるとみんな喜ぶよ」
ライブ見てたよとニンマリするロボマニアに、瑠奈は「はあ」と返すのだった。
「……という感じです。後は」
「なるほどね、大体感じは掴めたわ」
日菜の説明を受けた璃音は、改造されたHUDを確認した。
情報を統括しているサーバや、各種モニタリングはオペレーションルームと化したねこでん内に可視化され、閲覧し易くなっている。
「なんだかすごいところにいる、ような気がする」
いかにも特等席といった誂えのブース内に腰掛けて、インカムを付けた瑠奈は胸に手を当てる。
こういう部屋はロボットアニメなどでよく見るけれど、何をどうやって操作するのか全く分からない。
(や、やっぱりこんぴーたは難しいよぉ)
自分が操作する訳じゃないと分かっていても、なんだか不安でドキドキしてしまう。
HUDの改造には、日菜と共に
八神 修
も携わっていた。
「サーバーには余裕があるから、空き容量の件は問題ないよ。でも、八神くんが更に加えようとしている改造はHUDの範疇から見ても難しいね」
「そうか……」
直樹の言葉に、修は小さく嘆息した。
修は独立運用させたHUDを用いて、ダンジョンにいるAIを格納しようと考えていたのだが。
「逸る気持ちは分からないでもないよ。でも幾ら君でも、もしもの時焦って冷静な判断が出来なくなってしまったら、みんなとても困ると思う」
「俺は焦ってなんか……」
「分かるんだよ」
優しく口を挟むのは、
桜井 ラッセル
だった。
兄貴肌で内心繊細な部分を持つ彼だから、いつも沈着冷静な友人の様子の変化はよく分かる。
「アーティが外に出る切欠作ったの、気にしてんのかよ」
「……俺がした事が、結果彼女を危険に晒してしまう事になってしまったんだ」
観念したように目を伏した修に、ラッセルは微笑を浮かべた。
「……確かに危険に晒したのかもしんねー。けど他のマヌカノイドたちも来てる。最終的に、アーティは自分で選んで来たんだろ?」
「確かにそうだが」
話しながら流れていくラッセルの視線を追うと、
霧生 深雪
たちと話しているアーティの姿がある。
自らの選択で進む事。それは、意思ある存在にしか出来ない事だ。
「師匠の大事な子供でもあるんだ。全力で守るだけだ」
「じゃあ、こっちの世界では私は子沢山ね」
ラッセルの決意の言葉にMystiqueはクスリと笑った。
「八神くんには良い友達がいるね」
目を細め、呟く直樹。
「僕は鈍くさいし、一緒に行ったとしても君みたいに咄嗟に冷静な判断や対処は出来ないと思う。……頼りにしてるんだよ」
そう言うと、彼は何かのパネルを出して何かの操作をした。
「一時的に、ダンジョンに行くみんなが『オブジェクトを回収する』コマンドを使えるようにしておいたよ」
文字通り、アバターがオブジェクトを置く事が可能なエリアで放置されているもので、特に運営側での調査が必要なオブジェクトを回収する為のコマンドだという。
「これを使えば、対象のオブジェクトを運営側の専用スペースに転送出来るんだ」
このコマンドで、破壊されたマヌカノイドの残骸が残っていたら出来るだけ回収して欲しいという。
ただキャットアイランドの領域でない場所で、何処までこのコマンドを使えるかは分からないようだ。
「権限、か……」
少々厄介そうに修が呟く。
電子ネットワークの世界は申請と認証の連続だ。
自動にせよ手動にせよ、受け取る側がサインを承認しなければ、送り手にはどうする事も出来ない。
「もしかしたら、修復の時役立てられるかも知れない。……外界の存在については手の出しようがないけど」
「うーん、やっぱりダメだね」
直樹の言葉に被るように、神田ちゃんが溜息をつきながら何処かから戻ってきた。
「どうだった?」
「『Evergreen』が存在するサーバについて調べてみたけど、登録されていなかったよ。サービスの提供元も誰が使用しているのかも、全然分からない」
「どういう事だ?」
苦手な横文字が飛び交うのに眉をしならせ、ラッセルが尋ねる。
「ネットの世界でも、場所には住所みたいなものが割り当てられてるんだ。ブラウザで見ると『www.なんとか』ってアドレスが載ってるだろう? ああいうのね。でも、Evergreenというエリアに関して、今分かっている限りの事で調べてみても、何処にあって誰が住んでいるかどういう場所なのか、全く分からないって事。住所不定、みたいな」
「場所が住所不定って、何か変じゃない?」
「そこは突っ込まないで」
直樹に茶々を入れられて、締まらない笑みを浮かべる神田ちゃん。
「とにかく、人間の世界からは『存在しない事』になっている領域なのかも知れない。もしかしたら……だけど、ここは神魂の影響で出来たか、今まで人の目に晒されなかったものが、神魂によって僕たちの前に姿を現したのかも知れないね」
ネットに纏わる不可思議な話や都市伝説の類は、らっかみが落ちてくる前から色々あった。
「SFなんだかファンタジーなんだか……」
Mystiqueは若干呆れるような声を漏らした。
「あ、そうだ師匠。もしかしたらなんですけど」
ラッセルは、ソラを作った時友人がモニターの前で何かを反転させるろっこんを使用した時の事を話した。
「ソラのスクリプトつか、あいつのろっこんで……?」
「初めて私のところに来た頃の事よね。色々詰め込む前、この子のスクリプト用のファイルが真っ白になってたっていう」
彼の呟きに答えたMystiqueは、しばし考え込んだ様子の後告げる。
「正直、スクリプトだけ私たちの世界に呼び出されてしまったなんてぶっ飛んでるわ。でも、神魂の力が絡んでるのなら、あり得ない事じゃないのかも」
現に神魂の影響によって人々が異世界に飛ばされたり、異世界の者に召喚されたりという出来事が度々起こっている。
神魂と人の魂が結びついて生まれたろっこんの力で、不確定とはいえそれに似た事を再現出来てもおかしくはない。
「問題は……向こうでそのスクリプトがどうなっているか見当がつかない事ね。もしマヌカノイドの不具合の一因になっているとしたら、今影響が途絶えているのは向こうでも何か起きている訳だし。ややこしい事になっているかも知れないわ」
「データ通信の中にある情報から、キャットアイランドに干渉してきたという事なら……こっちに帰って来たかったのかな?」
直樹の声に分からないとMystiqueのアバターは首を振り、
「でも、そのスクリプトがこちらに戻って来られるとして、今のままではちょっと具合が悪いわね」
とラッセルの胸ポケットに納まっているソラを見た。
「あら? なんだか元気がないわね」
『ラス、イッタ。ガマンシロッテ』
「あー……」
しょんぼりしている小鳥について、ラッセルは説明する。
「そうなの? ソラはもう外部から干渉を受けても不具合を起こさない段階の筈だけど……まあ、この先何があるか分からないわ。ラスくん、これからマヌカノイドの主としては、周囲の状況やその変化を察するのも大切になってくるわ。この子の事はあなたが一番分かるでしょう、よく見ていてあげてね」
「は、はい! ……ソラ、俺の襟元とか移動してもいいから、周り見えなくなったら頼む」
『ウン!』
「それで、話の続きなんだけど」
「あ、はい」
一段落したところで、Mystiqueは話を続けた。
「仮に以前のソラのスクリプトが戻ってきたとして、このままだと問題があるわ」
「俺も、帰る場所がなくなるのはいけねぇって思ってました。でも、ソラは説得出来るかもしれねーんだ。友達だから当たり前だけど、守らないと!」
「? まあ、そうね……」
Mystiqueは何処か困ったような声音を零す。
「ただね、スクリプトがこっちの世界に戻ってきて、ソラの中にマヌカノイドを動かすスクリプトが二つある状態になったら、どうなると思う?」
「あっ」
同じ重要度のスクリプトがそれぞれ読み込まれたら、まともに動作しないのは明白だ。
「ソラの外見データ、コピーさせてくれる? まあ本当……こんなケース前例がないし、上手くコピーした方に定着させられるかは分からない。向こうで何かあって、準備がムダになる可能性もあるわ」
でも、何もせずに手を拱いているなんて出来ないとという彼女に『もう一羽のソラ』を迎える準備としてラッセルは彼女に青い小鳥の外見となるオブジェクトをコピーして送った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
前回シナリオ
<CI@SP>マヌカノイドはリアル・ワールドの夢を見るか
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月20日
参加申し込みの期限
2014年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月27日 11時00分
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