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●お食事に、夢中
メレンゲのように柔らかいドレスの裾が翻る。
思っている以上の勢いで
荒井 景貴
に連れられて、
紅林 柳霞
はプティフールのコーナーに向かっているらしかった。
真っ先に手を伸ばしたのは、さくらんぼと洋酒のタルト。相談をしたわけでもないのに、同じ真っ赤なタルトを白い皿によそった。
そうして他のものは後回し。
席に着くと、景貴は早速タルトに齧りついた。
毒々しいくらいの赤が口の中に消えていく。柳霞のドレスも、チェリーと同じくらいの濃紅だった。
そのタルトを景貴が夢中になって食べている。
そして急に我に返ったように、景貴は肩をすくめた。
「洋酒が入ったデザートに目がなくて、つい……」
酔ってしまったのかと思うほど、景貴の頬が朱に染まった。
彼のネクタイも同じような深紅である。
スマートカジュアルのスーツの中で照れくさそうに俯いているように柳霞には見えた。
「すみません……」
ちょっとだけ可愛らしい。
そう柳霞は思っていたのが、「洋酒を使ったデザートが好きなんだね」という言葉にも笑みと一緒ににじみ出た。
そのせいでますます景貴は、恥ずかしそうに申し訳なさそうに残りのタルトを食べている。
「どうしても欲しいものはしっかり確保しないとね」
「そ、そうですね……」
からかえばからかうほど、景貴は困ったような顔をする。
そんな景貴の困り顔を見ると、柳霞の胸の奥がざわつく。無意識に「いいなぁ」と言っていた。
「あ、あまりからかわないで下さい」
慌てる景貴をよそに、「ん、美味しい」柳霞もチェリータルトに舌鼓をうつ。
針のむしろ、というより、ずっと羽根でくすぐられているような時間を乗り切り、景貴は改めて料理を取りに行く。
もちろん柳霞も一緒にだ。
「なにがお好きですか?」
「うーんと……あ、素麺なんて美味しそうだね」
「いか素麺ですか。では、はい。どうぞ」
先ほどの失態を挽回するように、景貴は率先して柳霞の分の料理も取り分けていく。
「ありがとう」
『元気いっぱい』という柳霞の笑顔を見ると、こんな些細なことでいいのならいくらでもしてあげたい。そんな気分になってくる。
「あとは……あ! 鉄板焼きもあるんだね!」
柳霞の視線の先を辿ると、いかにもというような鉄板の側に、人の良さそうなシェフが立っていた。目が合うと小さく会釈をしてくる。
「お好みのものはございますか」
シェフが指さしたのは、綺麗に刺しの入った牛肉や大ぶりの海老、というような主菜になるようなものから、瑞々しい季節の野菜――焼きトマトもしてくれるそうだ――が用意されていた。
「えっと、どれも美味しそうなんだけど……」
今度は柳霞が困った顔をする番だった。ただし景貴のように照れくささの混じったものではないが。
どうしてそんな顔をするのか。すぐに理由に思い当たり、景貴は微笑みかける。
「全部美味しそうですけど、大きさもありますね。よければシェアしませんか?」
「ほんと? ありがとう」
抱きついてくるのではないか、思わずそう錯覚するほど柳霞は喜んでくれた。
人懐っこい柳霞のようすを見て、シェフの視線も柔らかいものになる。
「ではおふたりで一人前をご用意させていただきますね」
「はい!」
「よろしくお願いします」
そう言って、シェフは順番に食材を鉄板に上に並べていった。
バターを垂らしたり、すこしだけ塩を振りかけたり、それから豪快にワインで火を起こしたり……。
鮮やかなシェフの手さばきをふたりで楽しみながら、完成を待つ。
ときおり、好みを確認されることもあり、あっという間の時間だった。
「どうぞ」
新しいお皿に綺麗に盛りつけをして、シェフはお皿を景貴に手渡してくれた。
ふたりで食べることを考慮して、すべて食べやすい大きさで偶数個に切りそろえてあった。
「ありがとう」
「ありがとうございます」
声を合わせて御礼を述べてから、おすすめだというステーキをふたりはそれぞれ口に運んだ。
「美味しいッ」
「……そうですね」
ステーキから、赤い赤い肉汁が溢れでた。
とくんと血が心臓から送り出されたということをやけに感じる瞬間だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月19日
参加申し込みの期限
2014年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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