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寝子島(全景)
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寝子島高校
厳正な抽選の結果、貴方様がご当選されました。
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●お食事の前に
雲の端っこまでくっきりと見えるようないいお天気。
寝子電バス――青空のバスは、そんな空にも負けじと元気いっぱいに走っていた。
「へへ、智瑜おねーちゃん、今日はよろしくお願いしますっ!」
「うん、そうだね。よろしくね」
甘 喜好の妙にきびきびとしたお辞儀に倣って、
宮祀 智瑜
も頭を下げる。
狭いバスの座席の窮屈さが、なんともおかしくて、喜好はくすくすと笑みをこぼす。
通路を挟んで反対の窓際の席には、日差しを受けて甘 祥子が微笑んでいた。
元気なのは、天気でもバスでもなくて、智瑜自身かもしれない。
今日の高級ホテルのビュッフェ試食会。
本当は智瑜の祖父母が行くはずだった。
けれどビュッフェなんて落ち着かないからと祖父母は言い、智瑜が参加することになる。
けれど落ち着かないのは、心細いのは智瑜も同じ。
そこで祥子に声をかけ、そしてなんと彼女も当選していた、ということを知った。
そうして智瑜は甘家のふたりと一緒に試食会に向かうこととなった。
「美味しいご飯楽しみだね、おねーちゃん!」
「デザートばっかり食べてたら駄目だからね」
「はーい!」
家族で、お食事に行くみたいです。
智瑜は窓の外に視線をやった。
めまぐるしく景色は変わっていった。
星ヶ丘寮のラウンジにも柔らかな太陽の光は差し込んでいて、磨きぬかれた調度品が控えめな輝きを放っている。
ソファーに座り込んでいた
伊予 祐
の顔が、うっすらと机に映り込んだ。
「っふ」
自分の顔に向かって笑いかけると、当然ながら彼も同じように返してくれた。
ご機嫌な理由は単純で、彼も試食会の招待状を受け取ったのだった。
透き通っていると錯覚するような黒のスーツをきっちりと――三つボタンの一番下は外して――着込んで、そこから見えているのは眩しいライトグレーのベスト。
ポケットからわずかに顔をのぞかせるハンカチーフが、さりげない清潔感を演出していた。
「TAS君、待たせしまったか?」
そして祐の元にやってきたのは、やはり同じように品の良さが垣間見える男だ。
長い足、細い腰がますます強調されるようなラインの黒いスーツを纏い、すらりと足を伸ばして彼はやってきた。
「ああ、渚砂お兄さん。そんなに待ってないぜ」
「おおそれはよかった。お兄さんともあろうものが、待たせてしまうのは忍びないからね」
霧生 渚砂
が微笑んだ。
紅玉の瞳が姿を隠した。
(これがデキる大人の休日だぜ)
満足気に頷いて祐は立ち上がる。
「今日はお誘い感謝する。でもTAS君は本当にお兄さんでいいのか? もしかして友達、いないのか?」
ただ、デキているのは見た目だけだった。
さっそく渚砂は無意識の言葉の槍を祐に突き立てる。
「い、いるよ! ただ皆仕事だっただけだよ!」
思わず声が裏返ってしまったことを恨めしく思いながら、祐はぷいと顔を背けた。
「恋人とかは居ないのか?」
「え、ばっ、バーカ! 言わせんな恥ずかしい」
本当は可愛い子と一緒に行きたかったとか、デートの予行練習のつもりだとかそんな下心があったのだが、そんな本音を見せる訳にはいかない。
咄嗟に慌てて誤魔化すと、
「はっ、お兄さんは友達だぞ!」
渚砂は勝手に勘違いしたらしく、祐の顔色を窺うようにじっと凝視してきた。
「よ、よかったら呼び捨てでよんでいいかな? TASって呼ぶぞ!」
子犬みたいだ。
「ああ、」
祐は子犬を蹴り飛ばすこともできず、適当に相槌を打つ。
今日はデキる男の休日を過ごすと決めている。取り乱してはならない。
「おはよう椿。その色、よく似あってるな。さすがだ」
「八神ぶちょー、今日はよろしくお願いします!」
その脇で、
八神 修
が
椿 美咲紀
の手を取ってエスコートしている。
品が良い範囲から出ない程度に可愛らしさを兼ね備えた装いの美咲紀と、見るからにそういう格好に慣れてますよという修。
彼らは運転手付きの車で出かけていくのだろう。
祐はけして羨ましくなどなかった。
デキる男の休日を過ごすのだから。
「た、TAS!」
「どうした?」
「よ、呼んでみただけだ!」
「……そうか」
デキる男の休日を過ごしてやる!
強く誓いを立て、祐と渚砂は歩いてステラ・デッラ・コリーナへと向かうのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月19日
参加申し込みの期限
2014年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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