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真夏の肝……腕試し!
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「いい腕してんな、だがそれが限界か?」
「まだまだ! それとも、実力を測ってるってわからないのー?」
待合室でまったりとした空気が流れる中、
姫神 絵梨菜
と
鳴神 楓
はいまだ死闘を繰り広げていた。
絵梨菜はステップを取りながら後退すると一呼吸置き、リズムに乗って舞い飛び楓の脳天めがけてかかとを振り下ろした。
「いいねえ、たぎるわ」
楓は振り下ろされる足の軌道を見切り、脚の横に手を添えるようにして弾いた。軽く弾いたようにも見えたが、絵梨菜の体は岩でもぶつかったように回転する。
「ふッ!」
楓が脚を弾いた動きに合わせて蹴りを繰り出す。無駄のないしなやかな動きだったが、それは絵梨菜も同じだった。弾かれた反動で回転し、蹴りをしゃがんでかわし、足払いをかけた。
「おぉ」
楓が感嘆の声を漏らした。地面に手をつき、体をひねって体勢を整える。
「やるじゃねえか、おい」
「あなたも凄い強いね! ちょっと本気出しちゃおうかなっ」
絵梨菜がにっこりと微笑むと、若干周囲の空気が変わったのを楓は感じ取った。
「(すいぶん余裕あるみてぇだな……いや、笑った途端に雰囲気が変わったってことは、どんどんテンション上げてくタイプか)」
楓がそんなことを考えていると、不意に風が流れ、髪の毛がチッ、と音を立てた。
「最初の一撃で倒すのは卑怯だからね! でも次は当てるよー!」
楓の髪を鳴らしたのは、頬をかすめた絵梨菜の鋭い蹴りだった。あまりの急激な加速に目がついていけなかったのだ。
「……こいつはどうも、テンション上げてくってタイプでもなさそうだな」
つぶやく楓の表情は、反応できなかったにも関わらず、非常に楽しそうな微笑をたたえていた。
「そういえば、名前聞いてなかったな。なんてーんだ?」
「姫神絵梨菜よ。あなたは?」
「鳴神楓だ。姫神、俺も本気で行くからよ、存分に仕合おうや」
楓は目を閉じると意識を集中させた。頭のなかで体に雷が流れるイメージを思い浮かべる。
「行くよっ!」
絵梨菜が再び鋭い蹴りを繰り出す。常人の目には止まらないほどのスピードだったが、残念ながら相手は常人からいささか離れていた。
楓は回転の動きで絵梨菜の脚をさばくとそのままみぞおちに拳を差し込み、たまらず絵梨菜が腰を折ると下がった首に片脚をかけ、逆の脚で絵梨菜の顎に膝蹴りを食らわせた。
「うぐっ!」
あまり強く当たったふうでは無かったが、顎と脳へのダメージは大きい。絵梨菜はふらりとぐらつくと、たまらず地面に膝をついた。
「無理しねぇで横になってな、本気と言いつつ多少手加減はしちまったが、しっかり頭は揺らしといたからな」
そう言うと鳴神は満足したようにその場を去った。絵梨菜のカウンターはひとつも減っていなかったが、どうやら一本入れることに夢中で頭から抜けてしまったらしい。
「Hey! 鬼さんこっちダヨ!」
身軽な動きで翻弄するイヴを追いながら、零と士は顔を見合わせた。
「士殿、どう見る?」
「まあ十中八九おとりだろうけど……エレノアがほぼ戦闘不能な以上、こっちもあの夫婦を合流させたくはないね」
柘榴に捕まったエレノアは目と手足を拘束されて地面に横たわっていた。何も知らない人が目にすればかなり物騒な画だが、救出しようにも毒島夫妻に美穂戸も自由に攻めてくるので難しかった。
イヴの動きは、どうもある一点を中心として円を描くように移動しているように見える。
「では、この女性を追う役目は拙者が引き受けよう。士殿は回り込みを」
「わかった、くれぐれも用心してくれ」
士は一瞬だけペンライトを取り出して「何かあったら連絡する」と合図を出しておきつつ、方向を変えて森に入っていった。
「(もしあの人が薬屋さんの作戦に従ってるのなら、動きを読むのはそう難しくはない。これまでの動きから考えるに、どうやらあの橋を中心に反時計方向に回ってるみたいだ。とするとここは橋の……北? 側だから、西側へ急げば挟み撃ちができるな。いや、確実に先回りするなら南側……しかし、あまり離れすぎてもよくない。じゃあ南西、いや南南西に……)あれ?」
ちょっとまてよ、と士は脚を止めた。
「夏神と別れた時、俺はどの方向に向かっていって、今まで走って来た? 考えてる間も走ってたし、もしかしてかなり変な場所に来てるんじゃ……」
周囲を見回し、耳をすませるが特に人の声も聞こえない。うーん、と士は少し考えこむと、赤のペンライトを取り出してつけた。そして照明弾よろしく木の上までぽーんとほうり投げた。何回かやれば誰かが見てくれるだろうが、それが必ずしも味方とは限らない。そんなことを考えながらペンライトを頭上に放り投げていた士だったが、ふいに手が滑ってペンライトが木の枝に当たり、あらぬ方向へと飛んでいってしまった。
士はどこに落ちたかと探しまわったが、光がついていてわかりやすいはずのペンライトはどこにも見当たらない。
「これは……まずいな」
「士殿は……まだ来ておらぬか」
零はぽつりとつぶやいた。
やはり回りこみというのは無理があったかと考え始めた時、イヴがふと走るのをやめた。
「む?」
「あー、枝にひっかかって血が出ちゃったヨ」
見ると確かに、イヴの頬から少量ではあるものの血が垂れていた。零はイヴが戦意を喪失したかと一瞬考えたが、イヴの顔はにこやかだった。
「せっかく怪我したんだから、やらなきゃ損だよネ! ……『エーバ・ヘイ』」
「? 一体何を……、っ!」
イヴはそれまでの逃げの姿勢から一転、猛然とパンチやキックを繰り出してきた。
「あー、やっぱり使いやがったか。俺と合流するまで待てって言ってたのによ」
「あー! 柘榴! あのベトナムっ娘倒したノ!? アハハハ!」
「今まいてきたとこだ……ったく、もう結構出来上がってんじゃねえか」
やれやれといった感じで、柘榴も構えをとる。
「さて……やろうか」
零は単身で実力者二人を相手にするという状況にあせりを感じた。
「(士殿はいったいどこに……とはいえそこまで遠くに行っているわけでもあるまい、ペンライトを高く投げ上げれば気付いてくれるでござろうか)」
零はペンライトを懐から取り出すと、舞を踊るように空中に放り投げた。ペンライトに二人が一瞬視線を移した隙に零はお札を取り出して口にくわえ、流れるような動きで手刀を四方八方に振り動かした。
「何だ……? うおっ」
途端に大量の木の葉が舞い、雨のような木の葉で視界が遮られた。
零は木の葉に隠れて柘榴の後ろに回り込み、樹の幹を蹴って上空からの奇襲を図った。
「おおっ!」
柘榴はギリギリで気がついて避けたが、木の葉で地面が隠されているのもあってつまづき、体勢を崩してしまった。
「もらった!」
零はよろけた柘榴のカウンターを狙って地面を蹴ったが、その時獣のような速度でイヴが迫り、零の胴に鋭い蹴りを叩き込んだ。
イヴはまだ理性をそこまで失ってはいなかったが、かなりテンションが上がっているらしい。およそ手加減のない打撃で零に追い打ちをかけ、零が木の幹に背中を打ったところにさらにイヴが迫る。
「く……む、無念……!」
笑顔のイヴと目があって零が諦めたように目を閉じたが、イヴの体は零のすぐ目の前でビタっと止まった。
「ちっと冷静になれ、イヴ」
柘榴がイヴの体を羽交い締めにするように固める。イヴの脚は零のカウンターをちょうど押しており、カウントは0を刻んでいた。
「わりいな、こいつを正気に戻さなきゃなんねえから、名札はそこらへんに置いといてくれや」
21:15
夏神 零
(カウント0)、敗退。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
むょりん
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月10日
参加申し込みの期限
2014年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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