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暑いしだるいし、モウヤメミ~ン!
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◇声には声を
廻 春告
ははじめ、おびただしい数のセミが一斉に鳴きはじめたのだと思った。
目の前では二人の少女が春告をかばい、モウヤメミンに立ち向かっている。
ろっこん「虚偽声楽(フェイク・ショウ)」の力で、
雨寺 凛
が次々とセミの合唱を浴びせていく。
(さっきみたいにはいかないんだから! てゆーか、これ以上みんなを恥ずかしい目にあわせるなー!)
他のセミが縄張りにきたと勘違いしたのか、モウヤメミンは鳴きやんで様子をうかがっている。
恵御納 夏朝
は春告に「下がってて」と合図を送り、おかしな鳴き声を中和すべくヘッドホンに流す音楽の音量を上げていく。
黙って守られているわけにはいかない。
そう思って春告もできる事を探したが、再度使おうとしたろっこんの効果は表れない。
気まぐれな力だけに、連続で使用できるとは限らないらしい。
(こんな時に……)
思っている間にもセミの鳴き声は彼の耳に流れこんでくる。
悔しさいっぱいに砂を握る拳すら、ほどけていくのを彼は感じた。
モウヤメミンが再び鳴きはじめたのを見て、凛が網を構えて木へと近づいていく。
捕まえるなら、警戒をゆるめている今が最大の好機だ。
(モウヤメミン、覚悟ーっ……!)
だが、彼女が網をふりおろすより早く、相手は木から飛び立ってしまった。
羽音が聞こえ、お留守になった樹木の表皮を網が叩く。
――逃げられた。
そう思って凛が振りかえると、地面でセミがもがく音が聞こえてきた。
夏朝が網をおさえている。すんでのところで彼女がフォローしてくれたらしい。
「……恨みはないけど、大人しくしててね」
「ギリギリセーフ、だな……」
立ち上がった春告が、モウヤメミンを虫カゴへ移すのを手伝っている。
虫カゴのフタが閉まったのを確かめ、凛は糸が切れたようにへたりこんだ。
眼帯をはめ直した春告が、夏朝と凛にあらためて向き直る。
「今回は二人に助けられた形だな。借りはそのうち返すよ」
「いいって、そんなの! 私たちだけじゃ見つけられなかったし、お互い様だよ!」
一騒動乗り越えたのも互いの行動あってこそと、名乗りをかわす。
セミが鳴きやんだので普通の声で話していたが、凛はふとあることに気がついた。
「ところで春告くん、耳が聞こえないんじゃなかったっけ?」
「ああ、それは……」
出会い頭にはそう説明したが、いま会話が成り立っている以上それでは筋が通らない。
少し悩んだ後で、春告は「耳栓をしてたんだ」とごまかすのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月13日
参加申し込みの期限
2014年03月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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