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空中散歩デートジェラート
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シーサイドタウンの大観覧車は、今日も盛況であるようだった。
普段なら立ち寄らないであろうその場所に、
八神 修
は何か思いつめたような表情で立っていた。
見回してみると、自分とさほど年が変わらないであろう少年と少女が仲睦まじく歩いている様子が目につく。観覧車といえば寝子島の中でもトップを争うほどのデートスポット。カップルが多いのもごく自然だ。
そんな風景を遠巻きに眺めながら、彼は小さく息を着く。
八神は最近、恋心を自覚した。
初めて抱いたその思いとどう向き合えばいいのか。気がつけば彼はいつもそのことを考えるようになっていた。
(学生の本分は学業。……とはいえ、この気持ちをあっさり切り捨てたくはない)
この思いを告白しようと決意はしたものの、果たして自分は彼女とどういう関係でありたいのか。
優秀であるがゆえに、彼は恋愛にも真摯に向き合い、考え、そして悩んでいたのだ。
ぼうっと歩いていると、ちょうどゴンドラから降りる見慣れた人影が目についた。小柄な少年と長身の青年――友人の
霧生 深雪
とその同居人の
霧生 渚砂
だ。
「深雪、それに渚砂も」
声をかけられた深雪は八神の姿に気づき、ぎく、と少し気まずそうな表情を浮かべてみせる。
「げ、シュウじゃねえか」
男二人で女子みたいに観覧車を楽しんでいたなど、あまり友人には知られたくない。なんつータイミングだよ、とため息を着く深雪を不審に思う様子は見せず、八神はちょうどよかったと二人に歩み寄る。
「二人で観覧車に乗っていたのか。景色はどうだったか?」
特に茶化すことはせず、八神はあくまで自然な態度でそう話しかける。てっきり何かからかわれると身構えていた深雪は、彼の様子に若干肩透かし食らったような表情を見せた。
「景色? あ、ああ、けっこうよかったぜ。なあ渚砂」
「うん。初めて乗ったんだけど、あれって高いんだな」
また乗ってもいいかも、とうきうきした様子で観覧車を見上げる渚砂。どうやら気に入ったようだ。
「とか言ってさ、こいつ結構ビビッてたんだぜ?」
深雪が意地の悪そうな顔でそう言うが、渚砂はこともなげに肩をすくめてみせる。
「最初はね。でも深雪が膝に――」
「あーっ、何言ってるんだバカ! ……いいかシュウ、今のは気にするな」
眉根を寄せてすごむ深雪に、八神は思わず苦笑した。もちろん二人の時間をあれこれ詮索するつもりはない。
「……それにしても、二人は仲がいいな」
ぽつりと言った八神の言葉に、深雪は意外にも否定しなかった。少し気恥ずかしそうに顔を背けつつも、まあな、とぶっきらぼうに肯定する。一方で、そんな深雪の様子に渚砂は嬉しそうな笑みを見せる。
そんな友人たちの姿を、八神はじっと見守っていた。
(友人、恋人……どんな間柄でも、一緒にいたいと思える人に対する気持ちは――)
気持ちは、本質は、変わらないはずだ。
二人と別れたあと、八神はひとり観覧車に乗っていた。
地上よりずっと近くに見える青空は、彼の煮詰まっていた頭をスッキリさせてくれる。
(そうだ、何も難しく考えることはなかったんだ)
彼女との関係はまだただの友人だ。思いを告げることで、その先に進むかもしれないし、今の関係が壊れてしまうかもしれない。
けれど、それでも彼は彼女のことが好きだから。
その返事の如何に関わらず――好きになってよかった、思いを告げてよかったと思えることこそが、人を好きになるということなのだろう。
深雪と渚砂のように、それは恋愛関係だけに留まらず、きっと友情や家族愛でも同じことが言えるはずだ。
だから、これから二人の関係性がどう変わろうとも、彼女から「好きになってくれて嬉しい」と思われる存在になればいい。ただそれだけのことだったのだ。
どこか晴れ晴れとした顔で観覧車を降りた八神は、ふとそのふもとにジェラート屋が出店していることに気づいた。
そういえば同じ部活の可愛らしい友人が、ここのジェラートを食べたいと言っていたことを思い出す。
せっかくだからおみやげにひとつ買っていこう。友人の喜ぶ姿を想像しながら、八神はジェラート店へと歩き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月28日
参加申し込みの期限
2014年03月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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