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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
逆転！？大騒動～これじゃ水着が着られない～雄っぱいもあるよ！
・夜空に消えた幻！明日を信じて！
ぴんぽんぱんぽーん♪
夏のイケイケBGMがぷつっと切れて、のどかな電子音が流れる。
駅ビルにいる人たちの頭上から、年若い男の声が響いた。
「お客様にお知らせです。胸の大きさにお悩みのお客様、昔の自分に戻りたいお客様、昔の自分と同じくらいの人とのハグなどのスキンシップがその第一歩。理想の胸を体に教えてあげましょう当ビルはサマーセールを実施中です。屋上特設会場では新作水着をはじめとしたマリンスポーツ商品を取り揃えております。この機会にぜひ、足をお運びください……」
聞き覚えのある声に後木が首を傾げる。
「この声……修ちゃんなのだ？」
胸のサイズが変わった人々が放送を聞いて首を傾げる。
「なるほど、元のサイズの胸を持つ人物とハグをすれば良いのか」
スケッチブックから顔を上げた旅鴉が放送内容を理解して頷く。
「解決方法が分かったのなら、いつでも良いか」
ややこしい手続きがいる訳でもない。それよりもう少しで何か良いアイデアが浮かびそうなのだ。
騒動などどこ吹く風で旅鴉は熱心にスケッチブックに向かうのだった。
「そのせいでござるか……」
放送を聞いてうんざりした声を出すのは、婦人服売り場で女物の服に着替え終えた夏神だ。
「すまぬ、悪く思うなよ」
先ほどから見知らぬ人々が襲い掛かって、もとい抱きついてくるのをかわすのに忙しい。
放送が流れてから、殺気だった複数の視線が自分に突き刺さるようだ。
「これは……元のサイズに戻りたいものに狙われている、ということでござるか……」
夏らしいミントブルーのフレアスカートをひるがえして襲い来る乙女や乙男（オトメン）をひらひらかわしていく。
「見知らぬ人とそのような触れ合いは、いささか困るでござるよ」
鍛錬の成果か、誰にも捕まることなく婦人服売り場を抜け出すことに成功する。
「やれやれ、他に方法はないものか……それも面倒でござるな」
他の方法を探すのも面倒になり、夏神はそのまま帰宅することにした。
「戻らなければ、それはその時じゃな」
「ふぇ～これでほんとに、おむねさんは元にもどるですかぁ～？」
半べそで放送室の床にへたり込むのは駅ビルの放送係だ。
「ええ、大丈夫ですよ。無理を言って済みませんでした」
紳士的な微笑を浮かべた八神が、安心されるように深く頷く。
「それなら良かったのですよ～」
八神が借りていた放送マニュアルを差し出すと、放送係が情けない笑顔を浮かべながらそれを受け取る。
「では、俺はこれで」
「あ、ぎゅーはしなくて良いんですかぁ？」
間延びした話し方で首を傾げる放送係の胸に、ちらりと視線を向ける。
「元の大きさでないと、ただのセクハラになってしまいますから」
放送係の胸は自己申告と胸元のぶかぶか具合からみて、巨乳さんから普通さんへの変化のようだ。八神は雄っぱいから普通さんへの変化なので、この二人が抱き合っても何も起こらないはずだ。
ふれあいコーナーで元に戻った動物たちの変化を観察して八神が出した推論だ。
「じゃあ、私はおむねさんがおっきくなってたセンパイとぎゅーします～」
深々と頭を下げて放送係は先輩を探しに行った。
「さて……俺も適当な男性を探さないとな」
「みゃー」
パトラが籠の中から顔を出す。
「お手柄だったね、パトラ」
「みゃーうぅ……」
撫でられてもどこか不服そうな声に八神が笑う。
「忘れてないよ、リボンだろう？ ご褒美に良いのを買って帰ろうか」
「みゃー♪」
八神の言葉に満足したのか、撫でる手にじゃれ付いて満足そうなパトラだ。
「という訳で、お願いです！ 後ろから抱きつかせて下さい！」
「へ？ 竜司ちゃんセンパイなのだ？」
水褌に部活Tシャツ一枚の後木。その前にスライディング土下座で冴木が現れた。
「胸を元に戻したいんです！ その際ちょっと手がすべちゃっても仕方ないよね！？」
「ハグするのだ？ 別にいいのだー」
本音と建前、両方を宣言する冴木に、特にこだわりもなく後木が抱きつく。
「うん？ 真央ちゃんは変わらないのだ？」
「……あ……」
ぷしゅるるるっ、と冴木の胸が巨乳さんから雄っぱいさんへと戻る。
「竜司ちゃんセンパイは元に戻ったのだ？ よかったのだー」
「……もどった」
消えた重みと膨らみに冴木は呆然と胸元を撫でる。が、無いものは無い。
「これで竜司ちゃんセンパイは大会出れるのだ、真央ちゃんも大会出られるように誰かとハグしてくるのだー」
うつろな先輩を残して、後木は条件の合う相手を探しに行く。
ぴんぽんぱんぽーん♪
夏のイケイケBGMがぷつっと切れて、のどかな電子音が流れる。
駅ビルにいる人たちの頭上から、年若い男の声が響いた。
「お客様にお知らせです。胸の大きさにお悩みのお客様、昔の自分に戻りたいお客様、昔の自分と同じくらいの人とのハグなどのスキンシップがその第一歩。理想の胸を体に教えてあげましょう当ビルはサマーセールを実施中です。屋上特設会場では新作水着をはじめとしたマリンスポーツ商品を取り揃えております。この機会にぜひ、足をお運びください……」
聞き覚えのある声に後木が首を傾げる。
「この声……修ちゃんなのだ？」
胸のサイズが変わった人々が放送を聞いて首を傾げる。
「なるほど、元のサイズの胸を持つ人物とハグをすれば良いのか」
スケッチブックから顔を上げた旅鴉が放送内容を理解して頷く。
「解決方法が分かったのなら、いつでも良いか」
ややこしい手続きがいる訳でもない。それよりもう少しで何か良いアイデアが浮かびそうなのだ。
騒動などどこ吹く風で旅鴉は熱心にスケッチブックに向かうのだった。
「そのせいでござるか……」
放送を聞いてうんざりした声を出すのは、婦人服売り場で女物の服に着替え終えた夏神だ。
「すまぬ、悪く思うなよ」
先ほどから見知らぬ人々が襲い掛かって、もとい抱きついてくるのをかわすのに忙しい。
放送が流れてから、殺気だった複数の視線が自分に突き刺さるようだ。
「これは……元のサイズに戻りたいものに狙われている、ということでござるか……」
夏らしいミントブルーのフレアスカートをひるがえして襲い来る乙女や乙男（オトメン）をひらひらかわしていく。
「見知らぬ人とそのような触れ合いは、いささか困るでござるよ」
鍛錬の成果か、誰にも捕まることなく婦人服売り場を抜け出すことに成功する。
「やれやれ、他に方法はないものか……それも面倒でござるな」
他の方法を探すのも面倒になり、夏神はそのまま帰宅することにした。
「戻らなければ、それはその時じゃな」
「ふぇ～これでほんとに、おむねさんは元にもどるですかぁ～？」
半べそで放送室の床にへたり込むのは駅ビルの放送係だ。
「ええ、大丈夫ですよ。無理を言って済みませんでした」
紳士的な微笑を浮かべた八神が、安心されるように深く頷く。
「それなら良かったのですよ～」
八神が借りていた放送マニュアルを差し出すと、放送係が情けない笑顔を浮かべながらそれを受け取る。
「では、俺はこれで」
「あ、ぎゅーはしなくて良いんですかぁ？」
間延びした話し方で首を傾げる放送係の胸に、ちらりと視線を向ける。
「元の大きさでないと、ただのセクハラになってしまいますから」
放送係の胸は自己申告と胸元のぶかぶか具合からみて、巨乳さんから普通さんへの変化のようだ。八神は雄っぱいから普通さんへの変化なので、この二人が抱き合っても何も起こらないはずだ。
ふれあいコーナーで元に戻った動物たちの変化を観察して八神が出した推論だ。
「じゃあ、私はおむねさんがおっきくなってたセンパイとぎゅーします～」
深々と頭を下げて放送係は先輩を探しに行った。
「さて……俺も適当な男性を探さないとな」
「みゃー」
パトラが籠の中から顔を出す。
「お手柄だったね、パトラ」
「みゃーうぅ……」
撫でられてもどこか不服そうな声に八神が笑う。
「忘れてないよ、リボンだろう？ ご褒美に良いのを買って帰ろうか」
「みゃー♪」
八神の言葉に満足したのか、撫でる手にじゃれ付いて満足そうなパトラだ。
「という訳で、お願いです！ 後ろから抱きつかせて下さい！」
「へ？ 竜司ちゃんセンパイなのだ？」
水褌に部活Tシャツ一枚の後木。その前にスライディング土下座で冴木が現れた。
「胸を元に戻したいんです！ その際ちょっと手がすべちゃっても仕方ないよね！？」
「ハグするのだ？ 別にいいのだー」
本音と建前、両方を宣言する冴木に、特にこだわりもなく後木が抱きつく。
「うん？ 真央ちゃんは変わらないのだ？」
「……あ……」
ぷしゅるるるっ、と冴木の胸が巨乳さんから雄っぱいさんへと戻る。
「竜司ちゃんセンパイは元に戻ったのだ？ よかったのだー」
「……もどった」
消えた重みと膨らみに冴木は呆然と胸元を撫でる。が、無いものは無い。
「これで竜司ちゃんセンパイは大会出れるのだ、真央ちゃんも大会出られるように誰かとハグしてくるのだー」
うつろな先輩を残して、後木は条件の合う相手を探しに行く。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年02月21日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年02月28日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年02月28日 11時00分
