this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<CI@SP>マヌカノイドはリアル・ワールドの夢を見るか
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
21
つぎへ >>
●Arty●
「そろそろ時間か……」
chミケ、寝子島シーサイドタウン駅の改札前に、Neinこと
八神 修
はいた。
隣家からダイブした深雪と、何処か影のように添う
常闇 月
も一緒だ。
「それにしても、よくここまで再現出来たな」
本物と遜色ない駅ビルを見上げる深雪と並び、修が口を開く。
「完成しているのは外側だけで、中は駅の部分以外まだまだだと言っていたがな。だが、実際の企業もVRに注目しているらしい」
「へぇ……」
仮想空間の店舗から企業のサイトを閲覧出来たり、ヴァーチャルならではの展開の構想もあるらしい。
各地にある『妖精の森』を経営しているネフィリムという会社も、寝子島店側の近しい人物がここで遊んでいたこともあってか、自社ブランドのドールをアバターやマヌカノイド仕様にしてコラボモデルを発売するなど、フットワークの軽さを見せている。
無印の人形師が作るマヌカノイドよりはちょっと高いが、ブランド名が付いてもリサちゃん人形のお家くらいのお値段で「現実のドールには憧れるけど手が届かない……」という層に好評だという。
「トラの方だと、ここの南に大きい遊園地が作られてるって話だよ」
「それは楽しみなのですっ。完成したら一緒に遊びに行きたいですねーっ!」
日菜と璃人も、合流していた。
暫くすると、駅の床に設置されている光を放っている円の中に、直樹と円がテレポートしてきた。
この円は駅など要所要所にあって、場所のお気に入りフォルダにデフォルトで入っているポータルポイントなのだ。
「僕たちが一番最後みたいだね、待たせてごめん」
「まだ約束の5分前だ。それに、市橋に送る資料を纏めていたんだろう?」
駆け寄ってくる直樹に、気にするなというようなニュアンスで八神が答える。
「うん、出来るだけは集めたかったから……。えっと、殆どの人は会ったことあるかな?」
「俺はまともに話したのは最近だけど、知り合いだよな」
「霧生先輩のことはちゃんと覚えてるよ」
深雪と直樹の遣り取りに、修は頷いた。
「なら、神木と初対面なのは常闇だけだな。彼女は心強い友達だよ」
その声を合図に、月は静かに前に出る。
「ご紹介に預かりました常闇です」
「ここの管理者やってます、神木直樹です。よろしくね」
円が顔を覗き込むように、ひょこっと爪先立ちする。
「かわいい子ー、八神くんの彼女?」
「え? 違う違う、確かに常闇は魅力的だが……」
修には胸に秘めた人がっ。
軽く焦ったのは修だけで、月は然程気に留めていないのか表情も変わっていない。
「……」
むしろ、深雪の方が座りの悪そうな顔をしていた。
「先輩、どうしたの?」
直樹は不思議そうに小首を傾げる。
「いや……こんな格好してきたのけど、ちょっと恥ずい……ような」
深雪はゴスロリの王子様バージョンのような服装に、白い猫耳と猫の尻尾を付けていた。
「サティみたいだなと思って着けたんだ……」
という猫耳は伏せられ、尻尾はだらんと垂れ下がっている。
「うーん、ここだと結構誰でも着けてるから、変には見られないと思うけど……あ、そうだ」
何か思いついたらしく、直樹は猫耳と尻尾を取り出した。
「みんなで着けたら良いんじゃない?」
「……は?」
修は耳を疑った。
「はいこれ円ちゃんの分で、こっちが……」
「わーゴスロリ猫耳だー」
「それが必要とあらば、私は異存はないですが……」
「あ、うちの耳と尻尾だ! 私たちも着けよっか」
「うふふ、日菜さん可愛いのです」
目の前の猫耳ーズを見ていると、家の猫たちを思い出すなぁ。
でもなんかこのままだと本来の目的が行方不明になりそうだ。
「俺は遠慮しておくよ」
修は努めて冷静に言い放った。
chトラ、シーサイドタウンエリアのちょっと入り組んだ場所にある、Mystiqueの工房。
Mystiqueは今、ダイブしていないらしく彼女そっくりのアバターがソファに掛けていた。
「師匠ー! 弟子入りさせてください!」
「いいわよ」
「ま、俺はかなり本気ですけどね
……って、今なんて!?」
彼女のマイクが笑った気配を拾う。
「ラスくんのこと、前々から筋が良いとは思ってたからね。でも、私の弟子になるならスパルタでいくわよ? 今年中に一人前になって貰わないと」
「お、おう……!」
彼女が来年職場復帰するのは前聞いていたし、望むところのラッセルである。多分。
「よっしゃーよろしくお願いします! ……あ、それからソラのことで相談が」
「ソラ? その鳥の事か?」
横から男性の声が聞こえて、ラッセルが見遣るとそこには達磨の姿。
というか、アリーセと小麗、そして悠華という女の子のアバターまでいた。
Mystiqueの「スクリプト自体には問題がなく、バグも出ていない」という説明に、
『ううーん……バグじゃないの? ……なんなんだろ、よくわかんないよぉ(泣)』
と言っていた悠華も、テンションを維持するのに疲れてきたのか黙っている。
「お、お客さんだ! お茶出さねーと!」
弟子入りとソラの事で占拠されていたラッセルの頭に、先客の姿が飛び込んで口走ってしまった。
Mystiqueが思わず噴き出す。
「あははは、やっぱ良いわ、ラスくん。まあ今は座ってちょうだい、この子たちもマヌカノイド絡みのお客様だから」
「あ、そうだったんですか」
なんとなく浮かんだ照れを何処かに追い遣りつつ、ラッセルは腰を下ろした。
「その事なんだけど」
次に口火を切ったのは達磨だ。
「実は、ミスティにマヌカノイドを作って貰ったのは、今起きてるマヌカノイドの不具合に関して、調べる為だったんだ」
「あら、そうだったの。なら言ってくれれば良かったのに……ツィギーは『まだ』異常は出ていないでしょ?」
「ああ……って、何か知ってるのか?」
確信めいて尋ねるMystiqueに、達磨は意外そうな顔をする。
「まあ、私も色々調べてるし、アリーセちゃんや他の顔馴染みさんも聞き込んでくれてたからね」
足をプラプラさせている小麗の横で、アリーセが頷く。
「ええ……私は交流のある音楽関係の人たちに聞いてみたんだけれど、不具合が出始めたのは設置されてから大体半月以上のマヌカノイドらしいの」
「そうだ、俺もそんなような話聞いた……!」
公園の動物好き仲間から聞いた話を、ラッセルも思い出した。
「マヌカノイドもしゃおりーたちみたいに、色んなものを見たり感じたりして、勉強するのか?」
「学習して覚えるスクリプトが組み込まれていればね。でも、ログに残らない内容まで蓄積されるなんて、『フツウ』ならありえないことなんだけれど……今何処まで『普通』が通じるのかしらねぇ」
首を捻った小麗にMystiqueが答え、肩を竦める。
「『まるで何かに耳を傾けているようだ』ーって言ってた人もいたのだ、マヌカノイドにしか聞こえないナニカがあるのかもしれないのだ」
という小麗の顔を、アリーセは眺めた。
「何かが切欠で、マヌカノイドに特殊な能力が備わった……ということかしらね」
「もしかしたら、キャットアイランドにもれいびがダイブするのが原因で。マヌカノイドがもれいび化してるとか?」
達磨は自分が考えていた仮説を告げた。
そうねぇ、とMystiqueはゆっくり紡ぐ。
「マヌカノイドがもれいびになれるだけの素質を持っているかは、まだ分からないわ。でも……ナニカになろうとはしているかも知れないわ」
呟いたMystiqueが、ちょっとだけと言いながらダイブしてきた。
「ラスくん、ソラに少し試したいことがあるんだけど、良い?」
「? なんですか?」
彼女ならマヌカノイドに無体はしないだろうと、ラッセルはソラを乗せた手を差し出す。
目をぱちくりしているソラの前で、Mystiqueは指を鳴らす。
「……?」
『ナニ?』
数秒経っても、何も起こらなかった。
「やっぱり」
Mystiqueはひとつ答えを得たように呟き、ダイブを解く。
「アリーセちゃんの『マリー』の件は了解よ。この内容なら納品まで二週間くらいだと思うわ。
……みんな、時間は大丈夫? だったら、これから一緒にアーティのところに行ってみない?」
やにわの提案に、えっという空気が流れた。
「ちょ、あの、師匠。今のなんだったんですか?」
お出掛けようの服装に着替えるMystiqueのアバターに、ソラを掌に乗せたままラッセルが迫ると、意味深な含み笑いが耳をくすぐった。
「私のろっこんは『指を鳴らす』のが発動条件で、『任意の人形を一体、一時的に操る』のよ。そして普通のマヌカノイドなら、問題なく発動出来ていた」
アリーセが腰を浮かし、小麗は目を丸くする。
「……それって!」
「あの鳥さんは人形じゃないってことなのだ!?」
そして気付く。
これを今見せたということは、アーティもまた、ただの人形ではなくなっているかも知れないと。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
21
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<CI@SP>マヌカノイドはリアル・ワールドの夢を見るか
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月15日
参加申し込みの期限
2014年02月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!