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●メイド海の家にて(8)●
【寝子ヶ浜海岸・砂浜】
マーメイドでビキニを購入した後、ひとしきり海で泳いだ
城山 水樹
は、少し休もうと浜へ上がった。そこで、砂浜を歩いてきた誰かとぶつかり、
「……っと、」
「ごめんなさい」
詫びるその相手の顔を見て、水樹はハッとする。知っている顔だったからだ。ぽかんと間の抜けた声で、
「……あなた、あの時の?」
その女性……
朝鳥 さゆる
も、水樹の顔を見て一瞬驚くが、
「あら……この前はどうも」
とこちらは落ち着いて微笑みを返した。お互いの名前も素性も知らない2人だったが、彼女たちは1週間前、とあるきっかけで出会っていたのだ。
ビーチでの思わぬ再会に、少し戸惑う水樹だったけれど。やがて先ほどの海の家で、食事や休憩ができたことを思い出し、どちらからともなく誘い合わせて、2人はマーメイドに向かった。
【海の家・マーメイド】
そのマーメイドで、たこ焼き担当の
海士野 乙女
は、はりきってタコヤキを焼いていた。
「海はいい。青い空、白い雲。人々はたこ焼きを欲し、
ネコはあんまりいない……素晴らしい」
この乙女、猫アレルギーでちょっと猫が苦手なのである。まあ店内に、猫耳メイドの
哀坂 零葉
がうろついてたりするけど、あれぐらいなら大丈夫。
「海は確かにいいと思うけど……海士野さん、この格好、暑くない?」
その隣りでパック詰めを手伝っていた、
鹿嶋 洋美
が汗を拭きふき訊ねる。このタコヤキ売り場は、出店のように外に面しており、しかも常時熱を扱う場所だ。さらに午後を回って、陽射しも一層強くなってきた。
「私、結構辛くなってきたかも。
格好が格好だから、熱中症とかにも気をつけなくちゃ……」
とメイド服の胸許をぱたぱたさせる洋美。しかし乙女の方は平然と、
「確かに暑いけど、私の色気はそう簡単に安売りしないよ!」
そう宣言して、肌の露出の極めて少ない正統派メイド服で、忙しく立ち働くのだ。
「海士野さんって、本業もたこ焼き屋さんなんですよね?」
「ああ、代理店主だけどね」
バイト組の中では年長のこの2人、年が近いこともあって割と気遣いなく話せる。目付きが異様に鋭いこのたこ焼き屋さん、最初は取っ付きにくかったのだけれど。思い切って洋美の方から話しかけてみれば、実際はかなりフレンドリーで、話したがり屋だと分かった。
「欲を言えば私自身が出店したかったけど、ちょっと予算が厳しいからねぇ……
この夏はマーメイドさんでバイトさせてもらってるってワケさ。
お姉さんはフリーターだって?」
「うん、でもメイド服着たのはここが始めてかな……
ま、まぁ、セクシーな格好させられた挙句にネットにアップされるよりかはマシだけど」
ところでその洋美、さっきから乙女の作っているピンク色のたこ焼きが、気になっている。
「ああ、これかい? おまけで配る、シークレットたこ焼きさ」
「シークレット……たこ焼き?(きょとん)」
「海の家と言うからにはやっぱり外せないのが、たこ焼き、そして一夏の淡い恋物語……
その両方をみんなに届ける為、私なりに考えたスペシャルメニューさ」
「ほうわー、面白そうですね! 寝高新聞部です、突撃取材させて下さいなっ」
そのメニューの話を聞き付けやって来た、
椿 美咲紀
がキラリン八重歯で、乙女にICレコーダーを向ける。
「このピンクのたこ焼き、生地は食紅かな? 中身は何ですかぁ?」
「具材はエビ・チーズ・ウィンナー・明太子・おもちのうち、
どれか1つがランダムで入ってるよ。
でも見た目は同じだから、中身を予想するのは難しい筈さ」
「あ、いらっしゃいませ!」
洋美の挨拶に顔を上げれば、そこにちょうどやって来たのは、先ほどの
朝鳥 さゆる
と
城山 水樹
だ。その2人に、乙女も威勢よく声を掛ける。
「そこの美女お2人さん、美味しいたこ焼きはどうだい?
今なら1人前につき1つ、このスペシャルたこ焼きをおまけでプレゼントだ!」
「たこ焼きだって」
興味を惹かれた様子で、水樹とさゆるが、
「おまけって?」
「そこに作り置きしてあるから、お客さんがそれぞれ、好きなのを選んでね」
そこで急に声をひそめて、意味ありげに目配せをする乙女。
「ここだけの話、同じ具材を引き当てた人同士は相性バッチリだとか……」
そう言われて、水樹とさゆるの2人が顔を見合わせる。
「さぁ、こいつを話のタネにナンパに走るも良し、
アベックで1人前ずつ注文して運試しするも良し!
さぁさぁどうだい、お客さんたち?」
「じゃあ、1つ貰おうかしら」
「私にも1つ」
「ハイ、毎度あり!」
乙女の調子の良い口上で、立て続けに2コのたこ焼きが売れた! そして、2人がそれぞれ引き当てた、シークレットたこ焼きの中身は──共にチーズ。
「わわっ、さっそく相性ピッタリなのです♪」
思わず歓声を上げる美咲紀に、顔を見合わせる水樹とさゆる。
「お2人はお友達ですかぁ? とっても仲がいいんですね!」
「さあ他のお客さんも、ものは試しだ、やってごらん!
例え別々の具材が当たっちゃっても、そこは胡散臭いたこ焼き屋が
適当にでっち挙げただけの迷信、気にしちゃダメだよ!」
そうして改めて席に案内され、たこ焼きを食べ合いながら、
「あたしたち、相性ピッタリなんだってね」
先ほどのたこ焼き屋に言われたことを思い出し、冗談めかして
朝鳥 さゆる
が言う。
城山 水樹
が、それに少々気まずそうに笑い……そして改めて、1週間前のことを思い出す。
ちょっとムシャクシャすることがあって酒に酔い、その勢いで行きずりの相手と一夜を共にしたことがあった。その時のお相手が、目の前の彼女……さゆるだったのだ。
ここでようやく互いの名前を名乗り、そしてさゆるが含み笑いで、こう訊ねる。
「あたし、何歳に見えますか?」
「何歳って……私と同じぐらいに見えるけれど」
「実は私、15歳なんです」
「えっ?」
相手が自分よりも5歳年下と知って、驚く水樹。そして、その大人びた様子に、
(私が15歳のときってこんな感じだったっけ?)
その後は、またとりとめもない話をしながら。移動したビーチで日光浴をしているうちに、いつしか2人はそのまま、深いまどろみの中に落ちるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月23日
参加申し込みの期限
2014年03月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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